概要
Microsoftは、Microsoft EdgeおよびInternet Explorer 11でのAdobe Flash Playerのサポート終了を2020/12/31であるとアナウンスしています。WebOTXでは、運用管理を行うツールとしてFlash Playerを利用したWeb版統合運用管理コンソールを提供しています。
これについて、WebOTXの対応方針と対処方法を示します。
影響のある製品
Web版統合運用管理コンソールはWebOTXに配備されたWebアプリケーションです。そして、実行時にはWebブラウザ内で動作するFlash Playerを利用します。このため、次の2つの条件に合致した場合に影響があります。
[Webブラウザを起動するクライアント]
Webブラウザを起動してWeb版統合運用管理コンソールにアクセスするクライアントの環境が、次URLに記載されているOSとWebブラウザに合致する場合に影響があります。
ライフサイクルに関する FAQ - Adobe Flash Player
https://docs.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/faq/adobe-flash-player
[Web版統合運用管理コンソールが動作するWebOTX]
Flash Playerを利用したWeb版統合運用管理コンソールは次の製品に含まれており、それらがサポートする全てのOSで影響があります。
WebOTX Web Edition V6.3～V6.5
WebOTX Standard-J Edition V6.3～V6.5
WebOTX Standard Edition V6.3～V6.5
WebOTX Enterprise Edition V6.3～V6.5
WebOTX Enterprise Service Bus V6.4～6.5
WebOTX 開発環境 V6.3～V6.5 (*1)
WebOTX UDDI Registry V3.3～V3.5
WebOTX Application Server Web Edition V7.1
WebOTX Application Server Standard-J Edition V7.1
WebOTX Application Server Standard Edition V7.1
WebOTX Application Server Enterprise Edition V7.1
WebOTX SIP Application Server V7.1
WebOTX Enterprise Service Bus V7.1
WebOTX Developer V7.1 (*1)
WebOTX UDDI Registry V7.1
WebOTX Application Server Web Edition V8.1
WebOTX Application Server Standard-J Edition V8.1
WebOTX Application Server Express V8.2～V8.3
WebOTX Application Server Foundation V8.2～V8.3
WebOTX Application Server Standard V8.2～V8.3
WebOTX Application Server Enterprise V8.2～V8.3
WebOTX SIP Application Server V8.1
WebOTX Enterprise Service Bus V8.1～8.3
WebOTX Portal V8.2～V8.3
WebOTX Developer V8.1～V8.3 (*1)
(*1) WebOTX 開発環境およびWebOTX Developerは、「テスト用サーバ」を
インストールしている場合のみ影響があります。
詳細
2020年12月31日でAdobe Flash Playerのサポートは終了し、2021年以降にはWindows Updateによる削除が予定されています。
サポート終了後にAdobe Flash Playerに脆弱性が検出された場合、Web版統合運用管理コンソールを利用する上でセキュリティ上のリスクが発生します。また、Adobe Flash Playerが削除された場合、Web版統合運用管理コンソールは利用できなくなります。
対処方法
Web版統合運用管理コンソールに変わる次の代替手段で運用管理を実施してください。
- 運用管理コマンド (otxadmin コマンド)
- AjaxベースのWeb版統合運用管理コンソール (V8.2 以降)
- 統合運用管理ツール (WebOTX Administrator)
異なるWebOTXのバージョンの運用管理は行えません。運用対象のWebOTXのバージョンに含まれる手段をご利用ください。
関連情報
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