ftサーバ の Windows Server 2016 モデルは、「インストレーションガイド」の「1章 3.19 電源オプション変更時の注意」に記載のディスプレイの解像度設定を行っていない状態でディスプレイの電源が切れると、その状態から復帰できなくなることがあります。ディスプレイの解像度設定を行っていれば、ディスプレイの電源が切れてもキーボードとマウス操作で復帰できます。
ディスプレイの電源が切れる原因は次の2つの場合があります。
- 「ディスプレイの電源を切る」設定を「なし」以外に設定した場合
- マイクロソフト社の既知問題「49.7日経過後にディスプレイの電源がオフになる事象」が発生した場合
対処方法
ディスプレイの解像度設定を行っていない状態では、ディスプレイの電源が切れた状態から復帰させるにはシステムの再起動が必要です。電源ボタン押下によるシャットダウンを実施するか、またはリモートからのシャットダウン/システムリセットなど実施し、システムを再起動してください。
製品マニュアル R320e-E4/M4,R320f-E4/M4 向け
製品マニュアル R320g-E4/M4 向け
製品マニュアル R320h-E4/M4 向け
→メンテナンスガイド(Windows編)
→1章 保守→8.トラブルシューティング
→8.7 OS運用時のトラブル→「ディスプレイの電源を切る」を設定後、画面が復帰しない
このディスプレイの電源が切れた際に復帰できなくなる現象の発生を回避するためには「インストレーションガイド」の「3.19 電源オプション変更時の注意」に記載のディスプレイの解像度設定を行ってください。
製品マニュアル R320e-E4/M4,R320f-E4/M4 向け
製品マニュアル R320g-E4/M4 向け
製品マニュアル R320h-E4/M4 向け
→インストレーションガイド(Windows編)
→1章 OSのインストール→3.Windows Server 2016 のセットアップ
→3.19 電源オプション変更時の注意
※ ディスプレイの解像度設定は1度行えば良く、それ以降の再起動では解像度設定は行わなくても本回避策は有効状態のままです。また、設定は1度行えばその後にディスプレイの解像度を初期値に戻しても有効のままです。
※ EXPRESSBUILDER で OS の再セットアップを行った場合には、本回避策を有効にするためにディスプレイの解像度設定を再度行う必要があります。
※ 設定後に装置に接続されているディスプレイを変更した場合には本回避策は無効状態になりますので、有効にするためにディスプレイの解像度設定を再度行う必要があります。
システム起動から一定期間(約 49.7日)が経過するとディスプレイが予期せずオフになる事象の発生を回避するためには マイクロソフト社の累積更新プログラム KB4015217(または、それを含む更新プログラム)を適用する必要があります。
2017 年 4 月 12 日 - KB4015217 (OS ビルド 14393.1066 および 14393.1083)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4015217/windows-10-update-kb4015217
※ 上記KB4015217は2019年10月現在ダウンロードできないことを確認しています。KB4015217 (OS ビルド 14393.1066 および 14393.1083)以上のビルドの累積更新プログラムが適用されていない環境の場合は、ダウンロード可能なより新しい累積更新プログラムを適用する必要があります。適用する際は、事前に関連情報に記載の「プロセッサの脆弱性への対応について」を参照し、適用の可否を確認してください。
Windows Server 2016 for ft (Express5800/R320f)
Windows Server 2016 for ft (Express5800/R320g)
Windows Server 2016 for ft (Express5800/R320h)