Webアプリケーションにおいて、以下のいずれかの条件に一致すると<ui:repeat>内で使用しているUIコンポーネントに入力された値がクリアできない問題が発生します。
- web.xmlにおいて、javax.faces.INTERPRET_EMPTY_STRING_SUBMITTED_VALUES_AS_NULL
がtrueに設定されているケース
例)
<context-param>
<param-name>
javax.faces.INTERPRET_EMPTY_STRING_SUBMITTED_VALUES_AS_NULL
</param-name>
<param-value>true</param-value>
</context-param>
|
- クライアントから送信された空文字列が、サーバ側で型変換され、
変換の結果、UIコンポーネントにnull が返却されるケース
例)
テキストボックスに対して、ManagedBean の Integer型フィールドを対応付けた場合、
標準 Converter が利用され、空文字は nullに変換されますが、本件の問題により
クリアされません。
2.1.1 回避策
上記の２つの条件を満たさないように、web.xml、Webアプリケーションを修正してください。
2.1.2 影響のある製品
WebOTX Application Server V9.1
2.1.3 修正状況
以下の表に記載している公開済みパッチモジュールを適用してください。公開されていないバージョンについては回避方法を実施してください。
修正パッチ公開状況
| バージョン |
対応済みバージョン |
| V9.10 |
未対応（次期 V9.10.00.05 にて修正） |
| V9.11 |
V9.11.00.04（2014年8月中公開予定） |
2.2 scriptタグ内でコメント宣言を使用している場合、javascriptのエラーが発生
例えば、以下のようなXHTMLの画面においてjavascriptのエラーが発生します。
<h:head>
<script type="text/javascript">
<!--
function disp(){
var num = 0;
if(num < 3){
alert("succss");
}
}
-->
</script>
|
2.2.1 回避策
<script>タグ内のコメント宣言(<!-- -->)をCDATAセクション(<![CDATA[ ]]>)に修正してください。
または、Javascriptを外部ファイルに分離することでも回避できます。
<h:head>
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
function disp(){
var num = 0;
if(num < 3){
alert("succss");
}
}
//]]>
</script>
|
2.2.2 影響のある製品
WebOTX Application Server V9.1
2.2.3 修正状況
修正予定はありません。回避方法にて対処してください。