インターネットに関する基礎知識
ネットワーク上でマシンを一意に識別するための番号をIPアドレスと呼び、通常、192.168.0.1 のような 0〜255 の数値(バイト)4つで指定します。基本的には、インターネットに接続する世界中すべてのマシンが、一意のIPアドレスを持つ必要があります。
IPアドレスの割り当て
現在日本ではJPNIC(
http://www.nic.ad.jp/ )という機関が、IPアドレス割り当ての元締めを行っています。IPアドレスを得るには、直接JPNICに割り当てを申請するか、誰かに割り当ての代行をしてもらうか、OCNやBIGLOBEなどのプロバイダ経由で再割り当てをしてもらう必要があります。
ネットワークアドレス
IPアドレスは、ネットワーク部とホスト部から構成されています。基本的には
- 1.0.0.0 〜 127.255.255.255 の場合は先頭1バイト
- 128.0.0.0 〜 191.255.255.255 の場合は先頭2バイト
- 192.0.0.0 〜 223.255.255.255 の場合は先頭3バイト
がネットワーク部と決められていましたが、もっと柔軟に構成を変更したいという要望から、
プライベートアドレス
しかし、世界中のすべてのマシンにIPアドレスを割り当てるにはアドレスの個数が足りないため、直接外部のインターネットとは通信しないマシンには、下記の範囲のアドレスに限って、申請無しで利用することができます。これをプライベートアドレスと呼びます。
- 10.0.0.0 〜 10.255.255.255
- 172.16.0.0 〜 172.31.255.255
- 192.168.0.0 〜 192.168.255.255
プライベートアドレスを割り当てたマシンは、直接外部のインターネットと通信できません。プロキシサーバを経由するか、NATやIPマスカレードなどのアドレス変換を行う必要があります。(詳細別途)
ローカルアドレス
上記の他にも、特別なアドレスがあります。下記のアドレスは、常に自分自身を示すアドレスとして使用されます。これをローカルアドレスと呼びます。
ネットワークアドレスとネットワークマスク
IPアドレスは、ネットワークアドレス部とホストアドレス部から構成されます。ネットワークマスクは、IPアドレスのうち、どの部分までがネットワークアドレス部なのかを示します。