バックアップの世代数やスケジュール、バックアップ方式を設定します。
[設定] ボタンを選択すると、指定された内容でバックアップの設定を行います。バックアップはスケジュールに従って実行されます。
[即実行] ボタンを選択すると、指定された内容でバックアップの設定を行った後に、バックアップの即時実行を行います。この時、バックアップは設定したスケジュールを無視して実行されます。
- 説明
- この項目の説明です。
- 世代
- バックアップファイルを保管する個数を指定します。ここで指定した個数を越えるバックアップファイルは、古いものから順に削除されます。
世代はローカルディスクで指定されているディレクトリごとに管理されますので注意してください。
- スケジュール/時刻
-
バックアップを行うタイミングを指定します。指定方法は次の4通りです。
- ・毎日何時何分に行う
- ・毎週何曜日の何時何分に行う
- ・毎月何日の何時何分に行う
- ・この項目のバックアップは行わない
- [即実行] ボタンを選択すると、上記指定に関わらずバックアップが即時実行されます。
- バックアップの対象となるドメイン
- バックアップの対象となるドメインを指定します。指定方法は次の2通りです。
但し、ユーザのホームディレクトリ, メールスプール, メーリングリストで有効です。
- ・すべてのドメインのバックアップを行う
- ・選択したドメインのバックアップを行う
- また、システムスプールをバックアップ対象とするか否かを指定します。
但し、メールスプールで有効です。
- なお、バックアップ対象は必ず存在する必要があります。
- バックアップの対象となるディレクトリ
- バックアップの対象となるディレクトリまたはファイルを指定します。
ルートディレクトリ(/)から指定してください。
複数指定する場合は、スペース、改行、カンマ( , )のいずれかで区切ってください。
但し、ディレクトリ指定で有効です。
- バックアップ方式
- バックアップファイルをどこに置くかを指定します。
- ローカルディスク
- このマシンのローカルディスクにバックアップを行います。
- また、マウントすることにより他の Linux マシンや Windows マシンにバックアップができます。
- ただし、マウントされていない場合、このマシンに新規でディレクトリが作成されますので注意してください。
- なお、マウントの設定は、ディスク画面でサポートされています。
- ディレクトリ
- バックアップ先のディレクトリを指定します。既定ディレクトリは、/var/backup です。
- Samba ではここで指定されたディレクトリにおいてバックアップ対象が圧縮されます。
- Samba
- Samba を利用して、Windows マシンにバックアップを行います。
実行前にあらかじめ Windows マシンに共有ディレクトリを設定する必要があります。
実行時は、最初にバックアップ対象が圧縮され、次に圧縮ファイルが Windows マシンへ転送されます。
- ワークグループ名(NTドメイン名)
- Windowsマシンが所属するワークグループ名、またはNTドメイン名を指定します。
- Windowsマシン名
- バックアップ先の Windows マシン名をホスト名または IP アドレスで指定します。
- 共有名
- Windows マシンに設定した共有名を指定します。
- ユーザ名
- Windows マシンの共有フォルダにアクセスできるユーザ名を指定します。
- パスワード
- ユーザのパスワードを指定します。
-
注)Windowsマシン名にIPアドレスを指定してバックアップを実行した際、
以下のメッセージが出力されますが、影響・問題等はありませんので無視してください。
- session request to a.b.c.d failed (Called name not present)
session request to a failed (Called name not present)
※a.b.c.d はIPアドレス、a はIPアドレスの先頭を意味する。