================================================================================ Express5800/R120h-1M Express5800/R120h-1M (2nd-Gen) Express5800/R120h-1M (3rd-Gen) システムROM U32 v2.36 (07/16/2020) ================================================================================ 【ソ フ ト 名】 Express5800/R120h-1M、Express5800/R120h-1M (2nd-Gen)、 Express5800/R120h-1M (3rd-Gen) システムROM(BIOS)アップデートモジュール 【対 応 機 種】 Express5800/R120h-1M Express5800/R120h-1M (2nd-Gen) Express5800/R120h-1M (3rd-Gen) 【対 応 O S 】 本ソフトウェアはオフラインアップデート、および 下記のOSに対応しています ・Windows Server(R) 2012 R2 ・Windows Server(R) 2016 ・Windows Server(R) 2019 ・Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 7 ・Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 8 【対象ユーザ 】 下記[アップデート対象ユーザ]参照 【ソフト種別 】 システムROM ================================================================================ 【ソフトの紹介】 この「Express5800/R120h-1M、Express5800/R120h-1M (2nd-Gen)、 Express5800/R120h-1M (3rd-Gen)システムROM(BIOS)アップデートモジュール(以下 「本ソフトウェア」といいます。)」は、Express5800/R120h-1M、 Express5800/R120h-1M (2nd-Gen)、Express5800/R120h-1M (3rd-Gen)のシステムROMの 機能強化、および問題点を修正します。 注意事項 ・以下の条件を全て満たしている装置では、アップデートしないでください。 OS : VMWare ESXi プロセッサー : - インテル(R) Xeon(R) Bronze 31xx プロセッサー - インテル(R) Xeon(R) Silver 41xx プロセッサー - インテル(R) Xeon(R) Gold 51xx プロセッサー - インテル(R) Xeon(R) Gold 61xx プロセッサー - インテル(R) Xeon(R) Platinum 81xx プロセッサー BIOS/Platform Configuration(RBSU) : - 「Intel(R) TXT Support」が「Enabled」に設定されている。 System Utilities > System Configuration > RBSU > Server Security > Intel(R) TXT Support - 「Trusted Platform Module Options」の「Current TPM Type」が「TPM 1.2」 に設定されている。 System Utilities > System Configuration > RBSU > Server Security > Trusted Platform Module Options > Current TPM Type 注) 出荷時の設定は「TPM 2.0」です。 ・システムROMのバージョンがv2.36 (07/16/2020)の場合、 Extended Memory Testオプション(*)は、自動的にDisabledとなります。 (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Memory Options > Extended Memory Test 機能強化、および問題点の修正 ・プラットフォームの最新の温度監視サポートに更新しました。 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しまし た。 ≪本ソフトウェアに含まれるプログラムとデータ≫ 本ソフトウェアには、以下のプログラムとデータが含まれています。 本ソフトウェアを実行する環境に合わせて、お使いください。 a) システムユーティリティ/iLO Web インターフェース用フラッシュイメージ firmware\U32_2.36_07_16_2020.signed.flash b) Windows(R)用 システムROM アップデートプログラム winx64\cp044755.exe c) Linux(R)用 システムROM アップデートRPMパッケージ Linux\firmware-system-oem-u32-2.36_2020_07_16-1.1.x86_64.rpm 【アップデート対象ユーザ】 下記の機種とシステムROMバージョンをお使いのお客様が対象になります。 ・対象機種 1. Express5800/R120h-1M 2. Express5800/R120h-1M (2nd-Gen) 3. Express5800/R120h-1M (3rd-Gen) ・対象バージョン 1. U32 v1.00 (06/01/2017) 2. U32 v1.20 (08/18/2017) 3. U32 v1.22 (09/29/2017) 4. U32 v1.26 (11/14/2017) 5. U32 v1.32 (02/01/2018) 6. U32 v1.36 (02/14/2018) 7. U32 v1.42 (06/20/2018) 8. U32 v1.46 (10/02/2018) 9. U32 v2.00 (02/02/2019) 10. U32 v2.02 (03/19/2019) 11. U32 v2.04 (04/18/2019) 12. U32 v2.10 (05/21/2019) 13. U32 v2.16 (09/12/2019) 14. U32 v2.22 (11/13/2019) 15. U32 v2.30 (02/11/2020) 16. U32 v2.32 (03/09/2020) 17. U32 v2.34 (04/08/2020) 注) 上記より新しいバージョンをお使いの場合、本ソフトウェアでアップデート されるシステムROMと同等の機能、および修正が既に適用されています。 新たにアップデートする必要はありません。 システムROMのバージョンは、以下の手順で確認することができます。 任意の手順を選択して、アップデートの前後でバージョンをご確認ください。 ≪システムユーティリティ≫ 以下の手順でシステムROMのバージョンと日付が確認できます。 (1) 装置の電源を入れます。ディスプレイ画面にPOST(Power On Self-Test)の実 行内容が表示されます。しばらくすると、以下のメッセージが表示されます。 メッセージに従いキーを押して、システムユーティリティを起動します。 [F9] System Utilities (2) システムユーティリティが起動した後、「System Information」を選択します。 (3) 「Firmware Information」を選択します。 (4) 画面に各ファームウェアのバージョンが表示されます。「System ROM」項から バージョンと日付を確認します。 注) システムROMのバージョンを確認した後、キーを押す、または「Exit」を 選択して、システムユーティリティを終了してください。 注) システムユーティリティの使用方法の詳細は、メンテナンスガイドの「便利な 機能」「1. システムユーティリティ」を参照してください。 ≪Windows(R) OS≫ 以下の手順でシステムROMの日付が確認できます。 (1) キーを押しながらキーを押します。 (2)「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスで、「msinfo32」を入力して 「OK」をクリックします。 (3) 「システム情報」が起動した後、「システムの要約」を選択します。 (4) BIOSバージョン/日付 の項目から、システムROMの日付を確認します。 ≪Linux(R) OS≫ 以下の手順でシステムROMの日付が確認できます。 (1) xtermなどのターミナル(端末)を起動します。 (2) 以下のコマンドを実行します。 # /usr/sbin/dmidecode | less 注) #はプロンプトを示します。入力する必要はありません。 (3) BIOS Information->Release Date の項目から、システムROMの日付を 確認します。 注) dmidecodeコマンドがインストールされている必要があります。 ================================================================================ 注意事項 ================================================================================ ≪共通の注意事項≫ ・本ソフトウェアの使用条件について、license_ja.txtを参照してください。 ・システムROMをアップデートしたとき、冗長ROM機能によってバックアップROMがアッ プデートされます。アップデートの処理が完了した後、稼働しているシステムROMと バックアップROMが切り替えられます。もし、何らかの理由によりアップデートした システムROMが動作しない場合、自動、または手動でバックアップROMに切り替えるこ とができます。これより、アップデート前に使用していたバージョンに戻して起動す ることができます。また、同様にシステムROMのアップデート中に予期しないアクシ デントが発生してアップデートに失敗した場合、稼働していたシステムROMは保存さ れているので、アップデート前のバージョンで起動することができます。 ・Windows(R) BitLocker(TM)機能を有効にしている場合、一旦無効にしてから本ソフト ウェアを実行してください。アップデートが完了した後、再度有効にしてください。 無効にせずアップデートした場合、コンピュータ起動時に「回復パスワード」が必要 になることがあります。 ・ハイパーバイザー、またはゲストOSなどの仮想化された環境では、本ソフトウェアは ご使用になれません。本ソフトウェアが対応しているOS上からアップデートしてくだ さい。または、システムユーティリティやiLO Web ユーザインターフェースからアッ プデートしてください。 ・ファームウェアの依存関係を満たさない場合、iLO5ファームウェアは、最新の 「Starter Pack」を使用してアップデートしてください。 また、Innovation Engine(IE) Firmwareは、最新の「Server Platform Services(SPS) ファームウェアアップデートモジュール、Innovation Engine(IE) ファームウェア アップデートモジュール」を使用してアップデートしてください。 なお、最新のアップデートモジュールは以下のサイトからダウンロードしてください。 https://jpn.nec.com/ (「サポート・ダウンロード」-「法人向け製品 サーバ」- 「PCサーバ (Express5800シリーズ)」-「修正情報・ダウンロード」) ・以下の条件を満たしている場合、iLO5 ファームウェアバージョン1.38以前が、システ ムROM v2.00以降で定義されているPMem用の温度センサーをサポートしていないため、 サーバーの温度が低い状態においても、ファンが高速に回転する場合があります。 - システムROMバージョン:v2.00以降 - iLO5ファームウェアバージョン:1.38以前 iLO5ファームウェアをバージョン1.43以降にアップデートすることで改善できます。 ≪Windows(R)およびLinux(R) OSにおける注意事項≫ ・本ソフトウェアを実行するとき、iLO5(ベースボードマネージメントコントローラ) へのアクセスが必要になります。そのため、「iLO 5 Channel Interface Driver」 (CHIFドライバ)を予めインストールしておく必要があります。CHIFドライバは、 EXPRESSBUILDER、または「Starter Pack」からインストールできます。 ≪VMWare ESXiにおける注意事項≫ ・以下の条件を全て満たしている装置では、アップデートしないでください。 OS : VMWare ESXi プロセッサー : - インテル(R) Xeon(R) Bronze 31xx プロセッサー - インテル(R) Xeon(R) Silver 41xx プロセッサー - インテル(R) Xeon(R) Gold 51xx プロセッサー - インテル(R) Xeon(R) Gold 61xx プロセッサー - インテル(R) Xeon(R) Platinum 81xx プロセッサー BIOS/Platform Configuration(RBSU) : - 「Intel(R) TXT Support」が「Enabled」に設定されている。 System Utilities > System Configuration > RBSU > Server Security > Intel(R) TXT Support - 「Trusted Platform Module Options」の「Current TPM Type」が「TPM 1.2」 に設定されている。 System Utilities > System Configuration > RBSU > Server Security > Trusted Platform Module Options > Current TPM Type 注) 出荷時の設定は「TPM 2.0」です。 -------------------------------------------------------------------------------- 【改版履歴】 バージョン: v2.36 (07/16/2020) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 ・システムROMのバージョンがv2.36 (07/16/2020)の場合、 Extended Memory Testオプション(*)は、自動的にDisabledとなります。 (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Memory Options > Extended Memory Test 機能強化、および問題点の修正 ・プラットフォームの最新の温度監視サポートに更新しました。 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しまし た。 バージョン: v2.34 (04/08/2020) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 機能強化、および問題点の修正 ・プラットフォームの最新の温度監視サポートに更新しました。 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。 ・シリアルポート接続をご使用の装置において、Serial CLI Statusオプションが Enabledに設定されている時(*)に、シリアルボーレートが正しく設定されず、 シリアルポートからの出力が破損、または表示されないことがある問題に対処しま した。 (*) System Configuration > BMC Configuration Utility > Setting Options > Serial CLI Status ・BIOS Serial Console Portオプション(*)がEnabledに設定された装置において、 POST実行時、まれにPOSTデバッグ情報がシリアルポートに出力され、POST実行時間が おおよそ2分長くなることがある問題に対処しました。 (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > System Options > Serial Port Options > BIOS Serial Console and EMS > BIOS Serial Console Port ・Boot Modeオプション(*)がLegacy BIOS Modeに設定された装置に、USBマウスが接続さ れている場合、まれにPOSTで応答しなくなることがある問題に対処しました。 この問題は、UEFI Boot Modeに設定されている場合、影響ありません。 (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Boot Options > Boot Mode ・Boot Orderの変更を保存するためにキー、またはキーを押したとき、 Boot Optionsメニュー(*)からブートデバイスが消えることがある問題に対処しま した。 (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Boot Options ・インテグレーテッドマネージメントログ(IML)に次の情報を含むUMCEが記録される 問題に対処しました。 - Bank 0x9、またはBank 0xA、またはBank 0xB - ステータス0xBE200000:000C110A バージョン: v2.32 (03/09/2020) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 ・システムROM v2.32 (03/09/2020)では、POST実行時、まれにPOSTデバッグ情報が シリアルポートに出力され、POST実行時間がおおよそ2分長くなることがあります。 機能強化、および問題点の修正 ・Smart Array S100i Software RAIDのUEFIドライバを更新しました。 Embedded SATAをSoftware RAID(*)として使用されている環境において、 RAIDボリュームの初期構成中または、稼働中においてデータの不整合が発生すること がある問題に対処しました。 (*) BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Storage Options > SATA Controller Options > Embedded SATA Configuration = Smart Array SW RAID Support バージョン: v2.30 (02/11/2020) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 機能強化、および問題点の修正 ・BIOS/Platform Configuration (RBSU)の「Persistent Memory Options > PMM Options > Performance Option > Performance Setting」メニューに「Balanced Performance Mode」パラメーターを追加しました。 ・BIOS/Platform Configuration (RBSU)の「Persistent Memory Options」に 「Persistent Memory NUMA Affinity Reporting」メニューを追加しました。 ・プラットフォームの最新の温度監視サポートに更新しました。 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しまし た。 以下の2つの問題に対処しました。 - インテル社から通知されているセキュリティ脆弱性(INTEL-SA-00329)に対応しま した。 - Fast Fault Tolerant Memory(ADDDC)が設定された装置において、 インテグレーテッドマネージメントログ(IML)に次の情報を含むUMCEが 記録される問題に対処しました。 - Bank 0x7、またはBank 0x8 - ステータス0xB2000000:00200400 ・iLOの再起動とサーバーの再起動が同時に行われた場合、POST中にRed Screen of Death(RSoD)が発生し、サーバーが応答しなくなる問題に対処しました。 ・システムユーティリティのSystem InformationデータをFTPネットワークロケーション に正常にエクスポートできない問題に対処しました。 バージョン: v2.22 (11/13/2019) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 機能強化、および問題点の修正 ・プラットフォームの最新の温度監視サポートに更新しました。 ・システムユーティリティの日本語および中国語の説明を更新しました。 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。 ・以下のセキュリティ上の脆弱性に対応しました。 CVE-2017-5715、CVE-2019-0151、CVE-2019-0152、CVE-2019-11135、CVE-2019-11136、 CVE-2019-11137、CVE-2019-11139 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサー・ファミリーのマイクロコードを 更新しました。 ・iLOの再起動とサーバーの再起動が同時に行われた場合、POST中にサーバーが応答し なくなる問題に対処しました。 注)「Memory Initialization Start」のメッセージでPOST停止 ・DIMMがメモリマップから除外されていないにもかかわらず、IMLに誤って除外されたと 記録されることがある問題に対処しました。 バージョン: v2.16 (09/12/2019) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 機能強化、および問題点の修正 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサー・ファミリーのマイクロコードを 更新しました。 バージョン: v2.14 (09/05/2019) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 機能強化、および問題点の修正 ・第2世代インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサー・ファミリーと以下の LRDIMMが搭載された装置において、プロセッサーのCステートが有効な場合、 訂正不可能なメモリエラーが発生することがある問題に対応しました。 - 64GB 増設メモリボード(1x64GB/LR/QR) [N8102-725] - 128GB 増設メモリボード(1x128GB/LR/OR) [N8102-726] バージョン: v2.12 (07/03/2019) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 機能強化、および問題点の修正 ・R120h-1M(3rd-Gen)[N8100-2834Y/2835Y]をサポートしました。 バージョン: v2.10 (05/21/2019) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 機能強化、および問題点の修正 ・BIOS/Platform Configuration (RBSU)のPower and Performanceメニューに、 IODC Configuration オプションを追加しました。 System Utilities > System Configuration > RBSU > Power and Performance Options > Advanced Performance Tuning Options > IODC Configuration このオプションにより、I/Oトランザクションがプロセッサキャッシュと通信する ためのポリシーを調整できます。 ・シングルランクメモリが実装されたメモリ構成において、Fast Fault Tolerant Memory(ADDDC)をサポートしました。システムROMをアップデートした後、もし、以下 の2つの条件を両方とも満たす場合、「Advanced Memory Protection」オプションは 自動的に「Fault Tolerant Memory (ADDDC)」 に設定されます。 System Utilities > System Configuration > RBSU > Memory Options > Advanced Memory Protection - Fast Fault Tolerant Memory(ADDDC)をサポートするメモリ構成である。 - Workload Profile の設定が 「Custom」、「Low latency」以外である。 System Utilities > System Configuration > RBSU > Workload Profile ・サーバのバックアップとリストアの機能が正常に動作せず、RESTful APIが「An internal error occurred during RIS operation」のメッセージを返す問題に対処し ました。 ・「Memory Refresh rate」オプションのパラメータが「2x Refresh」のとき、メモリの リフレッシュレートが正しく設定されていない問題に対処しました。 System Utilities > System Configuration > RBSU > Memory Options > Memory Refresh Rate この問題は v2.00のシステムROMで発生し、それ以前のバージョンのシステムROMには 影響しません。 ・未フォーマットでブートできないドライブも装置に存在している場合、USBドライブか らブートしないことがある問題に対処しました。 この問題は、装置が「Legacy BIOS Mode」に設定されているときだけ影響します。 System Utilities > System Configuration > RBSU > Boot Options > Boot Mode ・以下のセキュリティ上の脆弱性に対応しました。 CVE-2019-1559 バージョン: v2.04 (04/18/2019) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 機能強化、および問題点の修正 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサー・ファミリーのマイクロコードを 更新しました。 - 以下のセキュリティ上の脆弱性に対応しました。 CVE-2018-12126、CVE-2018-12130、CVE-2018-12127、CVE-2019-11091、 CVE-2019-0119、CVE-2019-0126 - 以下の事象を引き起こす可能性がある問題に対処しました。 - 訂正可能、または訂正不可能なメモリエラー - 訂正不可能なMachine Check Exception(UMCE)エラー ・以下のプロセッサーを搭載したとき、装置の起動時間が長くなることがある問題に対 処しました。 - インテル(R) Xeon(R) Bronze 3xxx プロセッサー - インテル(R) Xeon(R) Silver 4xxx プロセッサー - インテル(R) Xeon(R) Gold 5xxx プロセッサー バージョン: v2.02 (03/19/2019) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 機能強化、および問題点の修正 ・以下のセキュリティ上の脆弱性に対応しました。 CVE-2018-12201、CVE-2018-12202、CVE-2018-12203、CVE-2018-12204、CVE-2018-12205 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しました。 バージョン: v2.00 (02/02/2019) 注意事項 ・VMWare ESXiをご使用の場合、必ず本書の≪VMWare ESXiにおける注意事項≫を参照し てください。システムROMのアップデート後、PSOD(Purple Screen of Death)が発生 し、システムが停止することがあります。 機能強化、および問題点の修正 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「System Default Options」メニューに 「Backup and Restore Settings」メニューを追加しました。BIOS設定をUSBストレージ デバイスに保存できます。 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Advanced PCIe Configuration」メニューの 「PCIe Slot XX Bifurcation」に「Dual Bifurcate」(2x2分割)のパラメーターを追加 しました。このオプションにより、x16 PCIeスロットを4本のx4 PCIeスロットに分割す ることができます。 注) XXは、スロット番号を示します。 このオプションは、PCIeスロットの2x2分割をサポートする特定のPCIe オプションカードで使うことができます。 ・システムユーティリティの日本語および中国語の説明を更新しました。 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。 ・以下のセキュリティ上の脆弱性に対応しました。 CVE-2018-3613、 CVE-2017-5731、 CVE-2017-5732、 CVE-2017-5733、CVE-2017-5734、 CVE-2017-5735、 CVE-2018-3630、 CVE-2018-12178、CVE-2018-12179、 CVE-2018-12180、CVE-2018-12181、CVE-2018-12182、CVE-2018-12183 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しました。 ・iLO Webインタフェースの「リモートコンソール&メディア-仮想メディア」設定画面に おいて、「次回のリセット時に起動」オプションを選択した後、iLO仮想メディアが起 動しないことがある問題に対処しました。 ・システムユーティリティの「Embedded Applications−Active Health System Log」に おいて、「Start Download」オプションによりAHSのダウンロードがiLO5ファームウェ アバージョン1.30以降で正しく機能しないことがある問題に対処しました。 ・オペレーティングシステムの再起動後に内蔵DVDドライブのロックが解除されず、メ ディアを取り出すことができなくなることがある問題に対処しました。 ・M.2 SATA SSDが搭載された装置において、レガシーBIOSモードで起動中に応答しなく なり、Red Screen Of Death(RSOD)が発生することがある問題に対処しました。この問 題はUEFIモードに設定された装置には影響ありません。 ・「Time (hh:mm:ss) 」の設定において、秒部分の入力をスムーズに行えない問題に対処 しました。 System Utilities > System Configuration > RBSU > Date and Time > Time (hh:mm:ss) ・iLO の再起動中にPOST 実行や設定変更などの処理を進めてしまうと、装置に記録され ているSerial Number、Product ID などの設定情報を消失する問題に対処しました。 ・CPU L2/L3キャッシュサイズ表示を修正しました。 System Utilities > System Information > Processor Information > L2 Cache System Utilities > System Information > Processor Information > L3 Cache バージョン: v1.50 (12/29/2018) 機能強化、および問題点の修正 ・Fast Fault Tolerant Memory Mode (ADDDC) をサポートしているDIMM構成、かつ 「Workload Profile」が「Low Latency」および「Custom」以外の場合、 「Advanced Memory Protection」を「Fast Fault Tolerant Memory (ADDDC)」モードに 自動的に変更するようにしました。 System Utilities > System Configuration > RBSU > Processor Options > Workload Profile System Utilities > System Configuration > RBSU > Processor Options > Memory Options > Advanced Memory Protection Fast Fault Tolerant Memory (ADDDC) は、メモリエラーがシステムに悪影 響を及ぼす前にエラーを検出、および修正することができます。これにより、 メモリの問題に対するシステムの耐障害性が向上します。 注) 以下のメモリ構成の場合、「Fast Fault Tolerant Memory Mode (ADDDC)」 で 動作することはできません。「Advanced Memory Protection」の設定を維持します。 - x8 DRAMテクノロジーを使用している次のメモリが組み込まれている。 8GB増設メモリボード(1x8GB/R/SR) [N8102-708] 16GB増設メモリボード(1x16GB/R/DR) [N8102-710] - 1つのメモリチャネルに次のメモリが1枚だけ組み込まれている。 16GB増設メモリボード(1x16GB/R/SR) [N8102-709] また、「Advanced Memory Protection」が「Mirrored Memory with Advanced ECC Support」モード、または「Online Spare with Advanced ECC Support」モードに設 定されている場合、「Advanced Memory Protection」の設定を維持します。 注) 「Fast Fault Tolerant Memory(ADDDC)」モードへの自動変更機能は、次の手順で 無効にできます。 1. POST中にキーを押し、システムユーティリティを起動します。 2. 「Workload Profile」を「Custom」に設定します。 3. 「Advanced Memory Protection」を「Advanced ECC Support」モードに設定しま す。 バージョン: v1.46 (10/02/2018) ファームウェアの依存関係 ・システムROMバージョン v1.46 (10/02/2018)を使用する場合、以下の条件を満たす ことを確認してください。 1. iLO5ファームウェアバージョン: 1.35 Aug 14 2018 以降 2. Innovation Engine(IE) Firmware Version: 0.1.6.1 以降 注) アップデート方法は、本リリースメモ「共通の注意事項」を参照してください。 機能強化、および問題点の修正 ・TPM (Trusted Platform Module)キットのファームウェアの更新をサポートしました。 ・BIOS/Platform Configuration (RBSU)のAdvanced Performance Optionsメニューに、 PCIe Peer-to-Peer Serialization オプションを追加しました。 このオプションは、同じプロセッサに接続されている2つのPCIeデバイス間でのピア ツーピア通信性能を向上させるために使われます。 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。 ・サーバスイッチユニットを経由して装置にディスプレイが接続されているとき、装置 に接続されているディスプレイで、映像が正しく表示されないことがある問題に対処 しました。 この問題は、iLO統合リモートコンソール経由のビデオ出力、またはサーバスイッチ ユニットを経由しないディスプレイのビデオ出力では発生しません。 ・RESTful API経由でのファームウェア更新に失敗したとき、iLO Webインターフェース 上の該当タスクに例外がマークされることがある問題に対処しました。 この問題は、Innovation Engine、 Intel SPS Firmware またはTPM(Trusted Platform Module)キットのファームウェア更新に影響があります。 ・PCIe Bifurcationオプションを有効にしたとき、PCIeオプションカードが最高速度に 正しくトレーニングされないことがある問題に対処しました。 この問題は、分割を必要としていないPCIeオプションカードでは発生しません。 ・SATA DVDドライブとSmart Arrayコントローラが搭載された装置において、レガシー BIOSモードで利用しているとき、ごく稀にブート中に反応が無くなり、さらにRed Screen of Death(RSOD)が表示されることもある問題に対処しました。 この問題は、UEFIモードに設定されている装置には影響ありません。 ・レガシーBIOSモードで利用しているとき、POST中にPCIeオプションカードのオプショ ンROMのセットアップメニューが表示されないことがある問題に対処しました。 この問題は、UEFIモードに設定されている装置には影響ありません。 バージョン: v1.42 (06/20/2018) ファームウェアの依存関係 ・システムROMバージョン v1.42 (06/20/2018)を使用する場合、以下の条件を満たす ことを確認してください。 1. iLO5ファームウェアバージョン: 1.35 Aug 14 2018 以降 2. Innovation Engine(IE) Firmware Version: 0.1.6.1 以降 注) アップデート方法は、本リリースメモ「共通の注意事項」を参照してください。 機能強化、および問題点の修正 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しまし た。インテル社から通知されているセキュリティ脆弱性(INTEL-SA-00115、INTEL-SA- 00161)に対応しました。 ・以下のiLO インテグレーテッドマネジメントログ(IML)が記録されることがある問題に 対処しました。 (389 - Unexpected Shutdown and Restart - An undetermined error type resulted in a reboot of the server.) ・装置を再起動したとき、Bank 4 Machine Check Exception(MCE)が誤ってIML に記録 されることがある問題に対処しました。 バージョン: v1.40 (06/15/2018) ファームウェアの依存関係 ・システムROMバージョン v1.40 (06/15/2018)を使用する場合、以下の条件を満たす ことを確認してください。 1. iLO5ファームウェアバージョン: 1.30 May 31 2018 以降 2. Innovation Engine(IE) Firmware Version: 0.1.6.1 以降 上記の条件を満たさない場合、該当のファームウェアをアップデートしてください。 機能強化、および問題点の修正 ・VMware vSphereの新しいセキュアブート証明書を追加しました。この証明書を有効に する場合、システムユーティリティの「Reset to platform defaults」を用いて、 「Allowed Signatures Database」をリセットしてください。また、セキュアブートを 再設定してください。 ・特定のMachine Check Exception (MCE)をPCIeデバイスのフェール状態として 記録するようにしました。以前のバージョンのシステムROMでは、これらの エラーイベントを一般的なMCEとしてインテグレーテッドマネジメントログ(IML) に記録します。 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Memory Options」に「Memory Controller Interleaving」オプションを追加しました。このオプションは、メモリコントローラ のインタリーブを無効にすることにより、アンバランスなメモリ構成について、 メモリ性能を改善することができます。 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Advanced Performance Options」に 「Processor Jitter Control Optimization」オプションを追加しました。 「Auto-tuned」モードの最適化について、最大スループット性能、低レイテンシ、 またはデフォルトのゼロレイテンシから選択できます。 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するようにRESTful API BIOS Attribute Registryリソースを更新しました。 ・システムユーティリティの日本語および中国語の説明を更新しました。 ・システムユーティリティのIML Viewerを実行したとき、反応しなくなることがある 問題に対処しました。 ・「UEFI POST Discovery Mode」 オプションが「Force Fast Discovery」に設定されて いる場合、 Dual microSD Cardからブートしないことがある問題に対処しました。 ・Trusted Platform Module(TPM)が「TPM 2.0」 モードに設定されているとき、TPM ファームウェアのアップデートが正しく完了しないことがある問題に対処しました。 この問題は、TPMを「TPM 1.2」モードに設定している装置には、影響しません。 ・特定のUSB キーをUSBポートに接続した場合、EXPRESSBUILDERがブートできないことが ある問題に対処しました。 ・「UEFI POST Discovery Mode」 オプションが「Force Full Discovery」に設定されて いる場合、iLO 仮想メディアからブートしないことがある問題に対処しました。 ・稼働中にI/OのMachine Check Exception (MCE)が発生した場合、再起動後のPOST中に 反応しない、またはRed Screenが表示されることがある問題に対処しました。 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Boot Mode」オプションが「Legacy Boot Mode」に設定、かつ「Internal SD Card」オプションが「Disabled」に設定されて いる場合、Dual microSD Cardからブートしないことがある問題に対処しました。 この問題は、UEFIブートモードに設定されている装置には影響ありません。 ・Smart Array S100i SR Gen10 を使う装置において、システムリセット時にRAID ボリュームがフェール状態になることがある問題に対処しました。 バージョン: v1.36 (02/14/2018) 機能強化、および問題点の修正 ・システムユーティリティの「System Information」に「Storage Device Information」 メニューを追加しました。 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「PCIe Device Configuration」に「PCIe Bifurcation Options」メニューと、「PCIe Slot XX Bifurcation」オプションを追加 しました。(XXはスロット番号) このオプションを有効にした場合、PCIeスロットを2つの幅の等しいスロットに分割し ます。このオプションは、PCIeスロットの分割をサポートもしくは必要とする、特定の PCIeオプションカードにおいて使用します。 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Power and Performance Options」に 「Direct to UPI(D2K)」オプションを追加しました。デフォルトの「Auto」に設定 されている場合、適切に「Enabled」または「Disabled」が設定されます。 指定の無い限りデフォルトの「Auto」を選択してください。 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Fan and Thermal Options」の「Thermal Configuration」オプションに、「Enhanced CPU Cooling」パラメーターを追加しまし た。このオプションは、特定のワークロードがプロセッサーを集中的に使用する とき、プロセッサーの冷却能力を高めることでパフォーマンスを向上させます。 ・iLOの仮想マウスのホイール機能を、システムユーティリティでサポートしました。 なお、仮想マウスのホイール機能は、iLO5ファームウェアバージョン1.20以降にて サポートされます。 ・Smart Array S100i SR Gen10 SW RAIDコントローラーのRESTful API configurationを サポートしました。 ・最新のBIOS/Platform Configuration options(RBSU)と一致するように「RESTful API BIOS Attribute Registryリソース」を更新しました。 ・システムユーティリティの日本語および中国語の説明を更新しました。 ・デフォルト設定に戻すとき、UEFI Boot Orderがデフォルト設定に戻らない問題に対処 しました。この問題は、Legacy BIOS Modeに設定している装置には影響ありません。 ・Windows(R)デバイスマネージャで、High Performance Event Timer (HPET)が「not functioning properly」と報告される場合がある問題に対処しました。 ・RESTfulインターフェースから「Embedded Serial Port」オプションを正しく設定でき ない問題に対処しました。 ・ACPI System Locality Information Table(SLIT)で、PCI Express I/O Proximityを 適切に割り当てられない問題に対処しました。この変更は、PCIeデバイス I/O NUMA認 識に影響されやすいアプリケーションと構成でパフォーマンス改善します。 ・Smart Array S100i SR Gen10 SW RAIDを利用している場合、SASドライブを挿入する と、ごく稀にシステムが反応しなくなる問題に対処しました。この問題は、AHCIモー ドで利用している場合には発生しません。 ・以下の誤ったインテグレーテッドマネジメントログ(IML)が記録されることがある問題 に対処しました。 Core BoostテクノロジーがiLO Advancedライセンスが設定されていないため無効 (531 - Core Boost Technology missing required iLO License) バージョン: v1.32 (02/01/2018) 機能強化、および問題点の修正 ・インテル(R) Xeon(R) スケーラブル・プロセッサーのマイクロコードを更新しまし た。インテル社から通知されているセキュリティ脆弱性(INTEL-SA-00088)に対応しま した。 ・以下の誤ったインテグレーテッドマネジメントログ(IML)が記録されることがある問題 に対処しました。 Core BoostテクノロジーがiLO Advancedライセンスが設定されていないため無効 (531 - Core Boost Technology missing required iLO License) バージョン: v1.26 (11/14/2017) 機能強化、および問題点の修正 ・Innovation Engineファームウェア (以下IEファームウェアといいます)のオンライン アップデート機能をサポートしました。 インテル社のセキュリティの脆弱性(INTEL-SA-00086)に対応したServer Platform Serviceファームウェア4.0.4.288以降、およびIEファームウェア0.1.4.4以降を適用 するために、システムROMをv1.26 (11/14/2017)以降にアップデートする必要がありま す。各ファームウェアのアップデート手順は、リリース通知に記載されています。 ・Windows(R)デバイスマネージャで、High Performance Event Timer (HPET)が 「not functioning properly」と報告される場合がある問題を修正しました。 バージョン: v1.22 (09/29/2017) 機能強化、および問題点の修正 ・BIOS/Platform configuration(RBSU) Sub-NUMAクラスタリングオプションを有効に 設定したとき、システムが最大パフォーマンスに到達しないことがある問題に対処 しました。このオプションは、デフォルトでは無効に設定されています。 ・オペレーティングシステムが長時間実行された後に、システムが誤ってシステム 時刻を間違った時刻に「シフト」してしまう問題に対処しました。この問題は Microsoft Windows(R)で「日付と時刻の調整」ページの「時刻を自動的に設定する」 オプションが有効になっている場合に顕著に発生します。 ・メモリトレーニングに失敗したとき、インテグレーテッドマネジメントログ(IML) に不正確なエラーメッセージが報告されるという問題に対処しました。メモリトレー ニングの失敗が起きたとき、DIMMを正確に置き換えるために、このバージョ ンのシステムROMにアップデートすることを推奨します。 ・バージョン1.20のシステムROMを使用しているとき、以下の誤った インテグレーテッドマネジメントログ(IML)が記録されることがある問題に対処し ました。 Core BoostテクノロジーがiLO Advancedライセンスが設定されていないため無効 (531 - Core Boost Technology missing required iLO License) バージョン: v1.20 (08/18/2017) 機能強化、および問題点の修正 ・動的消費電力上限のサポートを追加しました。この機能はシステムユーティリティの BIOS/Platform Configuration (RBSU) > System Options > Boot Time Optimizations」の「Dynamic Power Capping Functionality」から有効にすることが できます。この機能のサポートには、Power Management Controllerファームウェア バージョン1.0.4およびiLO5ファームウェアバージョン1.15以降が必要です。 ・Core Boostテクノロジーのサポートを追加しました。この機能を使用するには、 IEファームウェア 0.1.2.6以降が必要です。 ・LLC Dead Line Allocationのための「System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Power and Performance Options」に「LLC Dead Line Allocation」オプションが新しく追加されました。特定のアプリケーションを実行 する場合に、この設定をデフォルト値から変更すると、システムパフォーマンスが 向上する可能性があります。 ・Stale A to Sに対応するための「System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Power and Performance Options」に「Stale A to S」 オプションが新しく追加されました。特定のアプリケーションを実行する場合に、 この設定をデフォルト値から変更すると、システムパフォーマンスが向上する可能 性があります。 ・最適なパフォーマンスが得られないことがあるアンバランスなメモリ構成を検出して 報告する機能が追加されました。バランスのとれたDIMMの実装位置や実装枚数につい て、詳しくはユーザーズガイドを参照してください。 ・XPT Prefetcherをデフォルトは無効に設定する新しい「Auto」設定をBIOS/Platform Configuration (RBSU)メニューに追加しました。「XPT Prefetcher」を「Enabled」 に設定すると、レイテンシパフォーマンスが向上する可能性がありますが、同時に システムの安定性に問題を生じるという報告があります。 Intel(R)は「XPT Prefetcher」が「Enabled」設定での利用を推奨していません。 ・128GB LRDIMMのサポートを追加しました。 ・最新のGPUアダプターをサポートするためにシステムのサーマルロジックを修正し ました。 ・最新のBIOS/Platform Configuration(RBSU)オプションと一致するようにRESTful API BIOS属性レジストリリソースを更新しました。 ・システムユーティリティの言語翻訳(英語以外の言語)を更新しました。 ・システムユーティリティの 「BIOS/Platform configuration(RBSU) > Memory Options > Advanced Memory Protection」への、「Fast Fault Tolerant(ADDDC)」 設定をサポートしました。 ・BIOS/Platform configuration(RBSU)メニューに誤った管理者パスワードが入力され た後もUEFIまたはレガシーブート順序を変更できるという問題に対処しました。 ・ドライブがコントローラーに接続されていないときに、内蔵のAHCI SATAコントロー ラーがBIOS/Platform configuration(RBSU) PCIデバイスメニューに正しく表示され ないという問題に対処しました。 ・システムユーティリティメニューで、オプションデバイス構成ページからの構成 設定が正しく保存されないという問題に対処しました。 ・搭載されたバッテリで、サポート可能なデバイス数よりも多く取り付けられて いる場合に、システムROMがSmart Batteryストレージサブシステムの構成エラーを 正しく報告しないという問題に対処しました。 ・直接接続されたNVMeハードディスクドライブで構成されたプラットフォームがシス テムユーティリティページから正しくない場所(ボックスおよびベイの場所)を 報告するという問題に対処しました。 ・システムユーティリティメニューでオプションのPCIeアダプターの正しい名前が 表示されないという問題に対処しました。 ・シャーシの電源装置情報が業界標準SMBIOSレコードから適切に報告されないという 問題に対処しました。 ・システムがレガシーブートモードで構成された場合にiLOリモートコンソールキー ボードとマウスが正しく機能しないという問題に対処しました。この問題は、UEFI ブートモードに構成されたシステムでは発生しません。 ・ジッターパフォーマンス機能の設定をiLO Webインターフェースから正しく変更で きないという問題に対処しました。 ・バッテリが実際には故障しているときにSmart Batteryが充電中だとシステムから 報告される問題に対処しました。システムがSmart Batteryの問題点を報告してい る場合、システムROMをアップデートすることを推奨します。 ・Trusted Platform Module(TPM)ビジビリティのTPMオプションがRESTful APIを 通じて構成できないという問題に対処しました。 ・OS起動前環境からレガシーブートモードでDIRなどの文字を繰り返し入力すると システムが反応しなくなるという問題に対処しました。この問題は、UEFIブート モードのシステムでは発生しません。 ・PCIe最大ペイロードサイズが正しくプログラムされていないという理由で、 Dialogicアダプターなどの特定のサードパーティPCIeアダプターが正しく機能しな いという問題に対処しました。 ・x16スロットPCIeライザーおよび3スロットx8ライザーがサーバー内に存在するとき、 特定のNVMeデバイスが検出されないという問題に対処しました。 ・BIOS/Platform configuration(RBSU)ネットワークオプションメニューからデバイス 上のネットワークブートが無効にされたとき、ネットワークブートオプションが依 然としてレガシーブート順序内にエントリーを表示するという問題に対処しました。 この問題は、UEFIブートモードのシステムでは発生しません。 ・BIOS/Platform configuration(RBSU)メニューでキーを使用すると、システム が反応しなくなるという問題に対処しました。 ・DIMM構成の不備を検知してシステムの起動を停止することができない問題に対処し ました。 ・BIOS/Platform configuration(RBSU)のEnergy Efficient Turbo設定が正しくない という問題を修正しました。Energy Efficient Turbo設定がEnabledに設定されてい る場合、実際には無効になっていました。Disabledに設定されている場合、実際に は有効になっていました。 ・Smart Array S100i (オンボードRAID)コントローラーから故障したRAIDボリューム を修理しようとすると、サーバーがロックアップして赤色の画面が表示されるとい う問題に対処しました。 ・RESTful APIにおいてBIOS設定を行う場合、設定が正しく適用れているにもかかわ らず、RESTful APIにおいて正しく適用されていないと報告される問題に対処しま した。 ・Trusted Platform Module(TPM)がインストールされているとき、システムがウォーム リセット後のリブート中に反応しなくなり、ブランク画面が表示されるという問題に 対処しました。オプションのTPMキットを搭載したシステムで再起動に問題が見られ る場合は、システムROMをアップデートすることを推奨します。 ・サーバーの再起動時に非常にまれに413 Innovation Engine Authentication Error が誤報告される問題に対処しました。 ・BIOS/Platform configuration(RBSU)のPower On Logoの無効化機能を削除しました。 Power On Logoの無効化機能はサポートされません。 ・Embedded Diagnosticsを有効または無効にするBIOS/Platform configuration(RBSU) オプションを削除しました。Embedded Diagnosticsはサポートされないので機能 しないオプションです。 ・システムユーティリティからEmbedded Diagnosticsを削除しました。Embedded Diagnosticsはサポートされません。 ・Intel Platform Trust Technology(Intel PTT)と呼ばれるチップセットファーム ウェアベースのTrusted Platform Module(TPM)のサポートが削除されました。 この機能は安定性の問題からサポートされなくなりました。Intel(R)はこの機能の サポートを推奨していません。TPMを利用するには、TPMキットをインストールする 必要があります。 ・USBデバイス「iLO LUN 00 Media 0 USB Device」が未初期化状態で存在する問題に 対処しました。 -------------------------------------------------------------------------------- 【商標および著作権】 Microsoft、Windows、Windows Serverは米国Microsoft Corporationの米国および その他の国における登録商標または商標です。 Linux(R)は、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標です。 Red Hat、Red Hat Enterprise Linuxは、米国Red Hat, Inc.の米国およびその他の国に おける商標または登録商標です。 その他、記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。 本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社、又は開発元である第三者に帰属します。 その他、各製品は各社の著作物です。 -------------------------------------------------------------------------------- Copyright NEC Corporation 2020