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よくあるご質問(サポートFAQ)

【NetWorker】一般的に使用されず停止可能なNetWorkerの機能とその停止手順

質問内容

必要のない停止可能なNetWorkerの機能が存在すれば停止させたい。
どのようなものが存在するかと、その停止方法を教えてほしい。

回答内容

特定の条件の環境では使用されるが、それ以外の環境では使用されず無効化可能な機能は以下になります。

  • NetWorker Snapshot Management Service
    特定のストレージ(VNX, VMAXなど)のスナップショット機能と連携してバックアップを行う場合に使用するサービス。ストレージのスナップショット連携機能を利用するためには別途ライセンスが必要となりますが、NECではこのライセンスを取り扱っておりません。そのため、使用することはない不要なサービスとなります。
  • HyperV-FLR-UI
    NetWorker Module for Microsoft 利用時にHyper-V File Level Restore を行うためのサービス。Hyper-V File Level Restore を行わない場合は、使用することはない不要なサービスとなります。
  • DefaultReportHomeTask(NetWorker9.1.1のみ)
    Report Home機能のタスク設定。Report Home機能はNetWorkerの構成情報を定期的にNetWorker開発元へ送信する機能です。デフォルト設定では毎週日曜日8時に実行されるようになっています。Report Home機能についてはNECではサポートしておりませんため、使用することはない不要なタスクとなります。

各機能は以下の方法で自動起動の無効化や停止が可能です。

  • NetWorker Snapshot Management Service
    • 【Windows】
      以下の手順にてサービスの自動起動を無効にすることが可能です。
      1. [管理ツール]-[サービス]を選択し、サービス画面を開く
      2. [NetWorker Snapshot Management Service]を選択しプロパティを開く
      3. 全般タブの[サービスの状態]に「開始」と表示されている場合は、[停止]をクリックする
      4. 全般タブのスタートアップの種類を[自動(遅延開始)]から[無効]に変更する
      5. [OK]で変更を確定する
    • 【Linux】
      RHEL6(init利用環境)の場合や、RHEL7以降(systemd利用環境)でNetWorker9.1.1をご利用の場合には、本サービスは自動起動いたしません。そのため自動起動の無効化は実施不要です。
      ただし、RHEL7以降環境で、かつNetWorker18.2以降をご利用の場合は、サービスの自動起動が行われます。
      その場合は以下の手順に自動起動の無効化が可能です。
      • RHEL7以降の環境で、NetWorker18.2以降を利用の場合
        1. 以下のコマンドを実行し Networker Snapshot Management サービスを停止します。
          systemctl stop nsrps
        2. 以下のコマンドを実行し Networker Snapshot Management サービスの自動起動を無効化します。
          systemctl disable nsrps
  • HyperV-FLR-UI
    1. 以下のコマンドを実行し nsradmin を起動します。
      nsradmin
    2. 以下のコマンドを実行しHyperV-FLR-UIサービスのリソースを指定して表示します。
      print type: NSR service; name: HyperV-FLR-UI
    3. 以下のコマンドを実行し HyperV-FLR-UI サービス を無効に設定します。
      update enabled: No
    4. 以下のコマンドを実行し、「enabled」欄が「No」に更新されていることを確認します。
      print
    5. 以下のコマンドを実行し nsradmin を終了します。
      quit
  • DefaultReportHomeTask
    1. 以下のコマンドを実行し nsradmin を起動します。
      nsradmin
    2. 以下のコマンドを実行しDefaultReportHomeTaskのリソースを指定して表示します。
      print type: NSR task; name: DefaultReportHomeTask
    3. 以下のコマンドを実行しDefaultReportHomeTaskを無効に設定します。
      update autostart: Disabled
    4. 以下のコマンドを実行し、「autostart」欄が「Disabled」に更新されていることを確認します。
      print
    5. 以下のコマンドを実行しnsradminを終了します。
      quit

製品名カテゴリ

WebSAM NetWorker

対象製品

品名: WebSAM NetWorker
リビジョン: 9.1.1以降
対象OS: Linux
Windows
  • コンテンツID: 3150114502
  • 公開日: 2019年08月06日
  • 最終更新日:2019年08月06日

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