本件の原因と対処について以下に説明します。
[原因]:
「wsrcmd.wcf ファイルの作成に失敗しました」 のメッセージは、WinShareの
インストールフォルダに対して、WinShare GUIを操作しているユーザ(オペ
レーションPCのログオンユーザ)の書き込み権がないときに表示されます。
WinShare GUIは、リモートPCに接続した際、そのリモートPCで実行可能な
リモートコマンドの一覧を wsrcmd.wcf という名前のファイルに保存します。
ファイルを作成する場所はWinShareのインストールフォルダです。
[対処]:
WinShareのインストールフォルダに対する書き込み権が、オペレーションPCに
ログオンされているユーザに付与されているかどうかご確認ください。
書き込み権がない場合は、書き込み権を付与されるか、書き込み権のある
ユーザでログオンしてから、WinShare GUIをご利用ください。
また、インストールフォルダに対する書き込み権以外に、下記レジストリキー
に対するアクセス許可が必要です。管理者権限を持たないユーザでログオンさ
れている場合は、こちらのアクセス権も合わせてご確認ください。
1.HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\WinShareVer2
2.HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\ESMPRO/WSO
※64bit OS の場合は 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC」部分を
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\NEC」に読み換えて
ください。
以上で対処は完了です。