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【本通知の対象のお客様】
以下の製品の組み合わせで、ストレージを新規導入されたお客様が対象です。
・ストレージ制御ソフト Rev.1028以降
・iStorageManager 10.1
運用開始後に、ストレージ制御ソフトをRev.1028以降にバージョンアップされた
お客様は該当しません。
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【お願い】
本ページでご案内しているiStorageManager10.2へのバージョンアップ用の連絡先
(inquiry-sw-st@san.jp.nec.com)は、下記の発生条件に該当するお客様を対象として
います。発生条件に該当しない場合、バージョンアップは必須ではありません。
必要に応じて、PP・サポートサービスのバージョンアップサービスをご利用ください。
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iStorage Mシリーズの導入時、管理サーバ上で動作するiStorageManagerが起動しない場合があります。処置にある方法で対処をお願いします。
【現象】
管理サーバ上で動作するiStorageManagerの起動が失敗します。
このとき、iStorageManagerの運用ログ(*1)に、以下のメッセージが出力されます。
iSM03104: IP address (<aaa...a>) in diskarray[<b>]
is not control path to the management object. detail=17-9001
aaa...a :IP アドレス
b :環境定義ファイル中のdiskarray 指定番号
(*1) 運用ログは以下のディレクトリ/ファイル名で出力されます。
UNIX の場合:
/opt/iSMsvr/etc/log/iSM_Log.log
Windows の場合:
<インストールディレクトリ>\iSMsvr\etc\log\iSM_Log.log
【発生条件】
以下のバージョンの組み合わせの場合に発生します。
・ストレージ制御ソフト Rev.1028以降
・iStorageManager 10.1
【処置】
下記、①または②いずれかの対処をお願いします。
①iStorageManager10.2にバージョンアップする。
ページ下部の「関連情報」に記載しているURLよりお申し込みいただけます。
(PP・サポートサービスのご契約が必要です。)
お急ぎの場合は、下記まで連絡をお願いします。
inquiry-sw-st@san.jp.nec.com
メールに以下を記載いただくようお願いします。
お客様名 :
使用装置の機種 :
台数 :
装置のシリアルナンバー :
PPサポートサービスのサポートID(お持ちの場合) :
手配時の伝票番号 :
※装置のシリアルナンバー、PPサポートのサポートID、手配時の伝票番号は、分からない場合は
省略可能です。
②ストレージ制御ソフト側で諸元をV10.1相当に変更するオプション設定を行う
iStorageManager Expressの環境定義ファイルの設定変更を行い、
"ディスクアレイに構築可能な最大LD数"に関する設定を変更していただくことで、
V10.1のiStorageManagerからV10.2のディスクアレイを監視することが
できるようになります。
※本設定を行うためには、iStorageManager V10.2のiSMクライアントが必要となります。
Web ブラウザを利用して、装置のホスト名またはIP アドレスを入力して接続頂くと
ダウンロードおよびインストールを促す画面が表示されます。
インストール後にそのiSMクライアント V10.2を利用して
装置に接続し、設定変更を行ってください。
■設定内容
"max_number_of_ld_level"の値を"1"に設定してください。
(既定値は"2"です。)
■参考マニュアル
「iStorageソフトウェア構成設定の手引(GUI編)- Mシリーズ」(IS051-21)
- 11.6.1 管理ソフトウェアサーバ関連
- F.1 環境定義ファイル
- [config]セクション
- max_number_of_ld_level
■留意事項
・本設定を実施すると"ディスクアレイに構築可能な最大LD数"が
以下の通り変更されます。
機種 変更前 変更後
M12e 8192 → 1024
M120 8192 → 1024
M320 8192 → 4096
・ディスクアレイに対して、既にプールまたは論理ディスクを構築した場合は、
本手順による対処はできません。
「①iStorageManager10.2にバージョンアップする。」に記載したバージョンアップ
による対処をお願いします。