ページの先頭です。
ここから本文です。

よくあるご質問(サポートFAQ)

【ftサーバ/Windows】出荷時からインストールされている .NET Framework および Visual C++ ライブラリについて

質問内容

出荷時からインストールされている .NET Framework をアンインストールして、別のバージョンの .NET Framework をインストールしたら、ftサーバが二重化しなくなりました。対処方法を教えてください。

回答内容

 出荷時からインストールされている .NET Framework について

ftサーバでは、出荷時からインストールされている .NET Framework (※1)をアンインストールすると、ftサーバ固有のサービスが正常に起動・動作できなくなるために、 ftサーバの各CPU/IOモジュールが二重化できないなどの問題が発生します。

別のバージョンの .NET Framework をインストールする場合でも、出荷時からインストールされている .NET Framework はアンインストールせず、追加でインストールを実施してください(※2)。

なお、.NET Framework のアンインストールにより、ftサーバが二重化しない状態となった場合には、.NET Framework を再インストールいただければ復旧します。

※1. ftサーバおける .NET Framework のバージョンについて

.NET Framework は、Windows OS 毎に標準でインストールされているバージョンが異なっています。また ftサーバでは、ft制御ソフトウェア毎に、OS標準でインストールされている .NET Framework のバージョンに加えて、ftサーバで必要なバージョンを追加でインストールして出荷しているものがあります。
EXPRESSBUILDER を使用して再セットアップした場合も、自動的にftサーバで必要なバージョンの .NET Framework がインストールされます。
ft制御ソフトウェア毎に出荷時からインストールされている .NET Framework のバージョンにつきましては、下記【表1】にまとめておりますので、ご参照ください。



【表1】 出荷時からインストールされている .NET Framework のバージョン
機種 ft制御ソフト OS .NETバージョン
320Fc
320Fd
5.0~5.2系
(例:5.2.1543)
Windows Server 2003 R2 32-bit .NET1.1
Windows Server 2003 R2 64-bit .NET2.0
320Fc
320Fd
5.3系
(例:5.3.1987)
Windows Server 2003 R2 32-bit .NET1.1
.NET2.0
.NET3.0
.NET3.5
Windows Server 2008 64-bit .NET2.0
.NET3.0
.NET3.5
R320a 6.x系
(例:6.1.2381)
Windows Server 2003 R2 32-bit .NET1.1
.NET2.0
.NET3.0
.NET3.5
Windows Server 2008 32-bit
Windows Server 2008 64-bit
.NET2.0
.NET3.0
.NET3.5
R320a
R320b
7.x系
(例:7.0.2334)
Windows Server 2008 R2 .NET2.0
R320c
R320d
8.x系
(例:8.1.2214)
Windows Server 2008 R2 .NET2.0
.NET4.0
9.x系
(例:9.1.2557)
Windows Server 2008 R2 .NET2.0
.NET4.5
Windows Server 2012 .NET4.5
R320e 10.x系
(例:10.0.2627)
Windows Server 2008 R2 .NET2.0
.NET4.5.1
Windows Server 2012 R2 .NET4.5.1
R320e
R320f
11.x系
(例:11.2.3078)
Windows Server 2012 R2 .NET4.5.1
11.x系
(例:11.1.2938)
Windows Server 2016 .NET4.6.2
R320g 12.x系
(例:12.1.3275)
Windows Server 2016 .NET4.6.2
R320h 13.x系
(例:13.1.3667)
Windows Server 2016 .NET4.6.2

<補足>
ft制御ソフトウェアのバージョンの確認方法については、下記のコンテンツをご参照ください。



※2. 異なるバージョンの .NET Framework の共存について

.NET Framework は、.NET4.0/4.5.x/4.6 の共存ができないため、例えば .NET 4.5.1 がインストールされている環境に、.NET 4.5.2 をインストールすると、.NET 4.5.1 のコンポーネント削除されて、.NET 4.5.2 に置き換わります。

ft制御ソフトウェアのバージョンが 8.x系以降の環境について、.NET4.5.2 を追加インストールした場合、ftサーバが正常に二重化稼働する事を確認しております。ただし、それ以外の .NETバージョンに置き換えた評価は実施しておりませんため、ご利用に当たっては事前に動作検証をしていただく必要があります。
なお、.NET2.0/.NET3.5 については .NET4.0/4.5.x/4.6 と共存が可能なため、ft制御ソフトウェアのバージョンが 7.x系以前の環境に、.NET4.0/4.5.x/4.6 を追加でインストールすることは問題ありません。



<留意点>
PPサポートでは、下記サイトにてご紹介しておりますとおり、.NET Framework に関するお問い合わせはサポート対象外とさせていただいております。

しかしながら、.NET Framework に関連して ftサーバの二重化動作に不具合が検出された場合などには、ftサーバ観点にて調査を実施いたしますので、collectログを採取のうえお問い合わせください。



 出荷時からインストールされている Visual C++ ライブラリについて

出荷時からインストールされている Visual C++ ライブラリについても、アンインストールするとftサーバ固有のサービスが正常に起動・動作できなくなります。
別のバージョンの Visual C++ ライブラリをインストールする場合でも、出荷時からインストールされている Visual C++ ライブラリはアンインストールせず、追加でインストールを実施してください。
出荷時からインストールされている Visual C++ ライブラリにつきましては、下記【表2】にまとめておりますので、ご参照ください。
また、【表2】に記載のライブラリと、[コントロールパネル]-[プログラムと機能] で表示される製品名との対応は【表3】を参照してください。

【表2】 出荷時からインストールされている Visual C++ ライブラリ

機種 ft制御ソフト OS ライブラリ
320Fc
320Fd
5.x系
(例:5.2.1543)
(例:5.3.1987)
Windows Server 2003 R2 32-bit 9.0.21022 x86
Windows Server 2003 R2 64-bit
Windows Server 2008 64-bit
9.0.21022 x64
R320a 6.x系
(例:6.1.2381)
Windows Server 2003 R2 32-bit
Windows Server 2008 32-bit
9.0.21022 x86
Windows Server 2008 64-bit 9.0.21022 x64
9.0.21022 x86
R320a
R320b
7.x系
(例:7.0.2334)
Windows Server 2008 R2 9.0.21022 x64
9.0.21022 x86
R320c
R320d
8.x系
(例:8.1.2214)
Windows Server 2008 R2 10.0.30319 x64
10.0.30319 x86
9.x系
(例:9.1.2557)
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012
11.0.50727 x64
11.0.50727 x86
R320e 10.x系
(例:10.0.2627)
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012 R2
12.0.30501 x64
12.0.30501 x86
R320e
R320f
11.x系
(例:11.2.3078)
(例:11.1.2938)
Windows Server 2012 R2
Windows Server 2016
12.0.30501 x64
12.0.30501 x86
14.0.23918 x64
14.0.23918 x86
R320g 12.x系
(例:12.1.3275)
Windows Server 2016
R320h 13.x系
(例:13.1.3667)
Windows Server 2016 12.0.30501 x64
12.0.30501 x86
14.23.27820.0 x64
14.23.27820.0 x86

【表3】 Visual C++ ライブラリの製品名との対応
ライブラリ 製品名
9.0.21022 x64 Microsoft Visual C++ 2008 Redistributable - x64 9.0.21022
9.0.21022 x86 Microsoft Visual C++ 2008 Redistributable - x86 9.0.21022
10.0.30319 x64 Microsoft Visual C++ 2010 x64 Redistributable - 10.0.30319
10.0.30319 x86 Microsoft Visual C++ 2010 x86 Redistributable - 10.0.30319
11.0.50727 x64 Microsoft Visual C++ 2012 Redistributable (x64) - 11.0.50727
11.0.50727 x86 Microsoft Visual C++ 2012 Redistributable (x86) - 11.0.50727
12.0.30501 x64 Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable (x64) - 12.0.30501
12.0.30501 x86 Microsoft Visual C++ 2013 Redistributable (x86) - 12.0.30501
14.0.23918 x64 Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable (x64) - 14.0.23918
14.0.23918 x86 Microsoft Visual C++ 2015 Redistributable (x86) - 14.0.23918
14.23.27820.0 x64 Microsoft Visual C++ 2015-2019 Redistributable (x64) - 14.23.27820.0
14.23.27820.0 x86 Microsoft Visual C++ 2015-2019 Redistributable (x86) - 14.23.27820.0

<留意点>
PPサポートでは、下記サイトにてご紹介しておりますとおり、Visual C++ ライブラリに関するお問い合わせはサポート対象外とさせていただいております。

しかしながら、Visual C++ ライブラリに関連して ftサーバの二重化動作に不具合が検出された場合などには、ftサーバ観点にて調査を実施いたしますので、collectログを採取のうえお問い合わせください。

製品名カテゴリ

Windows OS for ft

関連情報

  • コンテンツID: 3150111620
  • 公開日: 2016年10月26日
  • 最終更新日:2021年01月19日

アンケート

サポート情報充実のためアンケートにご協力をお願いいたします。



コメント欄:
ここからページ共通メニューです。 ページ共通メニューを読み飛ばす。