ページの先頭です。
ここから本文です。

修正情報・ダウンロード

【ESMPRO/ServerAgent(Linux)】CPU高負荷を誤検出する

概要

システム起動後、497日を経過すると、実際のCPUの負荷状態に関わらず、
ESMPRO/ServerAgentがCPU高負荷を誤検出する場合があります。

製品名カテゴリ

ESMPRO/ServerAgent

対象製品

品名 ESMPRO/ServerAgent
リビジョン
対象OS RHEL 5
RHEL AS4 x86
RHEL ES4 x86
型番
修正情報

【説明】 
対象OS:Red Hat Enterprise Linux 4 Update3 (x86), Red Hat Enterprise Linux 4 Update4 (x86), Red Hat Enterprise Linux 4.5 (x86)、対象ESMPRO/ServerAgentバージョン:4.2.12-2, 4.2.14-5, 4.2.14-7向けの修正物件です。

【ファイル名】 
497day-esmsa_v4216under-update.tgz
(形式:tgz サイズ:35926バイト)


【説明】 
対象OS:Red Hat Enterprise Linux 4 Update3 (x86), Red Hat Enterprise Linux 4.5 (x86), Red Hat Enterprise Linux 4.6 (x86)、Red Hat Enterprise Linux 5.1 (x86)、対象ESMPRO/ServerAgentバージョン:4.2.30-2, 4.2.30-3, 4.2.36-2向けの修正物件です。

【ファイル名】 
497day-esmsa_v4218upper-update.tgz
(形式:tgz サイズ:43039バイト)



種別

修正情報

障害区分

表示誤り

障害内容/強化内容

以下の現象が発生します。
・syslog(/var/log/messages)に、CPU高負荷を検出したメッセージが登録されます。
・マネージャ通報をご利用の場合、受信側でCPU高負荷通報のアラートが表示されます。
・ESMPRO/ServerManagerのデータビューアをご利用の場合、以下の表示内容が
  不正(高負荷表示)になります。
    [システム]→[CPU]→各CPU→[CPU情報]
      →[CPU負荷率]
      →[状態]

障害原因/強化理由

ESMPRO/ServerAgentでは/proc/statの情報を参照してCPU負荷監視を行ってますが、
OSのバージョンアップにより、/proc/statがサポートする桁数が増加しました。
しかしながら、ESMPRO/ServerAgentでは増加した桁数に対応できておらず、
桁あふれが発生し、CPU負荷を誤検出する場合があります。

システム起動497日後にCPU負荷を検出する時期については、
システムの稼働状況(CPUモード毎の動作時間)が関係するため
不定です。

対処が必要となる製品がインストールされているかを確認する方法

以下のすべての内容に該当する場合、対処が必要となります。

1)OSのアーキテクチャがx86の場合
  →「uname -a」コマンドを実行いただくことで確認可能です。
2)kernelバージョンが2.6.5以降の場合
  (Miracle Linux 4 x86, RHEL 5 x86, RHEL AS4 x86, RHEL ES4 x86等)
  →「uname -a」コマンドを実行いただくことで確認可能です。
3)ESMPRO/ServerAgentバージョンが以下の場合
  ・4.1.14-6以前のESMPRO/ServerAgent Ver4.1
  ・4.2.38-1以前(4.2.32-3MLパッケージを除く)のESMPRO/ServerAgent Ver4.2
  ・4.3.0-1(ESMPRO/ServerAgent Ver4.3としては本バージョンのみ)
  →「rpm -qa | grep Esm」を実行いただくことで確認可能です。
    (出力例)
    パッケージ名の後ろの数字がバージョンとなります。
    以下の出力例の場合、バージョン4.2.30-2がインストールされています。
      Esmpro-common-4.2.30-2
      Esmpro-Express-4.2.30-2
      Esmpro-type3-4.2.30-2

対処が正しく適用されていることを確認する方法

md5sumコマンドを使用して、修正モジュール適用後のMD5チェックサムを
確認してください。
  # md5sum /opt/nec/esmpro_sa/lib/libproc.so
  # md5sum /opt/nec/esmpro_sa/tools/cpuinfo

・ダウンロードファイル名:497day-esmsa_v4216under-update.tgz
  修正モジュール(適用後)
    1e68db21ba71891658868f19e82b32e3  /opt/nec/esmpro_sa/lib/libproc.so
    ba89e89d8d59d11c54899adef02863f8  /opt/nec/esmpro_sa/tools/cpuinfo

・ダウンロードファイル名:497day-esmsa_v4218upper-update.tgz
  修正モジュール(適用後)
    38d88bafb4b9285ef9a0f4aa02c0208f  /opt/nec/esmpro_sa/lib/libproc.so
  ※本ダウンロードファイルにcpuinfoは含まれておりません。

対象機器

・Linuxサービスセット対応モデル
NEC Linuxサポート情報リスト
 Red Hat Enterprise Linux 4 (x86)
 Red Hat Enterprise Linux 5 (x86)

・アプライアンスサーバ(InterSec)
 N8100-1342 Express5800/VC300e
 N8100-1343 Express5800/MW300e
 N8100-1344 Express5800/MW500e
 N8100-1459 Express5800/VC300f
 N8100-1460 Express5800/MW300f
 N8100-1461 Express5800/MW500f
 N8100-1462 Express5800/CS300f
 N8100-1463 Express5800/CS500f
 N8100-1464 Express5800/LB300f

適用方法

==========================================
修正物件のインストール手順
==========================================
  1)rootユーザーでログインしてください。

  2)ダウンロードファイル(.tgz)を任意のディレクトリに格納してください。

  3)手順(2)のディレクトリに移動し、tarコマンドでダウンロードファイル
    (.tgz)を展開してください。
      # tar zxvf <ダウンロードファイル名(.tgz)>

  4)updateのディレクトリに移動し、ダウンロードファイルに含まれるesmupで、
    修正モジュールを適用してください。
      # cd update
      # ./esmup -u

  5)以下のメッセージを出力されたら、修正モジュール適用完了です。
    ----------------------------------------
    Update:  begin. Please wait a while...
    Update:  successfully.
    ----------------------------------------


==========================================
修正物件のアンインストール手順
※修正物件のインストール前の状態に戻したい場合、実行してください。
==========================================
  1)rootユーザーでログインしてください。

  2)ダウンロードファイル(.tgz)を任意のディレクトリに格納してください。

  3)手順(2)のディレクトリに移動し、tarコマンドでダウンロードファイル
    (.tgz)を展開してください。
      # tar zxvf <ダウンロードファイル名(.tgz)>

  4)updateのディレクトリに移動し、ダウンロードファイルに含まれるesmupで、
    修正モジュール適用前へリバースしてください。
      # cd update
      # ./esmup -r

  5)以下のメッセージが出力されたら、修正モジュール適用前への
    リバース完了です。
    ----------------------------------------
    Recover:  begin. Please wait a while...
    Recover:  successfully.
    ----------------------------------------

補足

※以下、Red Hat Enterprise Linux を RHELと記載します。

・一時的な対処は、ESMPRO/ServerAgent関連のサービスを再起動することで
  復旧します。ESMPRO/ServerAgent関連の再起動はroot権限のあるユーザで
  ログインし、以下のコマンドを実行してください。
    # /opt/nec/esmpro_sa/bin/ESMRestart

・恒久対処は、ESMPRO/ServerAgentのバージョンを4.2.30-4以降に
  アップデートしてください。

  ESMPRO/ServerAgentをアップデート(サーバの再起動が必須)や、
  OSのアップデートを実施することが出来ない環境の場合、
  本記事の「修正情報」に掲載している物件の適用環境かどうかを
  ご確認ください。

  ESMPRO/ServerAgentのアップデートが可能かどうかの判断方法は
  以下の通りです。
    1)ご利用環境向けにESMPRO/ServerAgentのバージョン
      4.2.30-4以降がリリースされているか確認してください。
        ※RHEL5.4以降はリリース済みです。

        - Linuxサービスセットの場合
          下記コンテンツからご確認いただけます。
            [モジュール、ドキュメントのダウンロードコンテンツ情報]
             https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=3140105860

        - ESMPRO/ServerAgent for VMwareの場合
          下記コンテンツからご確認いただけます。
             [ESMPRO/ServerAgent for VMware サポート対象の追加物件]
              https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=9010100940
                1)更新版ドキュメントをダウンロード
                2)インストレーションガイド(esmsa_inst_vma.pdf)の「3. インストール」に
                  記載している「●ESMPRO/ServerAgent パッケージの格納先一覧」から、
                  ご利用環境(OS,サーバーモデル)に応じたバージョンを確認

    ■4.2.30-4以降がリリースされていた場合
      前述のウェブサイトまたはコンテンツから、ESMPRO/ServerAgentを
      ダウンロードし、アップデートしてください。
      アップデート後は、サーバの再起動が必要です。

    ■4.2.30-4以降がリリースされていなかった場合
    1)ご利用環境のOSより新しいバージョンのOS(RHEL5.4以降)に対応した
      ESMPRO/ServerAgentのバージョンを確認してください。
      [例]RHEL5.1をご利用の場合、RHEL5.10の最新バージョンを
          確認してください。

    2)現在のOSを新しいバージョンのOS(RHEL5.4以降)へアップデートしてください。
      その後、前述のウェブサイトまたはコンテンツから、ESMPRO/ServerAgentを
      ダウンロードし、アップデートしてください。
      [例]RHEL5.1をご利用の場合、OSをRHEL5.10へアップデートした後、
          RHEL5.10に対応したESMPRO/ServerAgentにアップデート
          してください。

・ESMPRO/ServerAgentをアップデート(サーバの再起動が必須)や、
  OSのアップデートが実施できない場合は、
  本記事の「修正情報」の【説明】に記載しているサポート対象か
  確認してください。

    ■サポート対象の場合
       物件を適用してください。
        ・本修正物件適用によるサーバ再起動は必要ありません。
        ・ESMPRO/ServerManagerをご利用の場合、以下の現象が発生する場合がありますが、
          本修正物件でESMPRO/ServerAgent関連サービスの再起動をしているためですので、
          動作に問題はありません。
          - オペレーションウインドウ上の該当サーバが、一時的に灰色となる場合があります。
          - ESMPRO/ServerManagerで「サーバダウン時アラート送信」の設定をされている場合、
            アラートビューアに「サーバアクセス不能」通報が発生する場合があります。
  
    ■サポート対象ではない場合
       4.1.14-4の場合、以下のコンテンツに公開している物件を
       適用してください。
         9010102069 【ESMPRO/ServerAgent(Linux)】4.1.14-4向け修正物件

       4.1.14-4以外の場合、個別の物件を作成・提供させていただきますので、
       契約者専用窓口(NECカスタマーサポートセンター)に、ご連絡をお願いします。

【更新履歴】
2014/03/31 [補足]にダウンロード先を明記
2012/11/26 4.1.14-4向け修正物件公開終了
                   (他コンテンツに本件を含めた物件を公開したため)
2011/03/22 修正物件の対象OSにRHEL5.1を追加
2010/10/01 旧コンテンツ(3140100136)から本コンテンツへ移行

関連情報

  • コンテンツID: 9010100691
  • 公開日: 2010年10月01日
  • 最終更新日:2018年10月12日
ここからページ共通メニューです。 ページ共通メニューを読み飛ばす。