世界中で感染が拡大中のランサムウェア"WannaCrypt"は、セキュリティ更新プログラム「MS17-010」で修正されましたMicrosoft Windows 製品のSMBv1 サーバーの脆弱性(CVE-2017-0145)を悪用することが確認されております。
セキュリティ更新プログラム「MS17-010」を適用の上、当該ランサムウェアの感染や、感染後の拡大を防ぐために、StarOffice Xのウィルス対策製品の定義ファイルを最新化し、検知・削除してください。
・StarOffice X ウイルススキャン(InterScan)
パターンファイル番号:1340100、1340180 以降(末尾の2桁はパターンファイルのタイプですので、先頭部分13401以降で対応を確認できます。)
・StarOffice X ウイルススキャン(GroupShield)
対応するDATファイル番号:8527 以降
Microsoft Windows 製品のSMBv1 サーバーの脆弱性(CVE-2017-0145)対策として修正プログラム「MS17-010」の適用困難な場合は、緩和策としましてSMBv1の無効化が推奨されておりますが、SMBv1の無効化を行いますと、StarOffice X の横断検索(バンドル版、通常版とも)に以下のような影響がありますのでご注意ください。
【影響】
横断検索でファイルサーバを検索対象としている場合、ファイルサーバ側のSMB v1を無効化しますと、横断検索サーバからファイルサーバにアクセスが行えず、検索インデックスが作成できないため、ファイルサーバの検索ができなくなります。
ただし、横断検索でファイルサーバを検索対象としていない(例えば、StarOffice Xのキャビネット文書や掲示板文書のみ対象)場合は、影響はありません。