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よくあるご質問(サポートFAQ)

【Express5800/iStorage NS】ESMPRO/AutomaticRunningControllerによるExpressサーバとiStorage S/D/Mシリーズの電源管理の構成

質問内容

ESMPRO/AutomaticRunningControllerによってExpressサーバとiStorage Mシリーズを電源管理するとき、どのような構成になりますか。

回答内容

ESMPRO/AutomaticRunningConttrollerによるiStorageシリーズ(S/D/M)の電源管理では、ESMPRO/AutomaticRunningControllerの制御端末が、ネットワークを介してiStorageシリーズとこれにアクセスするサーバの起動順番と停止順番を制御しています。この制御には、以下を満たす構成でなければなりません。

  • iStorageシリーズにアクセスしないESMPRO/AutomaticRunningControllerの制御端末が必要。
  • ESMPRO/AutomaticRunningControllerの制御端末、iStorageシリーズにアクセスするサーバ、iStorageシリーズを異なる無停電電源装置(UPS)に接続(*)。
*メインコンセントグループをもたない無停電電源装置に限って、iStorageシリーズとそれにアクセスするサーバは無停電電源装置を共有することができます。

電源管理の構成例

サーバ#1を電源管理の制御端末とし、サーバ#2がiStorageシリーズにアクセスするとき、電源管理の構成は以下になります。

サーバ#1(制御端末)
ESMPRO/AutomaticRunningController× 1
ESMPRO/AC Enterprise× 1
ESMPRO/AutomaticRunningController CD× 1
無停電電源装置× 1
SmartUPS用SNMPカード× 1
サーバ#2
ESMPRO/AC Enterprise マルチサーバオプション× 1
無停電電源装置× 1
SmartUPS用SNMPカード× 1
iStorageシリーズ
無停電電源装置× 1
SmartUPS用SNMPカード× 1

動作イメージ

ESMPRO/AutomaticRunningControllerによるシステム起動のしくみを紹介します。

ESM_AC.png

無停電電源装置#1がスケジュールあるいは停電後の復電によって出力を開始。サーバ#1の制御端末が起動。
制御端末が無停電電源装置#3に対して出力開始を命令。iStorageシリーズが起動開始。
制御端末がiStorageシリーズのBMCにアクセスして、iStorageシリーズの起動完了のタイミングを監視。
制御端末がiStorageシリーズの起動完了を検出すると、無停電電源装置#2に対して出力開始を命令。iStorageシリーズにアクセスするサーバ#2が起動開始。
サーバ#2が起動完了し、全システムが起動完了。

尚、無停電電源装置には、メインコンセントグループを “もつタイプ“ と “もたないタイプ“ があります。(メインコンセントグループをもっているか否かは、後述「関連情報」の「テクニカルガイド 無停電電源装置編」にてご確認ください。 )

メインコンセントグループをもたない無停電電源装置を使用する場合は、 iStorageシリーズとそれにアクセスするサーバ#2に接続する無停電電源装置を1台にまとめることができます。両装置を異なるコントロールコンセントグループに接続することで、上記②④の処理において、コンセントグループ単位に電源出力制御が可能となります。

<メインコンセントグループをもつ無停電電源装置のリアパネルの例>

ups_con_g_m.png

<メインコンセントグループをもたない無停電電源装置のリアパネルの例>

ups_con_g.png

製品名カテゴリ

Express5800シリーズ タワーサーバ
Express5800シリーズ ラックサーバ
iStorage NSシリーズ
Express5800シリーズ Gモデル
iStorage Mシリーズ
無停電電源装置(UPS)関連
ESMPRO/AutomaticRunningController
ESMPRO/AC Enterprise

関連情報

  • コンテンツID: 3150115714
  • 公開日: 2021年07月15日
  • 最終更新日:2021年07月15日

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