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修正情報・ダウンロード

MSDTC サービス起動不可について

概要

MSDTCサービスを利用するソフトウェア や OS機能において、
・SQLサーバなどが起動できない。
・「コンポーネントサービス」で、コンピュータの「プロパティ」が表示されない。
などの問題が発生する。

この問題は、Microsoft 社 Windows OS に包含されている Sysprep モジュールの不具合に
起因しております。

製品名カテゴリ

Windows Server 2016

対象製品

品名 Windows Server 2016
リビジョン
対象OS Windows Server 2016
型番
修正情報

【説明】 
レジストリ設定用実行ファイル

【ファイル名】 
SysprepInProgress.reg
(形式:regファイル サイズ:252 byte)



種別

修正情報

障害区分

結果異常

障害内容/強化内容

この問題は、Microsoft 社 Windows OS に包含されている Sysprep モジュールの不具合に
起因しており、以下のいずれかの環境で発生する場合があります。

[本問題が発生するケースの例]
 1) BTO OS プリインストール環境。
  2) EXPRESSBUILDER を使ったセットアップで NEC 製バックアップ DVD を使用した環境。
  3) KB3201845 が内包されていないOS媒体を使ってセットアップ後、Sysprep を実行した環境。

本現象を回避するには、当該環境の下記レジストリ値を "1" → "0" に変更する必要があります。
 HKLM\Software\Windows\MSDTC\SysprepInProgress

障害原因/強化理由

マイクロソフト社-Windows OS Sysprepモジュールの障害。
HKLM\Software\Windows\MSDTC\SysprepInProgress の値が"1"になっていることにより
サービスが起動(開始)できない状態になっている。

対処が必要となる製品がインストールされているかを確認する方法

以下のレジストリ値が "1" となっている場合。
HKLM\Software\Windows\MSDTC\SysprepInProgress

対処が正しく適用されていることを確認する方法

[管理ツール] → [サービス] より、「Distributed Transaction Coordinator」の[状態] が
 "開始" となっていること

対象機器

ExpressサーバでWindows Server 2016 をご利用の場合。

適用方法

前述のレジストリ値を変更するレジストリファイルをご用意しております。
当該環境の任意のフォルダ等にコピーし、ダブルクリックしてレジストリ値の書換えを
実行してください。

*注意事項*
  本ファイルをダブルクリックすると、"続行しますか?" という旨の
   ダイアログが表示されますので、[はい]をクリックしてください。

   SysprepInProgress.reg 実行後は、設定反映のため再起動 または、当該サービスを
   手動で開始してください。

[MSDTC サービスの手動開始手順]
 1. [管理ツール] → [サービス] より、「Distributed Transaction Coordinator」を
  選択(ダブルクリック)する。
 2. 表示されるダイアログの [開始] ボタンをクリックする。

補足

[本問題が発生しないケースの例]
 (1) NEC 製バックアップ DVD を使用してマニュアルセットアップ実施後、
    Sysprep 未実行の環境。
  (2) NEC 製バックアップ DVD を使用してマニュアルセットアップ実施後、
    KB3201845 を適用して Sysprep を実行した環境
 (3) KB3201845 内包済み OS 媒体を使用してセットアップを実行した環境

そのため、後述の【関連情報】でご案内しております KB3202122 で紹介されている、
KB3201845(2016/12 月分の累積更新プログラム)を Sysprep実行前に適用し、
Sysprep モジュールを更新することでも本問題の回避が可能となります。

関連情報

  • コンテンツID: 9010107079
  • 公開日: 2017年09月13日
  • 最終更新日:2017年09月13日
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