================================================================================ Express5800/R120i-1M Express5800/R120i-2M システムROM U46 v1.52 (09/22/2021) ================================================================================ 【ソ フ ト 名】 Express5800/R120i-1M、Express5800/R120i-2M システムROM(BIOS)アップデートモジュール 【対 応 機 種】 Express5800/R120i-1M Express5800/R120i-2M 【対 応 O S 】 本ソフトウェアはオフラインアップデート、および 下記のOSに対応しています ・Windows Server(R) 2016 ・Windows Server(R) 2019 ・Red Hat(R) Enterprise Linux(R) 8 【対象ユーザ 】 下記[アップデート対象ユーザ]参照 【ソフト種別 】 システムROM ================================================================================ 【ソフトの紹介】 この「Express5800/R120i-1M、Express5800/R120i-2MシステムROM(BIOS)アップデート モジュール(以下「本ソフトウェア」といいます。)」は、Express5800/R120i-1M、 Express5800/R120i-2MのシステムROMの機能強化、および問題点を修正します。 機能強化、および問題点の修正 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Advanced PCIe Configuration」メニューに 「PCIe Hot-Plug Error Control」オプションを追加しました。 (*) System Utilities > System Configuration > RBSU > PCIe Device Configuration > Advanced PCIe Configuration ・Extended Memory Testオプション(*)がEnabledに設定されている場合、訂正不可能な メモリエラーがインテグレーテッドマネジメントログ(IML)に記録されることがある 問題に対処しました。 本問題は、Extended Memory TestオプションをDisabledに設定 している装置には影響ありません。 本問題が発生しても、DIMMに問題はありません。 本問題が発生しても、DIMMに問題はありません。 また、本問題はPOST中に発生し、OS起動後に発生することはありません。 (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > System Options > Boot Time Optimizations > Extended Memory Test ≪本ソフトウェアに含まれるプログラムとデータ≫ 本ソフトウェアには、以下のプログラムとデータが含まれています。 本ソフトウェアを実行する環境に合わせて、お使いください。 a) システムユーティリティ/iLO Web インターフェース用フラッシュイメージ firmware\U46_1.52_09_22_2021.signed.flash b) Windows(R)用 システムROM アップデートプログラム winx64\cp049098.exe c) Linux(R)用 システムROM アップデートRPMパッケージ Linux\firmware-system-oem-u46-1.52_2021_09_22-1.1.x86_64.rpm 【アップデート対象ユーザ】 下記の機種とシステムROMバージョンをお使いのお客様が対象になります。 ・対象機種 1. Express5800/R120i-1M 2. Express5800/R120i-2M ・対象バージョン 1. U46 v1.40 (04/28/2021) 注) 上記より新しいバージョンをお使いの場合、本ソフトウェアでアップデート されるシステムROMと同等の機能、および修正が既に適用されています。 新たにアップデートする必要はありません。 システムROMのバージョンは、以下の手順で確認することができます。 任意の手順を選択して、アップデートの前後でバージョンをご確認ください。 ≪システムユーティリティ≫ 以下の手順でシステムROMのバージョンと日付が確認できます。 (1) 装置の電源を入れます。ディスプレイ画面にPOST(Power On Self-Test)の実 行内容が表示されます。しばらくすると、以下のメッセージが表示されます。 メッセージに従いキーを押して、システムユーティリティを起動します。 [F9] System Utilities (2) システムユーティリティが起動した後、「System Information」を選択します。 (3) 「Firmware Information」を選択します。 (4) 画面に各ファームウェアのバージョンが表示されます。「System ROM」項から バージョンと日付を確認します。 注) システムROMのバージョンを確認した後、キーを押す、または「Exit」を 選択して、システムユーティリティを終了してください。 注) システムユーティリティの使用方法の詳細は、メンテナンスガイドの「便利な 機能」「1. システムユーティリティ」を参照してください。 ≪Windows(R) OS≫ 以下の手順でシステムROMの日付が確認できます。 (1) キーを押しながらキーを押します。 (2)「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスで、「msinfo32」を入力して 「OK」をクリックします。 (3) 「システム情報」が起動した後、「システムの要約」を選択します。 (4) BIOSバージョン/日付 の項目から、システムROMの日付を確認します。 ≪Linux(R) OS≫ 以下の手順でシステムROMの日付が確認できます。 (1) xtermなどのターミナル(端末)を起動します。 (2) 以下のコマンドを実行します。 # /usr/sbin/dmidecode | less 注) #はプロンプトを示します。入力する必要はありません。 (3) BIOS Information->Release Date の項目から、システムROMの日付を 確認します。 注) dmidecodeコマンドがインストールされている必要があります。 ================================================================================ 注意事項 ================================================================================ ≪共通の注意事項≫ ・本ソフトウェアの使用条件について、license_ja.txtを参照してください。 ・システムROMをアップデートしたとき、冗長ROM機能によってバックアップROMがアッ プデートされます。アップデートの処理が完了した後、稼働しているシステムROMと バックアップROMが切り替えられます。もし、何らかの理由によりアップデートした システムROMが動作しない場合、自動、または手動でバックアップROMに切り替えるこ とができます。これより、アップデート前に使用していたバージョンに戻して起動す ることができます。また、同様にシステムROMのアップデート中に予期しないアクシ デントが発生してアップデートに失敗した場合、稼働していたシステムROMは保存さ れているので、アップデート前のバージョンで起動することができます。 ・Windows(R) BitLocker(TM)機能を有効にしている場合、一旦無効にしてから本ソフト ウェアを実行してください。アップデートが完了した後、再度有効にしてください。 無効にせずアップデートした場合、コンピュータ起動時に「回復パスワード」が必要 になることがあります。 ・ハイパーバイザー、またはゲストOSなどの仮想化された環境では、本ソフトウェアは ご使用になれません。本ソフトウェアが対応しているOS上からアップデートしてくだ さい。または、システムユーティリティやiLO Web ユーザインターフェースからアッ プデートしてください。 ・ファームウェアの依存関係を満たさない場合、iLO5ファームウェアは、最新の 「Starter Pack」を使用してアップデートしてください。 また、Innovation Engine(IE) Firmwareは、最新の「Server Platform Services(SPS) ファームウェアアップデートモジュール、Innovation Engine(IE) ファームウェア アップデートモジュール」を使用してアップデートしてください。 なお、最新のアップデートモジュールは以下のサイトからダウンロードしてください。 https://jpn.nec.com/ (「サポート・ダウンロード」-「法人向け製品 サーバ」- 「PCサーバ (Express5800シリーズ)」-「修正情報・ダウンロード」) ≪Windows(R)およびLinux(R) OSにおける注意事項≫ ・本ソフトウェアを実行するとき、iLO5(ベースボードマネージメントコントローラ) へのアクセスが必要になります。そのため、「iLO 5 Channel Interface Driver」 (CHIFドライバ)を予めインストールしておく必要があります。CHIFドライバは、 EXPRESSBUILDER、または「Starter Pack」からインストールできます。 -------------------------------------------------------------------------------- 【改版履歴】 バージョン: v1.52 (09/22/2021) 機能強化、および問題点の修正 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Advanced PCIe Configuration」メニューに 「PCIe Hot-Plug Error Control」オプションを追加しました。 (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > PCIe Device Configuration > Advanced PCIe Configuration ・Extended Memory Testオプション(*)がEnabledに設定されている場合、訂正不可能な メモリエラーがインテグレーテッドマネジメントログ(IML)に記録されることがある 問題に対処しました。 本問題は、Extended Memory TestオプションをDisabledに設定 している装置には影響ありません。 本問題が発生しても、DIMMに問題はありません。 本問題が発生しても、DIMMに問題はありません。 また、本問題はPOST中に発生し、OS起動後に発生することはありません。 (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > System Options > Boot Time Optimizations > Extended Memory Test バージョン: v1.50 (08/27/2021) 機能強化、および問題点の修正 ・Windows Server 2022のサポートを追加しました。 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Server Security」メニューに 「Microsoft(R) Secured-core Support」オプションを追加しました。 (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Server Security > Microsoft(R) Secured-core Support ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Advanced Trusted Platform Module Options」メニューに「Omit Boot Device Event」オプションを追加しました。 (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Server Security > Trusted Platform Module Options > Advanced Platform Module Options > Omit Boot Device Event ・Intel E810 Ethernet Adapter(N8104-208、N8104-212)のファームウェアを更新する 際に、「Incorrect firmware file or no supported device」のエラーが表示される 問題に対処しました。 ・IPv4証明書が登録され、Network Location for iPXE Auto-Start Scriptにネットワー クロケーションが設定されている場合、Embedded iPXE起動時にストールする問題に 対処しました。 ・DIMM Slot 1にDIMMを搭載していない場合、セーフモード起動時にストールする問題 に対処しました。 ・以下のセキュリティ上の脆弱性に対処しました。 CVE-2019-14584、 CVE-2021-28211、CVE-2021-28210 バージョン: v1.42 (05/26/2021) 機能強化、および問題点の修正 ・BIOS/Platform Configuration(RBSU)の「Advanced Performance Tuning Options」 メニューに「Enhanced Processor Performance Profile」オプションを追加しました。 (*) System Configuration > BIOS/Platform Configuration (RBSU) > Power and Performance Tuning Options > Advanced Performance Tuning Options -------------------------------------------------------------------------------- 【商標および著作権】 Microsoft、Windows、Windows Serverは米国Microsoft Corporationの米国および その他の国における登録商標または商標です。 Linux(R)は、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標です。 Red Hat、Red Hat Enterprise Linuxは、米国Red Hat, Inc.の米国およびその他の国に おける商標または登録商標です。 その他、記載の会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。 本ソフトウェアの著作権は日本電気株式会社、又は開発元である第三者に帰属します。 その他、各製品は各社の著作物です。 -------------------------------------------------------------------------------- Copyright 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