CA ARCserve Backup のライセンス管理モジュール (CA License) にセキュリティに関するリスクのあることが判明しました。
本製品の CA License に2つの脆弱性が存在し、これによりローカル攻撃者が任意のコマンドの実行や、高度なアクセスができるようになります。
CA社はこの脆弱性に対応した新しい CA License を手動でアップグレードする手順を提供しています。

▼本件の問題に該当する製品

以下の製品はすべてのバージョン、SPレベルが対象となります。
・CA ARCserve Backup r12.5 for Windows
・CA ARCserve Backup r15.0 for Windows
・CA ARCserve Backup r16.0 for Windows

適用方法につきましては、下記サイトにて詳細をご確認ください。

CA License セキュリティに関するお知らせ
http://www.casupport.jp/resources/info/CA20121001-01.htm

修正情報

その他

概要に掲載されているWEBをご参照いただけますようお願いいたします。 

概要に掲載されているWEBをご参照いただけますようお願いいたします。 

【ARCserve Backup 本体製品の場合】

1. [スタート]→[プログラム]→[CA]→[ARCserve Backup]→[マネージャ]を選択します。
2. ARCserve マネージャ起動後、[ヘルプ]-[バージョン情報]を選択します。
3. 「r12.5(r12.5の場合)」「r15(r15の場合)」「r16(r16の場合)」と記載されていることを確認してください。

【ARCserve Backup r15 D2D Option の場合】

1. タスクトレイの [ARCserve D2D] アイコンを右クリックします。
2. メニューより [バージョン情報] を選択します。
3. 「r15.0」と記載されていることを確認してください。

【ARCserve Backup r12.5 Client Agent for Linux の場合】

1. 端末を起動します。
2. Client Agent for Linux のインストールディレクトリに移動します。
   　/opt/CA/BABcmagt
3. agent.cfg を表示します。
4. #[BABagntux] の VERSION が 「r12.5」 と記載されていることを確認してください。

【ARCserve Backup 本体製品、ARCserve Backup r15 D2D Option の場合】

1. コマンド プロンプトを起動します。
2. CA ARCserve Backup ライセンス管理モジュールのインストールディレクトリに移動します。
   デフォルトでは、以下ディレクトリになります。
   　64-bit C\Program Files(X86)\CA\SharedComponents\CA_LIC\
   　32-bit C\Program Files\CA\SharedComponents\CA_LIC\
   
3. lic98version.exe を実行します。
4. CA License のバージョンが、1.90.04 以降に更新されていることを確認します。

【ARCserve Backup r12.5 Client Agent for Linux の場合】

1. 端末を起動します。
2. ライセンス管理モジュールのインストールディレクトリに移動します。
   　/opt/CA/SharedComponents/ca_lic/
3. lic98version を実行します。
4. CA License のバージョンが 1.90.04 以降に更新されていることを確認します。

機種依存なし。

【ARCserve Backup 本体製品、ARCserve Backup r15 D2D Option の場合】

1. 以下のサイトより [6.0 Download Links] の [Language] - [Localized] からダウンロードします。
   https://support.ca.com/irj/portal/anonymous/phpsupcontent?contentID={2B524FD2-9275-4820-997F-E9C0BC0DE768}
2. ジョブが実行されていないことを確認します。
   ジョブが実行されている場合、終了まで待機するか終了させます。
3. Silent.exe を実行します。
4. インストール画面は表示されませんので、終了するまで 2 ～3 分ほど待機します。

【ARCserve Backup r12.5 Client Agent for Linux の場合】

1. 以下のサイトよりライセンス管理モジュールをダウンロードします。
   　【64-bit】 lic98_Linux_x86.tar.gz
   　【32-bit】 lic98_Linux_AMD.tar.gz
   https://support.ca.com/irj/portal/anonymous/phpsupcontent?contentID={7432A1D9-A4E1-4492-BE72-0DF8D800B169}
2. 以下のファイルを cp コマンド等で任意の場所にコピーします。
   　/opt/CA/SharedComponents/ca_lic/ca.olf
   　/opt/CA/SharedComponents/ca_lic/lic98.dat
3. ダウンロードしたライセンス管理モジュールを任意の場所に展開します。
   　例) /tmp 配下
4. ライセンス管理モジュールを展開したディレクトリに移動します。
   　例) cd /tmp/lic98_install/
5. 以下のコマンドを実行します。
   　【64-bit】 rpm -U --replacefiles --replacepkgs --prefix $CASHCOMP ca-lic-01.90.04-00.8x86_64.rpm
   　【32-bit】 rpm -U --replacefiles --replacepkgs --prefix $CASHCOMP ca-lic-01.90.04-00.i386.rpm
   　※デフォルトのインストールディレクトリを使用している場合は、--prefix $CASHCOMP は省略可能です。
   　※$CASHCOMP に定義がない場合は、 --prefix に直接絶対パスを指定します。
6. ライセンス管理モジュールのバージョンが 1.90.04 に更新されていることを確認します。
   確認方法は、対処が正しく適用されていることを確認する方法 を参照してください。
7. コピーした ca.olf、lic98.dat を元のディレクトリ配下に置き換えます。

なし