本ページでは、Express5800シリーズにおける Windows Server 2012 Hyper-V のサポートについて情報公開しています。お使いのモデルに関する情報をよくご確認の上、ご使用ください。
Windows Server 2012のサポートについては、
こちらをご確認ください。
サポート対象のモデル
Express5800シリーズでは、下記のモデルで Windows Server 2012 Hyper-V をサポートします。
カテゴリ |
モデル |
タワーサーバ |
T110d, T120d, T110e-M, T120e
T110f-S, T110f-E, T110g-S, T110g-E, T120
T110i, T110i-S, T110h-S, T110h, T120g |
ラックサーバ |
R110d-1M, R110e-1M, R110e-1E, R110f-1E
R110g-1E, R110h-1, R110i-1
R120d-1M, R120d-2M, R120d-1E, R120d-2E
R120e-1M, R120e-2M, R120e-1E, R120e-2E
R120f-1M, R120f-2M, R120f-1E, R120f-2E
R120g-1M, R120g-2M, R120g-1E, R120g-2E
R140e-4, R140f-4 |
低価格エントリモデル(Gモデル) |
GT110e, GT110e-S, GT110f, GT110f-S
GT110g, GT110g-S, GT110h, GT110i
|
ブレードサーバ(SIGMABLADE) |
B110d, B120d, B120d-h, B120e, B120e-h
B120f, B120f-h |
データセンタ向け省電力サーバ(ECO CENTER) |
E120d-1, E120d-M, E120e-M, E120f-M, E120g-M |
スケーラブルHAサーバ |
A1040a, A1080a-S, A1080a-D,
A1080a-E(注1) |
ftサーバ |
R320c-E4, R320d-M4 |
(注1)
ユーザーズガイドの付録「付録C OS毎の設定」をご確認の上、BIOSの設定を変更してください。
動作対象のゲストOS
Express5800シリーズでは、ゲストOSとして以下の OS を動作対象とします。OSによっては
Service Pack(以下、"SP"と略します) の指定がありますので、よくご確認ください。
また、ゲストOSの保守サポートについては、
OSのサポートサービスをご確認ください。
なお、Express5800シリーズで Windows Server 2012 Hyper-V を使用する場合は、ゲストOSに
「統合サービス」を必ず適用して下さい(統合サービスとは、Hyper-V 環境において性能面・操作性向上を図るための機能です)。
OS |
Edition |
SP指定 |
Windows Server 2012 R2 (x64) |
Standard / Datacenter |
RTM |
Windows Server 2012 (x64) |
Standard / Datacenter |
RTM |
Windows Server 2008 R2 (x64) |
Standard / Enterprise |
RTM/SP1 |
Windows Server 2008 (x86/x64) |
Standard / Enterprise |
SP2 |
Windows Server 2003 R2 (x86/x64) |
Standard / Enterprise |
SP2 |
Windows Server 2003 (x86/x64) |
Standard / Enterprise |
SP2 |
Windows 8.1 (x64) |
Pro |
RTM |
Windows 8 (x86/x64) |
Pro |
RTM |
Windows 7 (x86/x64) |
Professional |
RTM/SP1 |
Windows Vista (x86/x64) |
Business |
SP2 |
Windows XP (x64) |
Professional |
SP2 |
Windows XP (x86) |
Professional |
SP3 |
OSのサポートサービス
- Express5800シリーズの Windows Server 2012 Hyper-V 環境におけるホストOS の保守サポートにつきましては、Windows Server 2012の「PP・サポートサービス」のご契約が必要になります。
- Hyper-V 上のゲストOSの保守サポートにつきましては、ゲストOSごとに「PP・サポートサービス」のご契約が必要になります。
- Hyper-V 上のゲストOSのサポート期間は、物理環境と同様にMicrosoft社の定める各OSのサポートライフサイクルに従います。
インストール手順
Hyper-V のインストール手順
Hyper-V のインストールは、以下の手順書に従って実施してください。
Windows Server 2012 Hyper-V インストール手順書
注意・制限事項
4KB セクタHDDを使用する際の注意事項
4KBセクタHDD上に格納する仮想ディスクのフォーマットタイプ/設定により、ゲストOSおよびゲストOS上のアプリケーションのディスクI/O性能が劣化する可能性があります。
詳細は
こちらをご参照ください。
512e HDDを使用する際の注意事項
512e HDD上に格納する仮想ディスクのフォーマットタイプ/設定により、ゲストOSおよびゲストOS上のアプリケーションのディスクI/O性能が劣化する可能性があります。
性能劣化の発生が懸念される仮想ディスクを使用する場合には、従来の512Bセクタ ハードディスクをご使用ください。
仮想ディスク |
512e HDD使用時の注意事項 |
フォーマットタイプ |
ドライブの種類 |
I/O性能劣化 |
補足 |
VHDX |
512e(VHDXデフォルト値)
LogicalSectorSize:512
PhysicalSectorSize:4096
|
右記参照 |
ゲストOS(※2)およびゲストOS上のアプリケーションが512eハードディスクに対応していない場合は、性能劣化が発生する可能性があります。 |
4K ネイティブ(※1)
LogicalSectorSize:4096
PhysicalSectorSize:4096 |
なし |
ゲストOS(※3)およびゲストOS上のアプリケーションが4KBセクタ ハードディスクに対応している必要があります。 |
512 バイトネイティブ(※1)
LogicalSectorSize:512
PhysicalSectorSize:512 |
あり |
従来の512Bセクタ ハードディスクをご使用ください。 |
VHD |
512 バイトネイティブ(固定)
LogicalSectorSize:512
PhysicalSectorSize:512 |
あり |
従来の512Bセクタ ハードディスクをご使用ください。 |
(※1) ドライブの種類がデフォルト値以外のVHDXを作成するには、Windows PowerShell のNew-VHD コマンドレッドを使用します。
[コマンド例] 容量固定(可変)VHDXファイルを 4K ネイティブ で作成するとき
| New-VHD -path "VHDXファイルの保存場所\ファイル名.vhdx" -SizeBytes VHDXファイルのサイズ -LogicalSectorSizeBytes 4096 -Fixed(-Dynamic) |
(※2) 512eハードディスクに対応しているWindows OS
- Windows Server 2008 R2 SP1以降
- Windows 7 SP1以降
(※3) 4Kセクタ ハードディスクに対応しているWindows OS
- Windows Server 2012以降
- Windows 8以降
Hyper-V で出力される可能性のあるイベントログについて
Hyper-V をご利用いただく際に、出力される可能性のあるエラー・警告レベルのイベントログの対処につきましては、以下をご参照ください。
Hyper-V エラー・警告イベントログ
ゲストOS 上で Dynamic Memory 機能を使用する際の制限事項
- ゲストOS 上の Windows Server 2008 Standard(SP2) で Dynamic Memory 機能を使用する場合には、KB2230887 を適用してください。
- ゲストOS 上の Windows Server 2008 R2 Standard で Dynamic Memory 機能を使用する場合には、SP1 を適用してください。
SR-IOV(Single Root I/O Virtualization)機能について
Express5800シリーズでは、現時点ではSR-IOV機能に対応しておりません。
ゲストOS上での仮想FCアダプタの使用について
Express5800シリーズでは、現時点では仮想FCアダプタをゲストOS上で使用することはできません
ゲストOS 上で物理CD/DVDドライブを使用する際の注意事項
- 仮想マシンの CD/DVD ドライブに物理 CD/DVD ドライブを割り当てている際に、物理ドライブの CD/DVD を入れ換えても、ゲストOS 側で CD/DVD が入れ換えられたことを認識しない場合があります。この場合、CD/DVD の入れ換え後に、仮想マシン設定で物理 CD/DVD ドライブの割り当てを一旦解除し、再度仮想マシンに割り当ててください。
- ftサーバにおいて、ゲストOSに物理CD/DVDドライブを割り当てたままにしないでください。割り当てた状態で PCIモジュールの切り離しが発生し、プライマリモジュールが切り替わった場合、ゲストOSがストールする場合があります。
仮想マシンをエクスポートする際の注意事項
物理 CD/DVD ドライブを割り当てたまま仮想マシンをエクスポートすると、そのエクスポートデータをインポートしたときに、仮想マシンの CD/DVD ドライブの設定が「ドライブ'見つかりません'」となる場合があります。(インポート自体は成功します)。
物理 CD/DVD ドライブを割り当てている仮想マシンをエクスポートする際には、事前に CD/DVD ドライブの割り当てを解除してください。
ゲストOSのライセンス認証について
Express5800で提供しているOS媒体(バックアップCD-ROM/DVD-ROM)で、ゲストOSをインストールする際、一部のOSを除き、Windowsのライセンス認証(プロダクトキーの置換)が必要になります。下記の該当するOS名をクリックして手順書を入手していただき、それに従い手続きを行ってください。
(注)下記以外のOS媒体(バックアップCD-ROM/DVD-ROM)は、ゲストOSに使用することはできません。
関連情報
NECの Windows Server 2012 に対する取り組み等については、弊社Webサイトをご覧ください。
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