ページの先頭です。
ここから本文です。

よくあるご質問(サポートFAQ)

【StarOffice】 StarOfficeX: キャビネットの運用コマンド実行中にイベントログにObjectManagerのエラーコード8192

質問内容

キャビネットの運用コマンド(bcabrmobj等)を実行中にイベントログに下記のエラーが出力されます。

・レベル:      エラー
・ソース:      ObjectManager
・イベントID:  8192
・説明: 
    K:Can't allocate memory space. Please decrease the max number of sessions or increase a system memory.

原因、対処について教えてください。

回答内容

上記エラーの原因としては、運用コマンドで一度に大量の文書を処理しようとしたため、文書を管理するデータベース(PERCIO)のキャッシュサイズが不足したことが考えられます。

対処としましては、以下のいずれかの方法をご検討ください。

(1) 一度に処理する文書数を少なくする。
オーナ指定での処理に失敗する場合は、例えば配下のキャビネット単位で指定する、あるいはフォルダ等のオブジェクト単位で指定する、等。

(2) PERCIOのキャッシュサイズを拡張する。
キャッシュサイズの設定方法は以下のマニュアルを参照してください。

  ~運用管理者編~ StarOffice X コンフィグレーションガイド
    第 2 章 キャビネット・掲示板
      - 目的別に設定を変更する
         - PERCIOキャッシュサイズを拡張するには

※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。

設定すべきキャッシュサイズのおおよその目安ですが、1文書につき約8KB程度が必要とお考えください。
既定値(16MB)であれば、約2,000文書を一度にコピー・移動できる計算になります。
(文書のサイズではなく、文書の数に依存します。)

なお、PERCIOのキャッシュサイズを拡張すると、大量文書の処理でエラーになる可能性は少なくなりますが、その分キャビネットサーバの使用メモリ量(※)も増加します。
したがい、文書を複数回に分けて処理するか、キャッシュサイズを拡張するかは、大量文書の操作の頻度やマシンの空きメモリ状況等を踏まえてご検討ください。

※メモリ使用量の増加分
メモリ使用量の増加分は
  キャッシュサイズ拡張分 × (キャビネットサーバのセッション数)
となります。
ここでキャビネットサーバのセッション数の最大値は、下記マニュアル箇所にて説明されているキーに指定している値で、新規インストール時の初期値は16です。
(V1.0.05 より前のバージョンでは 8。)

  ~運用管理者編~ StarOffice X コンフィグレーションガイド
    第 2 章 キャビネット・掲示板
      - キャビネットサーバの設定を確認・変更する
         - コンフィグレーションファイル
           (28) セッション数の最大値
                SessionMaxValue

※StarOfficeのバージョンによっては章番号が異なる場合がございます。


対象バージョンは以下の通りです。
 - StarOffice X V1.0以降のバージョン

製品名カテゴリ

StarOffice X

関連情報

  • コンテンツID: 3150114514
  • 公開日: 2019年08月05日
  • 最終更新日:2019年08月05日

アンケート

サポート情報充実のためアンケートにご協力をお願いいたします。



コメント欄:
ここからページ共通メニューです。 ページ共通メニューを読み飛ばす。