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技術情報

【InfoCage PCセキュリティ】Windows 10 におけるWindowsパスワード変更要求時の画面表示問題について

InfoCage PCセキュリティを導入しているMicrosoft Windows 10環境において、下記の問題が発生することを確認しました。

現象① 
Windowsサインイン時にWindowsパスワード変更が要求された場合、Windows認証画面が消えず、Windowsにサインイン(ログオン)できなくなる

現象②
ロック解除時にWindowsパスワード変更が要求された場合、Windowsパスワード変更画面が明滅し、パスワード入力が困難になる

お客様へはご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございませんが、下記の内容をご確認の上、ご対応いただきますようお願いいたします。


1.対象製品

 InfoCageシリーズ製品
 InfoCage PCセキュリティ V2.0

対象OS
 Microsoft Windows 10 Enterprise 日本語 64bit 版
 Microsoft Windows 10 Pro 日本語 64bit 版
 Microsoft Windows 10 Enterprise 日本語 32bit 版
 Microsoft Windows 10 Pro 日本語 32bit 版


2.発生条件と現象

現象①
「1.対象製品」の環境において、以下の条件を全て満たしている場合、Windows認証画面が消えず、Windowsにサインイン(ログオン)できなくなる場合があります。

<条件>
 ・Windowsの設定が「Ctrl+Alt+Del画面を表示しない」設定である。
 ・Windowsの設定が「ロック画面を表示する」設定である。
 ・Windowsパスワードの有効期限切れやリセットにより、Windowsパスワード変更画面が表示される。

本現象が発生した場合は、以下の操作により回避することができます。
・「Windows認証中」に[Alt]+[F4]キーを押下する。

また、「3. Windowsの設定による回避方法」に記載の設定により現象の発生を事前に回避することができます。

現象②
「1.対象製品」の環境において、以下の条件を全て満たしている場合、ロック解除時のWindowsパスワード変更画面が明滅し、パスワード入力が困難になる場合があります。

<条件>
 ・Windowsの設定が「Ctrl+Alt+Del画面を表示しない」設定である。
 ・Windowsの設定が「ロック画面を表示する」設定である。
 ・Windowsパスワードの有効期限切れやリセットにより、Windowsパスワード変更画面が表示される。

本現象が発生した場合は、1文字ずつ確実に入力されていることを確認しながらパスワードの変更を行ってください。

また、「3. Windowsの設定による回避方法」に記載の設定により現象の発生を事前に回避することができます。


3.Windowsの設定による回避方法
「2.発生条件と現象」に記載されている現象(①および②)は、以下のいずれかの設定により回避することができます。

<ローカルグループポリシーエディターによる設定手順例>

方法1.「Ctrl+Alt+Del画面を表示する」設定について
1.ローカルグループポリシーエディター(gpedit.msc)を起動する。
スタートボタンの右クリックメニューから[ファイル名を指定して実行]を起動し、[名前]ボックスに「gpedit.msc」と入力して、[OK]をクリックする。
2.ローカルグループポリシーエディターの下記の項目を設定する。
[コンピューターの構成] - [Windowsの設定] - [セキュリティの設定] - [ローカル ポリシー] - [セキュリティ オプション]の「対話型ログオン: Ctrl + Alt + Del を必要としない」を「無効」に設定する。

方法2.「ロック画面を非表示にする設定」について
1.ローカルグループポリシーエディター(gpedit.msc)を起動する。
スタートボタンの右クリックメニューから[ファイル名を指定して実行]を起動し、[名前]ボックスに「gpedit.msc」と入力して、[OK]をクリックする。
2.ローカルグループポリシーエディターの下記の項目を設定する。
[コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [コントロール パネル] - [個人設定]の「ロック画面を表示しない」を「有効」に設定する。

※ローカルグループポリシーエディター(gpedit.msc)の起動には管理者権限が必要です。
※Active Directory環境の場合は、ドメインコントローラー(ADサーバ)の「グループポリシーの管理」にて、同様の設定を行うことで対象ドメインのコンピューターへ一括設定することが可能です。一般的に「ローカルグループポリシーエディター」の設定よりも「グループポリシーの管理」の設定が優先されます。


4.今後の方針
問題を改善する修正モジュールを公開いたしました。
後述の関連情報をご覧ください。


5.商標
・MicrosoftおよびWindowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
・InfoCageは日本電気株式会社の登録商標です。
・その他、記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。


製品名カテゴリ

InfoCage PCセキュリティ

対象製品

品名: InfoCage PCセキュリティ
リビジョン: V2.0
型番: UL1288-7**

関連情報

  • コンテンツID: 3140103283
  • 公開日: 2016年05月16日
  • 最終更新日:2016年08月16日

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