バックアップスケジュールの指定にはどのようなタイプがありますか？

バックアップスケジュールは、以下の8レベルの組合せにより、週／月単位で指定することができます。

• FULL
  変更されたかどうかにかかわらず、すべてのファイルをバックアップします。
• Incremental
  Level にかかわらず、最後のバックアップよりも後に変更されたファイルをバックアップします。
• Cumulative incremental(9.1.1以降)
  最後のフルバックアップよりも後に変更されたすべてのファイルをバックアップします。
• Logs only(9.1.1以降)
  NetWorkerモジュールによって作成されたデータベースのトランザクションログがバックアップされます。 詳細は NetWorker Module for Microsoft (NMM) のマニュアルをご参照ください。
• Synthetic full(8.0.1以降)
  フルバックアップと前回までの増分バックアップを統合し、新しいフルバックアップを作成します。バックアップ時刻は前回の増分バックアップ＋数秒となります。 savegrp実行時はレベルに「synth_full」「incr_synth_full」を指定します。
• Skip
  スケジュールバックアップをスキップします。
• Level[1-9](8.2.1以前)
  最後の、より番号の小さい Level のバックアップ実行よりも後に変更されたファイルをバックアップします。 FULLバックアップは、Level 0 と考えます。 より番号の小さい Level のバックアップの後に、 同じ Level またはより番号の大きい Level のバックアップが実行されていても、 それらのバックアップは 無視されます。
  例)
  • Level 1 は、最後の FULLバックアップよりも後に変更されたすべてのファイルをバックアップします。
  • Level 3 は、最後の Level 2 または Level 1 または FULLバックアップよりも後に変更されたすべてのファイルをバックアップします。
• Consolidate(7.6.x以前)
  最後の Fullバックアップよりも後に変更されたデータをすべてバックアップし、 これらの変更を、最後の Fullバックアップ時の内容にマージし、新たなFullバックアップを作成します。

また、Override(無効化)機能により、特定の日付に対するバックアップレベルを個別に設定することができます。
以上は、Schedules ウィンドウで設定することができます。
また、スケジュール設計時には、「リカバリする時にどのくらい前のデータが必要か」などを考慮し、 ブラウズポリシーおよびリテンションポリシーを設定することも必要です。
バックアップレベル、ブラウズポリシー、リテンションポリシーの詳細は、 『NetWorker 管理者ガイド』を参照してください。