動作環境

■管理用PC

ESMPRO/ServerManagerを動作させることができるハードウェア/ソフトウェア環境は次のとおりです。

重要
製品ライセンスについて
ESMPRO/ServerManagerは、1ライセンスにつき1つのOS上でのみ使用可能です。

ハードウェア  
  − インストールする装置 ESMPRO/ServerManagerがサポートするオペレーティングシステムをインストール可能なコンピュータ
Intel Pentium 4 1.3GHz 以上、または同等クラスの互換プロセッサを推奨します。

  − メモリ OSの動作に必要なメモリ + 180MB以上(256MB以上を推奨)

  − ハードディスクの空き容量 340MB以上

ソフトウェア  
  − オペレーティングシステム Windows XP Professional operating system (〜SP3)
Windows XP Professional x64 Edition operating system (〜SP2)
Windows Server 2003, Standard Edition (〜SP2)
Windows Server 2003, Enterprise Edition (〜SP2)
Windows Server 2003, Standard x64 Edition (〜SP2)
Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition (〜SP2)
Windows Server 2003 R2, Standard Edition (〜SP2)
Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition (〜SP2)
Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition (〜SP2)
Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition (〜SP2)
Windows Vista Business (〜SP2)
Windows Vista Enterprise (〜SP2)
Windows Vista Ultimate (〜SP2)
Windows Server 2008 Standard(〜SP2)
Windows Server 2008 Enterprise(〜SP2)
Windows Server 2008 Datacenter(〜SP2)
Windows Server 2008 Foundation
Windows Server 2008 R2, Standard
Windows Server 2008 R2, Enterprise
Windows Server 2008 R2, Datacenter
Windows 7 Professional
Windows 7 Ultimate

 
ESMPRO/ServerManager PXE Serviceについては以下の通り:
Windows Server 2003, Standard Edition (〜SP2)
Windows Server 2003, Enterprise Edition (〜SP2)
Windows Server 2003, Standard x64 Edition (〜SP2)
Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition (〜SP2)
Windows Server 2003 R2, Standard Edition (〜SP2)
Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition (〜SP2)
Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition (〜SP2)
Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition (〜SP2)


 
重要
Windows Server 2008 Server Core上では利用できません。
ESMPRO/ServerManager PXE Serviceは、DHCPサーバ以外にはインストールできません。
ESMPRO/ServerManager PXE Serviceは、他のPXEサービスやPXEサーバ機能を持つソフトウェア (「DeploymentManager」など)と同時に動作できません。
ESMPRO/ServerManager PXE Serviceをインストールするときや開始するときは、他のPXEサービスやPXEサーバ機能 を持つソフトウェアを停止させてください。

  − Webクライアント Internet Explorer 6.0〜8.0
Firefox 3.0 (Windows版/Linux版)

 
重要
ESMPRO/ServerManagerをブラウザから使用する場合、ブラウザを使用するPCにJRE 5.0以上をインストールしてください。 セキュリティの観点上、最新バージョンのご使用を推奨します。
JREをインストールしていない場合、表示が不正となる画面があります。
Java AppletおよびJavaスクリプトが実行可能になるよう設定してください。
画面の解像度は 1024 × 768 ピクセル以上を推奨します。
ご使用になるブラウザは、パッチを適用するなどして、最新の状態で使用してください。
プリインストールされたままなど、古い状態で使用しますと、表示が不正となる画面があります。

管理台数 1つのESMPRO/ServerManagerで管理可能なサーバは最大1000台です。


■管理対象サーバ

ESMPRO/ServerManagerがサポートする管理対象サーバは次のとおりです。

BMC(Baseboard Management Controller)搭載装置の管理対象サーバについては、「ESMPRO/ServerManager Ver. 5 セットアップガイド」の付録C「管理対象サーバ一覧」を参照してください。

チェック
管理対象サーバとの接続方法によって必要な環境が異なります。
管理用PCと管理対象サーバとの接続に必要な環境」を参照してください。

SNMP(Simple Network Management Protocol)による監視機能を使用する場合は、管理対象サーバに以下のソフトウェアが必要です。(BMC搭載の有無は関係ありません)

− ESMPRO/ServerAgent (Ver. 4.1以降)

チェック
以下のサーバはサポートしてません。
   - 他社機版ESMPRO/ServerAgent
   - Express5800/ftサーバ
   - Express5800/ECO CENTER

管理対象サーバのファームウェアなどのバージョンを管理するExpressUpdate機能を使用する場合は、以下のソフトウェアが必要です。

− ExpressUpdate Agent

チェック
Windowsファイアウォールが有効になっている場合、ExpressUpdate Agentとの通信が遮断されるため、 ExpressUpdate機能が正常に動作しません。
Windowsファイアウォールを有効にしてExpressUpdate機能を使用する場合は、付録「利用ポートについて」をご確認の上、必要なポートを開いて使用してください。


■管理用PCと管理対象サーバとの接続に必要な環境

利用する接続形態に応じて必要な環境を用意してください。

LAN経由で接続する場合

− TCP/IPネットワーク

 
チェック
管理用PCと管理対象サーバの接続にクロスケーブルを使用しないでください。
管理対象サーバがBMC搭載装置の場合、BMCが使用するLANポートは、BMCの種類によって異なります。 標準搭載のLANポートを使用するBMCと専用LANポート(管理LAN用ポート)を使用するBMCがあります。
標準搭載のLANポートを利用する管理対象サーバには、ESMPRO/ServerManagerと 管理対象サーバ上のBMC・BIOSとの通信にLAN1ポートのみ利用可能な管理対象サーバと、LAN1ポートとLAN2ポートの 両方を利用可能な管理対象サーバがあります。
「ESMPRO/ServerManager Ver. 5 セットアップガイド」の付録C「管理対象サーバ一覧」を参照してください。

モデム接続の場合 (BMCとの通信時のみ使用可能)

− 電話回線

− モデム


  以下の機能をサポートしたモデムを使用してください。

  通信速度 19.2Kbps

  データ長 8bit

  パリティ 無し

  ストップビット長 1bit

  フロー制御 ハードウェア(CTS/RTS)

チェック
管理対象サーバ側には、Express5800シリーズが推奨するモデムを接続してください。
管理対象サーバ側のモデムは、シリアルポート2に接続してください。

− その他

  BMCから管理用PCへのモデム経由通報を使用する場合

ダイアルアップルータまたはPPPサーバ環境

ダイレクト接続の場合 (BMCとの通信時のみ使用可能)

− RS-232Cクロスケーブル

  ESMPROサーバ側のダイレクト接続に使用するシリアルポートを、OS上で以下のように設定してください。

  通信速度 管理対象サーバのBMCコンフィグレーションで設定するボーレート値と 一致させてください。BMCコンフィグレーションの初期値は19.2Kbpsです。

  データ長 8bit

  パリティ 無し

  ストップビット長 1bit

  フロー制御 ハードウェア(CTS/RTS)

重要
インターリンクケーブルは使用できません。
管理対象サーバ側はシリアルポート2にRS-232Cクロスケーブルを接続してください。
管理対象サーバの種類によって、指定された型番のRS-232Cクロスケーブル以外 使用できない場合があります。装置に添付されているユーザーズガイドを確認してください。


■管理対象サーバおよびネットワーク機器の注意事項

管理対象サーバおよびネットワーク機器について、特に注意していただきたい点を説明します。

ネットワークスイッチ/ルータを使用する場合

BMCが標準LANポートを利用する管理対象サーバ、またはアドバンスドリモートマネージメントカードが搭載されている管理対象サーバでは、 管理用PCと管理対象サーバの間にネットワークスイッチ/ルータがある場合、 ネットワークスイッチ/ルータがGratuitous ARPを受信できるように設定してください。
設定方法は各ネットワークスイッチ/ルータによって異なりますので、各説明書等を参照してください。
Gratuitous ARPを受信できる設定となっていない場合、電源オフ状態の管理対象サーバと通信することはできません。

レイヤ2/レイヤ3スイッチングハブを利用する場合

スイッチングハブのSTP(Spanning Tree Protocol)機能、または管理対象サーバが接続されているポート のSTP を無効(Disable)に設定してください。
また、スイッチングハブの管理対象サーバが接続されているポートのAuto-Negotiation機能を有効に設定してください。

DHCPを使用する場合

BMCが標準LANポートを利用する管理対象サーバでは、ESMPRO/ServerManagerとSystem BIOS、 BMC との通信はDHCP環境に対応していません。
ESMPRO/ServerManagerをインストールする管理用PCは固定IPアドレスで使用してください。
管理対象サーバをDHCP環境で使用する場合は、必ずDianaScope Agent、またはESMPRO/ServerAgent Extensionを起動しておいてください。

BMCが標準LANポートを利用する管理対象サーバ上のOSで、 標準LANポートをTeaming設定(複数のネットワークアダプタで冗長化/多重化を行う事)する場合

BMCが標準LANポートを利用する管理対象サーバでは、BMC、System BIOSはTeaming に対応していません。 AFT(Adapter Fault Tolerance)、ALB(Adaptive Load Balancing)を以下のように設定することで、 Failover が発生しない間のみ、動作可能です。

ALB(Adaptive Load Balancing)と同時にRLB(Receive Load Balancing)が設定される場合、RLBを 無効に設定してください。(RLBを無効に設定できない場合はESMPRO/ServerManagerからBMCを使用した管理ができません。)

BMC コンフィグレーション情報でLAN1に設定したIPアドレスおよびMAC アドレスを Teaming アドレス(Preferred Primary)に設定してください。

LAN2のコンフィグレーションが可能な管理対象サーバであっても、管理対象サーバ上のBMC のコンフィグレーションで、LAN2の設定を行わないでください。

管理対象サーバのOSがWindowsで、DianaScope Agent、またはESMPRO/ServerAgent Extensionをインストールする場合は「ESMPRO/ServerManager Ver. 5 セットアップガイド」 の付録B B.1「BMC が標準LAN ポートを使用する装置の場合」を参照してください。
また、RLB(Receive Load Balancing)設定やFEC(Fast Ether Channel)設定を使用する場合は、 ESMPRO/ServerManagerからBMCを使用した管理ができません。

BMCが専用LANポート(管理LAN用ポート)を利用する管理対象サーバ上のOSで、 DianaScope Agent、またはESMPRO/ServerAgent Extensionが利用するLANポートをTeaming設定(複数のネットワークアダプタで冗長化/多重化を行う事)する場合

BMCが専用LANポート(管理用LANポート)を利用する管理対象サーバで、DianaScope Agent、またはESMPRO/ServerAgent Extensionが利用するLANポートを Teamingして利用する場合は、 「ESMPRO/ServerManager Ver. 5 セットアップガイド」の 付録B B.2 「BMC が専用LAN ポート(管理LAN 用ポート)を使用する装置の場合」を参照してください。

ゲートウェイ、通報先/管理PCのハードウェアを変更する場合

管理用PCと管理対象サーバの間でゲートウェイを介す環境で、BMCコンフィグレーション設定後にゲートウェイを 交換した場合、新しいゲートウェイのMACアドレスをBMCに設定するために、BMCコンフィグレーションを再設定してください。
また、ゲートウェイを介さない環境では、通報先/管理PCのハードウェアを変更した場合、新しい通報先/管理PCのMACアドレスを BMCに設定するために、BMCコンフィグレーションを再設定してください。

ダイアルアップルータまたはPPPサーバ環境

モデム経由通報の通報先でWindows Remote Access Service機能を利用する場合、Remote Access Serviceのプロパティで、 ネットワーク構成の暗号化の設定を、「クリアテキストを含む認証を許可」するように変更してください。

標準シリアルポート2の利用制限

以下の場合は、管理対象サーバの標準シリアルポート2を他の機器接続等に使用できません。BMC がシリアルポート2 を占有します。

管理対象サーバがSOL対応サーバであり、BMCコンフィグレーションの設定で、以下の項目が有効になっている場合。

    「リモート制御(WAN/ダイレクト)」
    「リダイレクション(LAN)」
    「リダイレクション(WAN/ダイレクト)」
モデム接続およびダイレクト接続中。

BMCのコンフィグレーションでダイレクト接続を指定した場合。(ESMPRO/ServerManagerと対象サーバ を接続しなくてもBMCがシリアルポート2を占有します。)

チェック
ご使用の管理対象サーバがSOL対応サーバかどうかは、 「ESMPRO/ServerManager Ver. 5 セットアップガイド」の付録C「管理対象サーバ一覧」を参照してください。


■利用ポートについて

ESMPRO/ServerManagerで利用するポートについては、付録「利用ポートについて」を参照してください。



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