Webページへの不正アクセス監視
Webページへの不正アクセス監視の概要
Webページへの不正アクセス監視は、Webページ改ざんの検出を目的とした機能です。
Webサーバで公開しているファイルに変更がないか「チェック」することができます。
「チェック」を行うためには、監視規則を定めた「ポリシー」と、「ポリシー」に基づき作成された「データベース」が必要となります。
「チェック」は、基準となる「データベース」と、現在の状態が一致しているかどうかを比較し、一致していない場合を「違反」とみなします。
「違反」の内容は「レポート」に記録されており、「編集レポート」として参照することができます。また、「編集レポート」をe-mailでシステム管理者宛に送付することができます。
※表示項目に関しましては、形態により表示されない項目等がありますのでご注意下さい。
設定
Webページへの不正アクセス監視を使用するための設定を行います。
- ポリシー設定
- 監視対象や監視項目等のポリシーを設定する項目です。
- 環境設定
- e-mailで送信する編集レポートや監視スケジュールについて設定することができます。
即時実行
データベースの更新やチェックを行うことができます。
- 整合性チェック
- 設定したポリシーとデータベースに基づいて、チェックを行います。
チェックを行うには、設定したポリシーで一度データベースを作成(更新)している必要があります。
- データベース更新
- 設定したポリシーに基づいて、データベースを作成します。データベース更新を行うためには、ポリシーを設定している必要があります。
表示
整合性チェックの結果を記録したレポートから、編集レポートを作成し参照することができます。
- レポートレベル
- レポートから、編集レポートを作成する際の詳細度を指定します。詳細度は、0〜4の5段階となっており、数値が大きいほど詳細な編集レポートを表示することができます。。
- レポートファイル
- 現在保存されているレポートファイルの一覧を表示します。レポートファイルの作成日時、ファイルサイズが表示されます。
注意事項
- 「違反」が報告された場合、その内容を確認してください。改ざんではない可能性があります。「違反」=改ざん であるとは限りません。
- 「データベース」が更新されていない場合、同じ「違反」が何度も報告されることになります。そのため、「データベース」は定期的に更新することが必要となります。
- Webページへの不正アクセス監視は、改ざんの検出を目的としており、改ざん方法等を検出することはできません。
- Webページへの不正アクセス監視を使用する場合、設定手順は【ポリシー設定】->【環境設定】の順番で行ってください。【ポリシー設定】を行っていない場合、整合性チェックの実行やデータベースの作成ができません。
- 【ポリシー設定】の内容によっては、【整合性チェック】・【データベース更新】で高負荷状態が続くことがあります。これらを実行する際は、負荷状態を注意するようにしてください。詳細は、「ポリシー設定の追加・編集」の注意事項の欄を参照してください。
関連項目