GUARDIANWALLおよびWEBGUARDIANにて、以下の3つの問題が発生します。
(1) Office2007セキュリティパッチの適用により、パスワード有無判定が正常に行えない問題
Microsoftのセキュリティパッチが適用された環境で作成されたOffice2007の
アプリケーションファイル(Excel、Word、PowerPoint)について、GUARDIANWALLや
WEBGUARDIANでのパスワードロック有無の検査ができない問題が発生します。
これらのアプリケーションファイルは、パスワードロックされているか否かに
関わらず、GUARDIANWALL、WEBGUARDIANでは「パスワードなし」と判定されます。
発生例)
「パスワードロックされていないファイルが添付されたメールは保留する。」
といった検査・配送ルールを設定したい場合、数値条件を以下のように設定できます。
attachment(nopasswordlock)>0
上記は、「パスワードロックのない添付ファイル数が0より大」という条件です。
Office2007のファイルが添付されているメールは、パスワードロックされていても、
このルール;条件にマッチし保留されてしまうといった影響があります。
(対象製品: GUARDIANWALL、WEBGUARDIAN)
<発生条件>
パスワードロックの判定ができないファイルとは、以下のセキュリティパッチが
適用された環境で作成されたOffice2007形式のファイルです。
* Office2007 Service Pack 2
* パッチ番号 KB969682のパッチ(Excel2007用)
* パッチ番号 KB973593のパッチ(Excel2007用)
* パッチ番号 KB969604のパッチ(Word2007用)
* パッチ番号 KB957789のパッチ(PowerPoint2007用)
(2) 件名が空のメールをGUARDIANWALLが受信できないことがある問題
GUARDIANWALLの検査・配送ルールにて、メールの件名を対象にキーワード検査を
行うルールが設定されている場合、件名が空のメールをGUARDIANWALLが受信できない
ことがある問題が発生します。
(対象製品: GUARDIANWALL)
(3) 設定バックアップスクリプトによるバックアップが失敗する問題
GUARDIANWALLのメールグループの登録件数が多い場合(おおよその値で約5000
グループ以上)、管理画面からの設定バックアップや設定バックアップスクリプト
(rescue.php)によるバックアップが失敗する問題が発生します。
(対象製品: GUARDIANWALL)