高可用性サーバ(R31Aa,R32Aa)で、無停電電源装置(UPS)を使用する場合は、
PowerChute Network Shutdownを使用して、安全にシャットダウンするための
設定が必要です。
以下に、無停電電源装置(UPS)の3つの接続形態と設定方法について説明します。
なお、各構成での実現機能と制限事項は、システム構成ガイドもご参照ください。
システム構成ガイド:高可用性サーバ
https://jpn.nec.com/pcserver/systemguide/haguide.html
→ Express5800/R31Aa , R32Aa (Windowsモデル)
1. UPS片系接続構成
無停電電源装置(UPS)を1台接続する構成について、設定方法の詳細は、
「R31Aa-R32Aa_Win_PowerChuteNetworkShutdown設定(UPS片系接続).pdf」
を参照してください。
(実現機能)
R32Aa/R31Aa本機に直接接続した電源と、UPSが接続した電源の両方に電源障害が発生
した場合、UPSから供給される電源を用いて本機を安全にシャットダウンします。
2. UPS冗長接続構成
無停電電源装置(UPS)を2台接続する構成について、設定方法の詳細は、
「R31Aa-R32Aa_Win_PowerChuteNetworkShutdown設定(UPS冗長化構成).pdf」
を参照してください。
(実現機能)
両系のUPSで接続した電源に電源障害が発生した場合、UPSから供給される電源を用いて、
R32Aa/R31Aa本機を安全にシャットダウンします。
一時的な停電などが商用電源に生じてもUPSからの電源供給が行われている限りはシャット
ダウンすることなく稼働継続します。
3. 1台のUPSから両系接続構成
高可用性サーバの電源を両系とも、1台の無停電電源装置(UPS)に接続する構成について、
設定方法の詳細は、
「R31Aa-R32Aa_Win_PowerChuteNetworkShutdown設定(UPS1台両系接続).pdf」
を参照してください。
(実現機能)
UPSで接続した電源に電源障害が発生した場合、UPSから供給される電源を用いて、
R32Aa/R31Aa本機を安全にシャットダウンします。
停電後の復電時のR32Aa/R31Aa本機の自動起動および、スケジュール運転が可能です。
※UPS制御SWは、他の構成と異なり、PowerChute Network Shutdown for Windowsでは
なく、PowerChute Network Shutdown for Virtualizationを購入する必要があります。
※本構成では、Hyper-Vを必要としない場合でも、WindowsのHyper-V機能を必ず有効化
する必要があります。
AUL制御ソフトウェアが「2.0.x.x-xxx」のバージョンはHyper-Vをサポートしていません
ので、本構成は利用できません。