≪原因1≫
Windows Server 2008 R2 SP1のドメイン環境では、ネットワークプロファイルの切り替わりを
契機に、Windowsファイアウォールが意図しない動作となる(特定通信[UDP]をブロックする)
問題があります。
【マイクロソフト社サポート技術情報 KB2701206】
ドメインプロファイルを利用している場合、既定の設定ではシステム起動時の際に必ず
ネットワークプロファイルが切り替わるため、本事象が発生することがあります。
≪対策1≫
本問題を回避するには、プロファイルが切り替わらないようにする必要があります。
そのためには Network List Service を無効化して、プロファイルを
パブリックプロファイルに固定化します。
※パブリックネットワークプロファイルのSNMPサービスのファイアウォール設定は、
デフォルトでは通信が許可されている範囲(スコープ)がローカルサブネット内と
なっています。別ネットワークのESMPRO/ServerManagerとSNMPで通信するためには、
スコープを変更する必要がありますのでご注意ください。
≪原因2≫
ドメイン環境では、ドメインコントローラが完全に起動した状態でサーバを起動しないと、
グループポリシーなどの反映が行えないため、SNMPで通信ができなくなることがあります。
≪対策2≫
ドメインのメンバーサーバは、ドメインコントローラが完全に起動した後に起動してください。