■概要と影響
以下製品におきまして、SSL3.0プロトコルには、通信の一部が第三者に解読可能な脆弱性が存在します。
そのため、インターネットメールサーバおよびインターネットメールスイッチにおいて、SSL機能を利用する場合において、通信の一部が第三者に漏えいする可能性があります。

  ・StarOffice21/インターネットメールサーバ(NT)
  ・StarOffice21/インターネットメールサーバ(Solaris)
  ・StarOffice21/インターネットメールサーバ(Linux)
  ・StarOffice21/インターネットメールサーバ(HP)
  ・StarOffice21/インターネットメールスイッチ(NT)
  ・StarOffice21/インターネットメールスイッチ(Solaris)
  ・StarOffice21/インターネットメールスイッチ(Linux)
  ・StarOffice21/インターネットメールスイッチ(HP)
  ・BusinessPortal/インターネットメールサーバ(NT)
  ・BusinessPortal/インターネットメールサーバ(Solaris)
  ・BusinessPortal/インターネットメールサーバ(Linux)
  ・BusinessPortal/インターネットメールサーバ(HP)
  ・BusinessPortal/インターネットメールスイッチ(NT)
  ・BusinessPortal/インターネットメールスイッチ(Solaris)
  ・BusinessPortal/インターネットメールスイッチ(Linux)
  ・BusinessPortal/インターネットメールスイッチ(HP)

本脆弱性を利用した攻撃をするためには、中間者攻撃や、攻撃対象サーバに大量の通信を発生させるなど、一定の条件を満たす必要があるため、直ちに悪用可能な脆弱性ではありません。
対策の要否をご検討いただき、必要に応じて対策を実施願います。

■対策
必要に応じて、クライアントのブラウザの設定にてSSL 3.0を無効にしてください。
Internet Explorerの設定変更方法については下記の記事をご参照ください。
(マイクロソフト社のページのためリンクが変更される場合があります。)

       SSL 3.0 の脆弱性により、情報漏えいが起こる 
         https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/security/3009008
         → 「推奨するアクション」
           → 「回避策の適用」
             → 「Internet Explorer で SSL 3.0 を無効にして、TLS 1.0、TLS 1.1、および TLS 1.2 を有効にする」

  ※SSL3.0を無効化することで、TLSが使えない環境から接続ができなくなる可能性がございます。

なお、Windows版、Linux版、Solaris版製品につきましては、サーバ側でSSL3.0を遮断する処置を予定(2014年11月頃)しております。