掲載日:2022年12月16日
更新日:2023年10月26日
日頃より、弊社 Express5800シリーズをご愛顧いただき、厚く御礼申し上げます。
以下に記す対象装置、Broadcom製LANコントローラーを使用した特定の環境において、OSインストール時に
ドライバーのインストール(※)を行うと、以下のSTOPエラーが発生する事象が確認されております。
停止コード:DRIVER IRQL NOT LESS OR EQUAL
失敗した内容:b57nd60a.sys
※Standard Program Package(SPP)の適用もしくはStarter Pack 内から個別インストール
以下の対処方法を実施いただけますようお願いいたします。
- 対象装置
Express5800/R110k-1M
Express5800/R120h-1M
Express5800/R120h-1M (2nd-Gen)
Express5800/R120j-1M
Express5800/R120h-2M
Express5800/R120h-2M (2nd-Gen)
Express5800/R120j-2M
Express5800/T110k-M
- 対象OS
Windows Server 2016 Standard(※)
Windows Server 2016 Datacenter(※)
Windows Server 2019 Standard
Windows Server 2019 Datacenter
※ | Windows Server 2016はExpress5800/R120h-1M, R120h-1M (2nd-Gen)と Express5800/R120h-2M, R120h-2M (2nd-Gen)のみサポート |
- 対象コントローラー
Express5800/R120h-1M, R120h-1M (2nd-Gen)の標準ネットワークアダプター
Express5800/R120h-2M, R120h-2M (2nd-Gen)の標準ネットワークアダプター
Express5800/R110k-1Mの標準ネットワークアダプター
Express5800/T110k-Mの標準ネットワークアダプター
N8104-224 1000BASE-T 接続ボード(4ch)
- 発生条件
1)対象OSの新規インストール時
2)CPUの論理コア数の合計が38以上である
3)Hyper-Vがインストールされている
4)LANコントローラー(対象コントローラー以外も含む)で合計8ポート以上リンクアップしている
5)BIOSでC-Stateが有効になっている
- 対処方法
該当する環境で、OSの新規インストール(Rapid Setup でインストール、マニュアルセットアップ)を
行う場合、SPP適用もしくは Broadcom製LANコントローラーのドライバーの個別インストールを実施
する前に、以下のいずれかの方法を実施してください。
1)BIOSでC-Stateを無効にする
2)いずれのネットワークアダプターにもLANケーブルを接続しない
SPP適用もしくは Broadcom製LANコントローラーのドライバーの個別インストール実施後、
BIOS設定変更、LANケーブルの接続を実施してください。
- 注意事項
なし