【原因】
StarOffice X V5.2のインストール時の初期設定ではポータルのアクセスログ(*1)が出力されない現象が発生します。
(*1)アクセスログとは
アクセスログは、エンドユーザがポータルサーバに対してログインやログアウト、ページの移動やページの
変更等の操作を行ったときに記録されるログです。
アクセスログの出力場所:
<StarOffice フォルダ>\WebOTX\domains\domain1\logs\portal\accesslog
portal_access.log (最新のログ)
または
portal_access.log.YYYY-MM-DD (過去のログ)
というファイル名で出力されます。
【対処方法】
本件につきまして、修正オーバーライト「StarOffice X ポータル V5.2.00.01 オーバーライト」を公開いたしましたので、適用をご検討ください。
「StarOffice X ポータル V5.2.00.01 オーバーライト」は、本ページの本ページ末尾の「関連情報」よりご入手いただくことが可能です。
なお、修正オーバーライト公開前は、以下の方法での回避をお願いしておりました。
既に暫定回避策を実施いただいている場合は、「StarOffice X ポータル V5.2.00.01 オーバーライト」の適用は不要です。
<暫定回避策>
Webサーバ、オールインワンサーバにて、本ページ上に格納している回避物件(20181115_PortalAccessLog.zip)内のファイル(log4j2-as.xml)を編集後、上書きでファイル置換することで回避できます。
※回避物件(20181115_PortalAccessLog.zip)のご提供は、修正オーバーライトの公開に伴い終了いたしました。
具体的な手順は以下の通りです。
Webサーバ、オールインワンサーバにて実施してください。
(1)回避物件(20181115_PortalAccessLog.zip)を解凍します。
(2)解凍したフォルダ内のlog4j2-as.xmlの一行目(下記箇所)に記述されている"C:\SOX\"をお客様環境に合わせてStarOffice Xのインストールフォルダに変更します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><!DOCTYPE Configuration SYSTEM "C:\SOX\WebOTX/lib/dtds/log4j.dtd">
[変更後の例]
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><!DOCTYPE Configuration SYSTEM "E:\SOX\WebOTX/lib/dtds/log4j.dtd">
注意:本ファイルはメモ帳などでも編集可能な文字コードANSIですが、コメント等で全角文字を追加した場合文字コードが変わりますので、上記以外の変更は実施しないでください。
(3)(2)で編集したファイルをStarOffice X環境に上書きで置換します。
置換先ファイルは以下のファイルになります。
<StarOffice フォルダ>\WebOTX\domains\domain1\config\log4j2-as.xml
(4)Windows管理ツールからサービスを起動し "WebOTX AS 10.1 Agent Service" を再起動します。
注意:Webサーバが複数サーバの場合、StarOffice X V5.2を複数Webサーバ構成でインストールすると、「分散キャッシュの設定方法(JMSサーバクラスタを利用しない場合)」の設定が、インストーラによって自動的に行われています。
JMS サーバクラスタを利用しない場合、Web サーバの起動は、以下の順序でA→B の順に再起動してください。
A)分散キャッシュで更新通知先となるJMS サーバ
B)それ以外のWeb サーバ
対象バージョンは以下の通りです。
- StarOffice X V5.2