インストールを始める前に

インストールの前に必ずお読みください。

[セキュリティの設定 〜ESMPROユーザグループの設定〜]

管理用PCで動作するアプリケーションに適切なアクセス許可を与えるため、「ESMPROユーザグループ」が必要になります。

「ESMPROユーザグループ」はインストール時のデフォルトではAdministratorsですが、任意のグループを指定することもできます。

任意のグループを指定する場合は、あらかじめWindowsのユーザ/グループ管理機能を使用 しグループを作成しておきます。

なお、このセキュリティ機能を有効に機能させるために、ESMPRO/ServerManagerはNTFSのドライブにインストールすることを推奨 します。


重要
ESMPROユーザグループをグローバルグループとして登録する場合は、同じ名前の ローカルグループが存在しないようにしてください。また、バックアップドメインコントローラの場合は必ず グローバルグループを指定するようにしてください。


[運用中に必要なディスク容量の確認]

インストール時に指定したディレクトリに十分な空き容量を用意して使用してください。インストール先ディレクトリの デフォルトは、システムドライブの「\Program Files\ESMPRO」です。

運用時に追加されるファイルには以下のものがあります。必要となるディスク容量を計算するときの目安にしてください。


管理対象サーバ情報

管理対象サーバ1台につき、約10KBのディスクの容量が必要です。
さらにIPMI情報を採取した場合は、1台につき、最大約60KBのディスクの容量が必要です。

アラート情報

アラート1件につき、約1KBのディスクの容量が必要です。



[アクセス権の設定について]

すでに存在するディレクトリにインストールする場合、そのディレクトリにESMPRO/ServerManagerが動作するのに必要なアクセス権が設定されていないと正常に動作できなくなります。
存在しないディレクトリにESMPRO/ServerManagerをインストールする場合は次のアクセス権がインストーラによって設定 されます。

  Administrators Full Control(All)(All)
  Everyone Read(RX)(RX)
  SYSTEM Full Control(All)(All)

また、インストール時にデフォルト(Administrators)以外のESMPROユーザグループを指定した場合は、ESMPROユーザグループ にフルコントロールのアクセス権が設定されます。



[リモートでのESMPRO/ServerManagerのインストールについて]

ESMPRO/ServerManagerのインストールが完了すると、リブートが必要です。Windows XP などの リモートデスクトップ上でスタートメニューからリブートが行えない環境でのインストールにはご注意ください。

ヒント
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行することで、OSを再起動することができます。
  例) すぐに再起動を行う場合: shutdown -r -t 0


[ターミナルサーバを使用してインストールをする場合]

ターミナルサーバを使用してインストールをする場合は、下記の操作を行ってください。

Windows Server 2003 / Windows Server 2003 R2の場合

コントロールパネルの [プログラムの追加と削除] より [プログラムの追加] を使用してインストールを行なう。

Windows Server 2008の場合

コントロールパネルの [ターミナル サーバへのアプリケーションのインストール] を使用してインストールを行なう。

Windows Server 2008 R2の場合

コントロールパネルの [リモート デスクトップ サーバーへのアプリケーションのインストール] を使用してインストールを行なう。

重要
上記の手順でインストールを行わなかった場合、セットアップの実行中に エラーが発生したことを知らせるエラーメッセージが表示され、セットアップが中断されます。


[旧バージョンのESMPRO/ServerManagerが
すでにインストールされている場合]

ESMPRO/ServerManager Ver. 4.1以降がインストールされている場合は、本バージョンにアップデートインストールすることができます。
上記以外のバージョンのESMPRO/ServerManagerがインストールされている場合は、アンインストールした後にインストールを行ってください。

ESMPRO/ServerManager Ver. 5.0より前のバージョンからアップデートインストールを行う場合、 Webコンポーネントがインストールされていると、アップデートインストール時にWebコンポーネントがアンインストールされますのでご注意ください。

ESMPRO/ServerManager Ver. 4.43から本バージョンにアップデートインストールした場合、ESMPRO/ServerManager Ver. 4.43のOut-of-band管理機能(BMCリモート制御ツール)が使用できなくなりますのでご注意ください。


[クラスタシステムへの対応について]

本バージョンのESMPRO/ServerManagerは、クラスタシステムに対応していないため、フェールオーバによるデータの引継ぎは行えません。すでに旧バージョンでクラスタシステムを構築している環境に対しては、本バージョンのESMPRO/ServerManagerを使用してアップデートを行うことはできません。


[DianaScope Managerがインストールされている場合]

DianaScope Managerがインストールされている場合は、本バージョンに アップデートインストール することができます。DianaScope Managerで登録した情報は引き継がれます。


[HP OpenView連携を使用する場合]

ESMPRO/ServerManagerのインストールを行う前に、HP OpenView Network Node Managerのインストールを 行ってください。
ただし、HP OpenView連携はWindows Vista、およびWindows Server 2008以降のOSに対応していません。



[スクリプトコンポーネントのサンプルについて]

スクリプトコンポーネントのサンプルを修正し、元のファイル名のままで保存されている場合は、 ファイル名をいったん別の名前に変更するなどした後、アップデートインストールを行ってください。そのままアップデート インストールを行うとサンプルが上書きされ、修正した内容が初期化されてしまうことがあります。


[MWAがインストールされている場合]

MWAがインストールされている場合は、ESMPRO/ServerManagerをインストールできません。 「MWA」をアンインストールしてください。


[Tomcatがインストールされている場合]

Tomcatがポート8080番を使用してサービスを開始している場合は、Tomcatのサービスを停止するか無効にしてください。 ESMPRO/ServerManagerが使用するポート番号は、インストール後に変更することができます。



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