ESMPRO/ServerManagerのSNMPトラップ転送機能の利用を検討して下さい。
Express5800シリーズおよびiStorage NSシリーズでは、ESMPRO/ServerAgentServiceあるいはESMPRO/ServerAgentが、SNMP Trap、CIM-Indicatiton、オリジナルのTCP/IP In-Bandを使い、iLO6、iLO5、BMC、EXPRESSSCOPEエンジン3がSNMP TrapあるいはPET(Platform Event Trap)を使ってアラート通報を送信しています。ESMPRO/ServerManagerはこれらの様々なアラート通報を受信し解読して、アラートビューアにて通報内容を通知しています。
ESMPRO/ServerManagerのSNMPトラップ転送機能では、アラートビューアに表示されている通報内容をすべて単一のSNMP Trapフォーマットに載せて転送します。この機能により、他社SNMPマネージャによるExpress5800シリーズおよびiStorage NSシリーズのアラート通報の受信を容易にします。なお、転送されるSNMP Trapに格納されているメッセージの文字コードはシフトJIS(固定)です。
他社SNMPマネージャがWindowsOSのSNMPトラップサービス上で動作していれば、同一システムにESMPRO/ServerManagerと共存させることができます。このとき、ESMPRO/ServerManagerが受信するSNMP Trapと転送するSNMP Trapのコミュニティ名を異なるものにして下さい。同じコミュニティ名にすると、他社SNMPマネージャが同じ通報を2回受信してしまうことがあります。
ESMPRO/ServerManagerのSNMPトラップ転送機能の設定は、アラートビューアの「SNMPトラップ転送設定」にて行います。
ESMPRO/ServerManagerのSNMPトラップ転送機能によるSNMP Trapのフォーマットは以下の通りです。なお、このSNMP TrapのMIB定義ファイルは、ESMPRO/ServerManagerインストール先の\ESMPRO\ESMWEB\mibフォルダ配下のESMMNGR.MIBおよびESMTPGEN.MIBです。