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技術情報

【SimgaSystemCenter3.0-3.3u1】Hyper-Vクラスタ環境で仮想マシンサーバへの接続が認証失敗により不可になる場合がある問題の対処方法

Hyper-Vクラスタ環境にて、特定の条件で仮想マシンサーバ(Hyper-Vクラスタノード)への接続ができなくなる場合があります。

以下に現象の発生条件や回避・対処方法について説明します。
本現象はSigmaSystemCenter3.4以降では発生しません。

【現象】
後述の発生条件でSigmaSystemCenterから仮想マシンサーバへの接続ができなくなる場合があります。
接続の状況は以下の画面で確認することができます。
・[仮想]ビューにて対象仮想マシンサーバをクリックして、運用情報→接続状態の表示を確認します。本現象の場合、表示が「認証失敗」となります。

後述の回避・対処方法を実施した場合でも問題が解消されない場合は、指定アカウントが存在しない、あるいは権限がないなどの他の認証失敗原因が考えられます。

発生条件の状況になると、仮想マシンサーバへの接続の際に使用されるパスワードが不正なものになるため、認証に失敗し仮想マシンサーバへの接続ができなくなり、現象が発生します。

本現象により、以下の影響があります。
・接続不可の仮想マシンサーバ、および、その仮想マシンサーバ上で動作する仮想マシンに対する操作や情報収集ができません。

発生条件は複数あり、いずれかを満たすと本現象が発生する可能性があります。
SystemProvisioningの"PVMService"サービスを再起動することで、一旦、接続不可の状態から復旧することが可能ですが、現象発生の可能性は依然として残ります。
一度、本現象が発生した場合は、必ず、後述の回避・対処方法を実施してください。

【発生条件1】
SigmaSystemCenterのWebコンソールの[管理]ビューにて、「Hyper-V Cluster」のサブシステム編集を行う際、パスワード更新を行わずに、ドメイン名\アカウント名の更新だけを行った場合。

編集を行ったサブシステムのクラスタ配下のすべての仮想マシンサーバで現象が発生する可能性があります。

【発生条件2】
SystemProvisioningの"PVMService"サービスの起動時、接続状態が前回のサービス停止時の接続状態と異なる仮想マシンサーバが存在した場合。

例えば、以下のような時に該当する仮想マシンサーバで現象が発生する可能性があります。
・PVMServiceの再起動と仮想マシンサーバの再起動を行い、PVMServiceの起動が完了した時に仮想マシンサーバの起動が完了できていない場合

本条件の発生を回避するためには、以下のタイミングで後述の回避・対処方法を実施する必要があります。
・サブシステム追加時(追加後に再度サブシステム編集でパスワードを設定し直してください。)
・新規にクラスタにノード(仮想マシンサーバ)を追加して、収集した後 

【回避・対処方法】
以下の手順を実施してください。
 1. SSCの管理画面で、[管理]ビューのサブシステムをクリックします。
 2. 現象が発生している仮想マシンサーバが所属するHyper-Vクラスタの編集アイコンをクリックします。
 3. 「パスワード更新」をチェックし、現在のパスワードを入力します。
 4. OKボタンをクリックします。

問題が解消されているかを以下で確認することができます。
・[仮想]ビューにて対象仮想マシンサーバの運用情報→接続状態の表示が「接続可能」となります。

製品名カテゴリ

WebSAM SigmaSystemCenter

対象製品

品名: SigmaSystemCenter 3.0
リビジョン: Updateなし, Update1
品名: SigmaSystemCenter 3.1
リビジョン: Updateなし, Update1
品名: SigmaSystemCenter 3.2
品名: SigmaSystemCenter 3.3
リビジョン: Updateなし, Update1
  • コンテンツID: 3140102696
  • 公開日: 2015年04月27日
  • 最終更新日:2015年04月27日

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