NECモバイルバックエンド基盤は、 PCやスマートデバイスおよび IoTデバイスのクライアントアプリケーションの開発に必要となる、 汎用的なバックエンド機能を提供する基盤ソフトウェアです。

本基盤を利用すると、サーバ機能の開発負担を大幅に省力化、 クライアントアプリケーションの開発に集中することができ、 システム開発コストを大きく削減することができます。

モバイルバックエンド基盤はいわゆる BaaS (Backend as a Service) の一種ですが、 サーバ機能をソフトウェア部品としても提供しますので、 オンプレミスのサーバや プライベートクラウドに BaaS 機能を独自に構築することが可能です。​

本基盤ではユーザ認証、データ管理、ファイル管理、アクセス制御、Push通知など 汎用的なサーバ機能を利用できます。 これらは REST API として提供され、クライアント SDK を Web アプリケーションや ネイティブアプリケーションに組み込んで利用することができます。

モバイルバックエンド基盤の概要は、製品マニュアルから以下の資料を参照して下さい。

• モバイルバックエンド基盤入門 基礎編 (pdf)
• モバイルバックエンド基盤入門 応用編 (pdf)
• モバイルバックエンド基盤入門 システム構成編 (pdf)

NECモバイルバックエンド基盤は多数の機能を提供しますが、その一部を紹介いたします。

• ユーザのログインやアクセス権の管理を行う ⇒ ユーザ管理機能
• ユーザやIoTデバイスの認証を統合する ⇒ 認証機能
• 非定形データを管理する ⇒ JSONオブジェクトストレージ
• ファイルを管理する ⇒ ファイルストレージ
• 異なるシステムを同居させる ⇒ マルチテナント機能

NECモバイルバックエンド基盤へのアクセス、制御をアプリケーションから 簡単に行うために、以下のクライアントSDKを配布しています。

• Java / Android SDK : Pure Java および Android Java 向け
• JavaScript SDK : Node.js, WebKit(Cordovaなど)向け
• iOS SDK : iOS 向け (Objective-C / Swift) (※β版)
• Embedded SDK : 組込デバイス向け (C++)
• Python SDK : Python 向け

各SDKはOSSとして提供しており、容易にお客様のアプリケーション開発環境へ 適用することができます。

モバイルバックエンド基盤を利用する際は、サーバのライセンス購入が必要となります。 ライセンスは、「システム単位」で購入する必要があります。 テナント数・マシン台数・CPU数などには依存しません。マシンが何台あっても、 またテナントが何個あっても、システムが1つならば必要なライセンス数は1個です。 システム数は、MongoDB に格納するモバイルバックエンド基盤の マスターデータベース数でカウントします。

ライセンスには、「モデル」が何種類かあり、それぞれごとに性能上限が設けられています。 具体的には、毎秒あたりのAPIコール数、最大登録ユーザ数などに上限があります。

クライアントSDK は 無償で利用可能です。