InfoTrace V2.2.x(以下、IT V2.2.xと表記)からInfoTrace PLUS V3.2.x(以下、ITP V3.2.xと表記)へのアップデート(移行)時の注意事項を、以下のとおりご案内申し上げます。リリースノートと併せてご確認頂くようお願い申し上げます。
IT V2.2.x もしくは ITP V3.2.x のPP・サポートサービスをご契約のお客様へは、ソリトンシステムズ社 コンタクトセンターから順次同様のご案内をさせていただきます。
1. 補足事項
IT V2.2.xからITP V3.2.x(データベースモード)へ上書きインストールでアップデート(移行)していただいた場合において、データベースに関する設定値は、ITP V3.2.xの初期値に置き換わります。そのため、アップデート後に再設定をしていただく必要があります。
設定内容によって、60日以上前のログを検索できない場合があります。「2. 再設定方法」をご確認の上、設定値を変更してください。
2. 再設定方法
データベースに関する設定の再設定方法に関しては、ITP V3.2.x の製品メディアに付属のドキュメント「InfoTrace V3.2 データベースモードユーザーズガイド」の「4.5 システム設定を行う」をご覧ください。
「ログの保存期間」に関してのITP V3.2.xの初期値は60日となっておりますので、60日以上前のログの検索が必要な場合は、保存期間を必要な日数に変更してください。
3. 保存期間の設定に関する動作説明
アップデート後、ログの保存期間が60日になっていた場合のログの削除、および、バックアップについては「■関連情報 ・保存期間の設定」リンク先の画像ファイルをご参照下さい。
(SSS V1.2.x は IT V2.2.x と読み替えて下さい)
4. ログの復旧方法
バックアップされているログを検索可能とするためには、ログ保存期間の設定を延長した上で、必要な期間のログをバックアップファイルからリストアしてください。
■削除された対象がIT V2.2.xからコンバートしたログの場合
コンバートしたログの中から、必要な期間のログのリストアを実施してください。
■削除された対象がバージョンアップ後に受信したログの場合
以下フォルダにログのバックアップが作成されていますので、その中から必要な期間のログのリストアを実施してください。
<データベースフォルダ> \Infotrace\backupfile
(データベースフォルダのデフォルト: C:\Soliton Smart Security)
・コンバートしたログ、および、バックアップしたログの命名規則
イベント発生日-バックアップ開始日時(年月日時分秒ミリ秒).dat
YYYYMMDD-YYYYMMDDHHMISSMS.dat
例)バックアップの実行日時が「2011年3月3日10時25分3秒451ミリ秒」で、その時に2011年3月1日~3月3日のログをバックアップした場合、生成されるバックアップファイルは以下の3つです。
□ 20110301-20110303102503451.dat
□ 20110302-20110303102503451.dat
□ 20110303-20110303102503451.dat
また、バックアップの実行タイミングによって、同じ「イベント発生日」のバックアップファイルは複数作成される場合があります。その場合は、複数あるファイルの全てをリストアしてください。
また、リストアの際に、実際に削除されている期間よりも広い範囲でリストアしても、重複している範囲は自動的にスキップされるため、問題ありません。
※ITP V3.2.x 製品メディアに付属のユーザーズガイドの参照先
「InfoTrace V3.2 データベースモード ユーザーズガイド」
「10 バックアップリストアツール」
「10.4 バックアップ」
「10.5 リストア」
5. お問い合わせ
ご不明な点がございましたら、NECカスタマーサポートセンターまでお問い合わせ下さい。