【NetWorker】リカバリを実施せずにバックアップが正しくできたか検証したい
質問内容
NetWorkerでバックアップしたデータが本当に正しくバックアップできているのか、
実際にはリカバリせずに確認できますか?
回答内容
recoverコマンドを使うことにより、
バックアップしたデータを実際にディスク上に書出さずに、ボリュームから読み込みのみを行うことが可能です。
この方法では、リカバリされるファイルの内容そのものは確認できませんが、
ボリュームから読み込んだバックアップデータの一覧を作成します。
またテープ媒体の場合、実際に読み込みを行うので媒体の問題があった場合に、媒体の問題を検出する事ができます。
- recover コマンドを使用して、ボリュームからバックアップされているファイル一覧を出力します。
コマンドラインの書式は以下のようになります。
# recover -s NetWorkerサーバホスト名 -n -t 確認したいデータの年月日 -a 確認したいデータのパス名
※以降はUNIX環境でのみ実行可能な手順ですが、上記のコマンドはWindowsでも実行可能です。
NetWorkerサーバホスト名がserverで、/homeの2008年12月31日時点のバックアップデータの一覧を
/tmp/TAPEファイルに出力したい場合は以下のように指定します。
# recover -s server -n -t 12/31/08 -a /home > /tmp/TAPE 2>&1
- /tmp/TAPE をviなどのテキストエディタで編集し、path名以外の部分を削除します。
- バックアップしたファイルの一覧を作成します。
find コマンドに -depth オプションを指定して、path の出力順を recover コマンドと同じになるようにします。
# cd /
# find ./home/ -depth > /tmp/ORG
- 1. と 3. で作成したファイル一覧に差分がないことを確認してください。
差分がなければ、バックアップは正常に終了しています。
# diff /tmp/ORG /tmp/TAPE
- diff コマンドの出力結果を確認し、/home 配下にだけに存在するファイルがなければ
バックアップは正常に実行されています。
[注意事項]
リカバ確認に使用したバックアップを実行した日時以降に作成されたファイルがある場合、
diff コマンドによる確認をしたときに差分が表示されます。
製品名カテゴリ
対象製品
品名:
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WebSAM NetWorker
|
リビジョン:
|
6.1.x、7.1.x、7.2.1 および 7.5.1 以降
|
対象OS:
|
HP-UX
|
品名:
|
WebSAM NetWorker
|
リビジョン:
|
7.1.x、7.2.1 および 7.5.1 以降
|
対象OS:
|
Solaris
|
品名:
|
WebSAM NetWorker
|
リビジョン:
|
7.5.1 以降
|
対象OS:
|
Windows
|
品名:
|
WebSAM NetWorker
|
リビジョン:
|
7.5.1 以降
|
対象OS:
|
Linux
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コンテンツID:
3150103346
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公開日:
2012年08月03日
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最終更新日:2021年08月20日
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