【ftサーバ/Linux】片系のCPU/IOモジュールでシステム起動中にもう一方のCPU/IOモジュールを組み込むと、正常に二重化できないことがある[RHEL7.2, RHEL7.4,RHEL7.5]
Express5800/R320e-E4・R320e-M4、Red Hat Enterprise Linux 7.2 / 7.4 / 7.5 において、片系のCPU/IOモジュールのみを組み込んだ状態でシステムを起動中にもう一方のCPU/IOモジュールを組み込んだ場合、そのタイミングによっては正常に二重化できなくなる可能性があります。
この問題が発生した場合は、以下の手順でファイルを更新して、システムを再起動してください。
- [serviceファイルの修正]
- カレントディレクトリを /usr/lib/systemd/system に変更します。
# cd /usr/lib/systemd/system
- serviceファイルを 'ipmi_si' で検索します。
# grep -n ipmi_si *
ft-emergency.service:11:ExecStartPre=/usr/sbin/modprobe ipmi_si tryacpi=0 type=kcs,kcs ports=0xCA2,0xDA2
ft-emergency.service:13:ExecStopPost=/usr/sbin/rmmod ipmi_si
ft-prep.service:21:ExecStartPre=/usr/sbin/modprobe ipmi_si tryacpi=0 type=kcs,kcs ports=0xCA2,0xDA2
ft-rescue.service:11:ExecStartPre=/usr/sbin/modprobe ipmi_si tryacpi=0 type=kcs,kcs ports=0xCA2,0xDA2
ft-rescue.service:13:ExecStopPost=/usr/sbin/rmmod ipmi_si
- 検索で出力されたファイルのバックアップをシステムディレクトリや/tmp以外の任意のディレクトリにコピーします。
これらのファイルは、修正誤り等によって、今後の動作がおかしくなった場合等に元に戻すために使用します。
※上記の例では、ft-emergency.service、ft-prep.service、ft-rescue.serviceの3つのファイルをコピーしておきます。
- エディタ等を使用して、出力された行を削除します。
※上記の例では、ft-emergency.serviceファイルの11行目と13行目、ft-prep.serviceファイルの21行目、ft-rescue.serviceファイルの11行目と13行目が削除する行になります。
- システムを再起動します。
この後、本件の問題が発生しないことを確認します。
製品名カテゴリ
Red Hat Enterprise Linux v.7（Express5800/R320e-E4・R320e-M4）
関連情報
-
コンテンツID：
3140109507
-
公開日：
2024年02月16日
-
最終更新日：2024年02月16日