SOA編集
SOA編集
そのZoneに対してSOAレコードとしての編集を行います。
SOAレコードには以下のものがあります。
- 管理者
- シリアル番号
- リフレッシュ
- リトライ
- 有効期限
- 最小TTL
リフレッシュ期間、リトライ間隔、有効期限、最小TTLの単位は通常は秒になります。
1w(1週間)、1d(1日)、1h(1時間)、1m(1分)、1s(1秒)のような設定もできます。
管理者
管理者のメールアドレスを登録します。
ただし、メールアドレスの@マークは"."に置き換えて設定します。
メールアドレスにドメイン名を含む場合は、必ず最後に"."を記述して下さい。
メールアドレスのユーザ名に英大文字/小文字・数字・ハイフン・アンダーバー以外が含まれる場合は、
自由設定欄から設定して下さい。
管理者のメールアドレスは最初の"."を@マークに置き換えて解釈しますので、
ユーザ名にハイフン・アンダーバー以外の特殊記号が含まれないメールアドレスを推奨します。
初期値:root.ローカルホスト名("root@ローカルホスト名"の意味)
シリアル番号
スレーブサーバがマスターサーバからデータを読み出す際にスレーブサーバが保持している
シリアル番号より大きくなっていれば、スレーブサーバはゾーンデータを読み出します。
マスターサーバ上のZoneファイルを更新したときは、この値を更新してください。
初期値:Zone追加したときの日付
リフレッシュ
スレーブサーバがマスターサーバにデータを更新したかどうか問い合せる間隔です。
新しくスレーブサーバを設定した際にこの間隔を短くしておくと、すぐにデータが更新されます。
初期値:28800
リトライ
リフレッシュ間隔で設定した時間を経過してもスレーブサーバがマスターサーバに
アクセスできなかった際にスレーブサーバはリトライ間隔で指定されている時間だけ
待ってから、再びアクセスを試みます。
通常は、リフレッシュ間隔より短い時間を設定します。
初期値:14400
有効期限
ここで設定した時間を過ぎてもマスターサーバにアクセスできないとき、
スレーブサーバはデータを無効にします。(クライアントからの問い合せに応答しなくなります。)
リフレッシュ間隔、リトライ間隔より長く設定します。
初期値:3600000
最小TTL(生存時間)
最小TTL(time to live:生存期間)とはDNSサーバが各レコードをキャッシュに
保持しておける時間です。
TTL値は各レコード毎に設定できますが、設定がないレコードにはこの値が適用されます。
初期値:86400