「ftサーバのPP・サポートサービスポリシー」は、
ftサーバのソフトウェア保守サービス(PP・サポートサービス)の
サポート提供内容の基本方針をまとめたものです。
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基本方針
ftサーバでは、ハードウェア保守サービスとソフトウェア保守サービス(PP・サポートサービス)の
両方のサポート契約が必須となります。ハードウェア保守サービスの期限が切れたftサーバに対しては、
PP・サポートサービスのご提供はできません。
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サポートレベルの変更、サポート終了日
ftサーバのPP・サポートサービスのサポートレベルの変更、
およびサポート停止日のポリシーは、ftサーバのモデルにより異なります。
以下をご確認ください。
・Windowsモデル
・Linuxモデル
・VMwareモデル
■ftサーバWindowsモデルのPP・サポートサービスポリシー |
ftサーバ用のWindowsOS(WindowsOS for ft)のサポート提供期間、
および提供内容の 基本方針をまとめたものです。
ftサーバWindowsモデルのPP・サポートサービスは、
原則として、Microsoft Windows OS製品のサポートポリシーに従い
サポートを提供します。
Microsoft Windows OS製品のサポートポリシー
Microsoft Windows OS製品のサポートポリシーに従い、 標準サポート、延長サポート、限定サポートの各サポートレベルを設定し、標準サポートから延長サポート、限定サポートに順次移行します。
ただし、PP・サポートサービスの提供はハードウェア保守サービスの保守締結を前提としていますので、どのサポートレベルであってもハードウェア保守サービスの保守期限となった時点で、PP・サポートサービスの提供を終了します。
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標準サポートと延長サポートのサポート差異
- セキュリティ以外の新規更新プログラムが提供されなくなります。
(セキュリティ更新プログラムは引き続きマイクロソフト社からリリース)
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延長サポートと限定サポートのサポート差異
- セキュリティを含む修正プログラムの新規作成が終了します。
- 既存の修正プログラムの提供は継続します。
- NEC保有のスキルでのみ対応します(マイクロソフト社へのエスカレーションはありません)
Windowsモデルの限定サポート終了日
モデル
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限定サポート終了日
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R320a/R320b、および、これ以前のモデル
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2023/1/31 (終了)
(10年HW保守モデル使用時の最長期限)
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R320c/R320d
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2026/4/30
(10年HW保守モデル使用時の最長期限)
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R320e/R320f
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2029/9/30
(10年HW保守モデル使用時の最長期限)
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R320g
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2030/7/31
(RPQで10年HW保守モデル使用時の最長期限)
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R320h
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HWの出荷停止から標準5年後
HW保守を延長している場合は最大で7年後
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■ftサーバLinuxモデルのPP・サポートサービスポリシー |
ftサーバ用のLinuxOS(Linuxサービスセット for ft)の
サポート提供期間、および提供内容の基本方針をまとめたものです。
ftサーバLinuxモデルのPP・サポートサービスは、
原則として、Linuxサービスセットのサポートポリシーに従いサポートを提供します。
[Linux]Linuxサービスセット サポートポリシー
Linuxサービスセットのサポートポリシーに従い、標準サポート、延長サポート、限定サポートの各サポートレベルを設定し、標準サポートから延長サポート、限定サポートに順次移行します。
ただし、PP・サポートサービスの提供はハードウェア保守サービスの保守締結を前提としていますので、どのサポートレベルであってもハードウェア保守サービスの保守期限となった時点で、PP・サポートサービスの提供を終了します。
- 標準サポート
Red Hat社のフルサポート、メンテナンスサポート期間においてサポートを提供します。
- 延長サポート
標準サポート終了後、一定期間(RHEL6,7は5年間、RHEL8以降は3年間)、NECナレッジベースのサポートを提供します。
- 限定サポート
延長サポート終了後、LinuxID(Red Hat社サイトに登録するためのレジストレーション番号)の発行とインフォメーションサービスのみ提供します。問い合わせ対応はありません。
延長サポートの終了後も問い合わせ対応によるサポートをご希望の場合は、個別対応となりますのでRPQ申請をお願いします。
ご利用のftサーバのハードウェア保守サービスの保守期限などによっては、 ご希望にそえない場合もございます。
ftサーバは、ELSオプションやAUSオプションなどの
Linuxサービスセット向けのオプション製品には対応しておりません。
R320a/R320b以前のモデルのサポート終了日
モデル
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延長サポート終了日
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R320a/R320b、および、これ以前のモデル
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MIRACLE LINUX V4.0 : 2017/3/31(終了)
RHEL4 : 2017/3/31(終了)
RHEL5 : 2020/11/30(終了)
RHEL6 : 2025/3/31
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R320c以降のモデルのサポート終了日
モデル
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標準サポート終了日
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延長サポート終了日
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限定サポート終了日
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R320c RHEL6
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2020/11/30(終了)
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2025/11/30
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2027/2/28
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R320e RHEL7
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2024/6/30(終了)
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2029/6/30
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2030/4/30
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R320g RHEL7
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2024/6/30(終了)
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2029/6/30
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HWの出荷停止から標準5年後
HW保守を延長している場合は最大で7年後
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R320g/h RHEL8
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2029/5/31
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HWの出荷停止から標準5年後
HW保守を延長している場合は最大で7年後
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【Red Hat製品の注意事項】
Red Hatのソフトウェアやサービスのご利用には、RED HATエンタープライズ契約への同意が必要です。
RED HATエンタープライズ契約では、Red Hat製品のご利用に関する基本的な条件が定められています。これは弊社に限らず各社のRed Hat製品で共通です。
お客様はRED HATエンタープライズ契約に基づき、Red Hatのソフトウェアをご利用のあいだ、ご利用の全数についてサポートを契約(購入)していただく必要があります。
PP・サポートサービスの開始日には、Red HatのソフトウェアまたはPP・サポートサービスの利用開始予定日のいずれか早いほうを設定してください。構築作業などもご利用に含まれます。
※RED HATエンタープライズ契約の全文は下記に公開されています。
http://www.redhat.com/licenses
-本文:「ENTERPRISE AGREEMENTS」の“Learn more”
⇒ ”Asia-Pacific(APAC)” の“Japan”
-SW製品の製品付属文書、別紙:「PRODUCT APPENDICES」の“Learn more”
⇒ ”Appendix 1 (Software and Support Subscriptions)” の“Japanese”
■ftサーバVMwareモデルのPP・サポートサービスポリシー |
ftサーバVMwareモデル上のft制御ソフトウェア(※)のサポート提供期間、
および提供内容の基本方針をまとめたものです。
(※)
本項記載のポリシーはVMwareモデル対応のft制御ソフトウェア(ftSys for VMware)のサポートポリシーであり、
VMwareOS(ESXiServer)のサポートポリシーとは異なります。
VMwareOSのサポートポリシーは以下をご参照ください。
VMware製品サポート
ftサーバVMwareモデルのft制御ソフトウェアのPP・サポートサービスは、
ftサーバ上で動作するVMwareのバージョン毎に、標準サポート、延長サポートの
各サポートレベルを設定し、標準サポートから延長サポートに移行します。
延長サポートの終了日でサポート停止となります。
- 標準サポートと延長サポートのサポート差異
- クリティカル障害及びセキュリティ障害以外の修正プログラムの新規作成を終了します。
- クリティカル障害、セキュリティ障害および既存の修正プログラムの提供は継続します。
延長サポートの終了日は、モデル毎に、ハードウェア保守サービスの保守期限を目安に設定します。
VMwareモデルの延長サポート終了日
モデル
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延長サポート終了日
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R320c/R320d、および、これ以前のモデル
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2023/9/30(終了)
(7年間HW保守継続時の最長期限)
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R320e/R320f
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2027/7/31
(7年間HW保守継続時の最長期限)
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R320g
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2028/11/30
(7年間HW保守継続時の最長期限)
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R320h
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HWの出荷停止から標準5年後
HW保守を延長している場合は最大で7年後
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こちらもご参照ください。
【ftサーバ/VMware vSphere】ft制御ソフトウェアのサポート製品について