Windows 10 April 2018 Update(バージョン 1803) において、
InfoCage ファイル暗号 V2.1 の暗号化フォルダの設定が解除される事象が
発生することが確認されました。
お客様へはご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございませんが、
下記の内容をご確認の上、ご対応いただきますようお願いいたします。
1.対象製品
InfoCage ファイル暗号 Ver2.1 (Rev0051)
2.対象OSバージョン
・Microsoft Windows 10 Enterprise 日本語 64bit 版
・Microsoft Windows 10 Pro 日本語 64bit 版
・Microsoft Windows 10 Enterprise 日本語 32bit 版
・Microsoft Windows 10 Pro 日本語 32bit 版
※Windows 10 April 2018 Update(バージョン 1803) に Update
している環境でのみ発生いたします。他の Update バージョン
では、発生しません。
3.発生条件と現象
上記の「1.対象商品」に記載されている商品において、
以下の発生条件をすべて満たす場合、暗号化フォルダの設定が
解除される事があります。
<発生条件>
・対象OSバージョンを利用している。
・ファイル暗号機能で暗号化フォルダを設定している環境で
以下のフォルダ名の変更を行った場合。
- 暗号化フォルダのフォルダ名を変更
<例>
暗号化フォルダ「C:\data1」を「C:\data2」にフォルダ名を
変更すると、暗号化フォルダの設定が解除されます。
- 暗号化フォルダの上位フォルダのフォルダ名を変更
<例>
「C:\data1\enc」の「enc」を暗号化フォルダに設定します。
上位フォルダの「data1」を「data2」にフォルダ名を変更すると、
暗号化フォルダの設定が解除されます。
4.対処方法
暗号化フォルダのフォルダ名を変更した場合は、
再度、暗号化フォルダとして設定願います。
5.その他
・暗号化フォルダのフォルダ名の変更前にフォルダ内に存在していた
暗号化ファイルは、フォルダ名の変更後も暗号化されたままとなります。
本問題で、暗号化ファイルが復号されることはありません。
・本問題は、Windows 10 April 2018 Update(バージョン 1803)の
以下の問題が原因となっております。
次期大型アップデートの Windows 10 (RS5)にて修正される予定です。
参考URL:
<https://blogs.msdn.microsoft.com/japan_platform_sdkwindows_sdk_support_team_blog/2018/07/06/icopyhookcopycallback-%e3%83%8f%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%a9%e9%96%a2%e6%95%b0%e3%81%b8%e9%80%9a%e7%9f%a5%e3%81%95%e3%82%8c%e3%82%8b-pszdestfile-%e3%81%8c%e7%a9%ba%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b/>
6.商標
・MicrosoftおよびWindowsは米国Microsoft Corporationの米国および
その他の国における登録商標または商標です。
・InfoCageは日本電気株式会社の登録商標です。
・その他、記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。