レコードの編集・追加
レコードの編集
既に設定されているレコードの値を編集できます。
レコードのタイプも変更できます。
そのZone全体に対するレコードとして設定する場合、左の欄は空欄で設定してください。
MXレコードを編集する場合は、一番右の欄で優先度(0〜32767)も設定してください。
例)mailserver.nec.co.jpを優先度0のMXレコードとして編集するとき
レコードの追加
そのZoneにレコードを新しく追加します。
追加できるレコードは以下の8種です。
そのZone全体に対してMXレコード、NSレコードを追加するときは一番左の欄を空欄にして
設定してください。
また、MXレコードを追加するときは優先度(0〜32767)も設定してください。
例)ドメイン名で追加したZone(正引きファイル)にサーバ名news、IPアドレス10.0.0.3の
Aレコードを追加するとき。
注意事項
- FQDN(フルドメイン)で指定する場合は、必ず最後にドット(.)を記述してください。
Aレコードは、名前からアドレスへのマッピングを指定します。
書式:hostname IN A address
- hostname
- ホスト名を指定します。
- 省略形(ドメイン名を除いた名前)またはFQDN(フルドメイン)で指定してください。
- address
- 32ビットのインターネットアドレスを指定します。
PTRレコードは、アドレスから名前へのマッピングを指定します。
書式:address IN PTR hostname
- address
- hostnameのアドレスを指定します。
- hostname
- ホスト名を指定します。
- 必ずFQDN(フルドメイン)で指定してください。
CNAMEレコードは、別名を定義します。
書式:hostname IN CNAME hostname2
- hostname
- 別名を指定します。
- hostname2
- ホスト名を指定します。
- 省略形(ドメイン名を除いた名前)またはFQDN(フルドメイン)で指定してください。
NSレコードは、このゾーンを管理するネームサーバを指定します。
書式:所有者 IN NS name-server-dname
- 所有者
- 空欄にするとそのZone全体に対して設定します。
- 個別に設定する場合は、ドメイン名またはネットワークアドレスを指定します。
- name-server-dname
- DNSのホスト名を指定します。
- 必ずFQDN(フルドメイン)で指定してください。
MXレコードは、このゾーンを管理するネームサーバを指定します。
書式:所有者 IN MX 優先度 mailserver
- 所有者
- 空欄にするとそのZone全体に対して設定します。
- 個別に設定する場合は、ドメイン名またはネットワークアドレスを指定します。
- 優先度
- 0〜32767の値を指定します。値が小さい方が優先されます。
- mailserver
- メールサーバのホスト名を指定します。
- 必ずFQDN(フルドメイン)で指定してください。
HINFOはそのホストのハードウェアについての情報を記述します。(管理者用のメモ)
書式:hostname IN HINFO hostinfo
- hostname
- ホスト名を指定します。
- 省略形(ドメイン名を除いた名前)またはFQDN(フルドメイン)で指定してください。
- hostinfo
- ホストのハードウェアの情報を記述します。(CPU、OS等)
TXTレコードは、管理者用のメモを記述します。
書式:hostname IN TXT text
- hostname
- ホスト名を指定します。
- 省略形(ドメイン名を除いた名前)またはFQDN(フルドメイン)で指定してください。
- text
- 特に指定はありませんが、2バイト文字(日本語)は記述できません。
WKSレコードは、そのホストが提供しているサービスの一覧を記述します。(管理者用のメモ)
書式:hostname IN A service-list
- hostname
- ホスト名を指定します。
- 省略形(ドメイン名を除いた名前)またはFQDN(フルドメイン)で指定してください。
- service-list
- このホストが提供しているサービスの一覧です。