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よくあるご質問(サポートFAQ)

CLUSTERPRO:CLUSTERPROの環境でウイルス対策ソフトを使用する場合の注意事項を教えてください。

質問内容

CLUSTERPROの環境でウイルス対策ソフトを使用する場合の注意事項を教えてください。

回答内容

ウィルス対策ソフトが動作している環境でCLUSTERPROを使用する場合、CLUSTERPROが正常に動作しない場合があります。
ウィルス対策ソフトによりOSのAPIの動作に制限が発生したり、通信が正常にできなくなることに起因します。
現在確認できている異常な動作は以下の通りです。
  • ディスクリソース、ミラーディスクリソース、ハイブリッドディスクリソースなどのディスク系のリソースの活性処理に失敗する。
  • ディスクリソース、ミラーディスクリソース、ハイブリッドディスクリソースなどのディスク系のリソースの非活性処理に失敗する。
  • クラスタサービスの起動/停止および、クラスタ操作/状態表示が遅延する。
  • クラスタサービスのメモリ使用量が増大する。
  • Builderやclpcfctrlコマンドによるクラスタ構成情報のアップロードが正常に動作しない。
  • WebManagerで接続するサーバによって各オブジェクトのステータスが異なる。またはclpstatコマンドを実行するサーバによって各オブジェクトのステータスが異なる。
  • CLUSTERPRO Eventサービスの起動に失敗する。
[対処]
ウィルス対策ソフトで以下の設定を行ってください。
  • CLUSTERPROのインストールディレクトリをスキャン対象から除外する。
    ※CLUSTERPROのインストールディレクトリの既定値は、「%SystemDrive%\Program Files\CLUSTERPRO」ですが、インストール時に任意に変更可能であるため、お客様環境により異なる場合があります。
  • CLUSTERPRO関連のサービスを挙動監視対象から除外する。
    CLUSTERPRO関連のサービスについては、こちらをご確認ください。
  • CLUSTERPROが使用する通信ポートについて通信制限を解除する。
    (ウィルス対策ソフトにファイアウォール機能が搭載されている場合)
    CLUSTERPROが使用している通信ポート番号については下記を参照してください。
    • CLUSTERPRO Xの場合
      スタートアップガイド
    • CLUSTERPRO Ver8.0の場合
      クラスタ生成ガイド
    • CLUSTERPRO Ver6.0~Ver7.0の場合
      GUIリファレンス
  • ディスク系のリソースのパーティション配下をスキャン対象から除外する。または、ディスク系リソースの活性後にスキャン対象に追加し、ディスク系リソース非活性前にスキャン対象から削除する。
    スキャン対象の変更がスクリプトが実行が可能な場合には、CLUSTERPROのスクリプトリソースを追加することで、ディスク系のリソースの活性処理の後、非活性処理の前にスクリプトリソース(Ver8.0以前の場合、スクリプト)でシェルスクリプトを実行することで実現が可能です。

    [用意するスクリプト]
    A. スキャン対象を追加、反映するスクリプト
    B. スキャン対象を削除、反映するスクリプト

    ウィルス対策ソフトの仕様に依存しますので、お客様でご用意ください。

    [設定手順概要]
    スクリプトリソースを追加します。
    • 開始スクリプトに上記Aを設定します。
    • 停止スクリプトに上記Bを設定します。
    • 依存関係は、ディスク系リソースより浅く(ディスク系リソースの深度数より、追加するスクリプトリソースの深度数が大きく)なるように設定します。
      →ディスク系リソースが活性化された後にAが、ディスク系リソースが非活性化される前にBが実行されます。
  • CLUSTERPRO X の場合、内部バージョン 11.31 以降を適用する。内部バージョン 11.31 にて、ウィルス対策ソフトとの共存問題(CLUSTERPROの動作遅延)を回避する処理を追加しており、クラスタサービスの起動/停止および、クラスタ操作/状態表示が遅延する事象を改善する可能性があります。
[備考]
上記の対処は、すべてのウィルス対策ソフトに対して有効であることを保証するものではありません。
ウィルス対策ソフトの仕様によっては、ディスク系リソースへのアクセスを抑止できない場合があり、そのようなウィルス対策ソフトについては、上記の対処では現象を回避できない場合があります。

製品名カテゴリ

CLUSTERPRO X
CLUSTERPRO

補足/関連情報

このFAQの対象製品バージョンは以下のとおりです。

  CLUSTERPRO for Windows Ver6.0
  CLUSTERPRO for Windows Ver7.0
  CLUSTERPRO for Windows Ver8.0

  CLUSTERPRO X for Windows
  CLUSTERPRO X SingleServerSafe for Windows

関連情報

  • コンテンツID: 3150113350
  • 公開日: 2018年10月11日
  • 最終更新日:2023年04月28日

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