CLUSTERPRO:STOPエラー 0xE0000000, 0xE000FF00, 0xE000FF01, 0xE000FF02, 0xE000FF03, 0xE000FF04, 0xE000FF05, 0xE000FF06 が発生しました。原因を教えてください。
質問内容
STOPエラー 0xE0000000, 0xE000FF00, 0xE000FF01, 0xE000FF02, 0xE000FF03, 0xE000FF04, 0xE000FF05, 0xE000FF06 が発生しました。原因を教えてください。
回答内容
下記のSTOPエラーは、監視異常検出時の設定に従ってCLUSTERPROが意図的に発生させたものです。
発生元ファイル: | clphb.sys |
STOPコード: |
0xE0000000 0xE000FF00 0xE000FF01 0xE000FF02
0xE000FF03 0xE000FF04 0xE000FF05 0xE000FF06 |
下記の設定項目に「意図的なストップエラーの発生」が指定されており、
この設定項目に該当するシステム状況が生じた場合にSTOPエラーが発生します。
各設定項目の詳細につきましては「リファレンスガイド」をご参照ください。
設定項目
クラスタのプロパティ
→ NP解決
→ ネットワークパーティション解決調整プロパティ
→ NP発生時動作
STOPコード
0xE0000000
主な発生原因
全ハートビート経路におけるハートビートの途絶(受信タイムアウト)
- ネットワーク経路障害によるハートビートパケットの不達
- ネットワーク経路の高トラフィック状況によるハートビートパケットの不達/遅延
- システムの高負荷状況によるハートビート送受信処理の動作遅延
|
設定項目
クラスタのプロパティ
→ リカバリ
→ クラスタサービスのプロセス異常時動作
→ グループリソースの活性/非活性ストール発生時動作
STOPコード
0xE0000000
主な発生原因
グループリソースに対する活性/非活性処理の完了待ちタイムアウト
- グループリソースの対象(アプリケーション等)側の起動/停止処理における遅延やストール
- システムの高負荷状況による動作遅延
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設定項目
グループリソースのプロパティ
→ 復旧動作
→ 活性異常検出時の復旧動作, 非活性異常検出時の復旧動作
→ 最終動作
STOPコード
0xE0000000
主な発生原因
グループリソースに対する活性/非活性処理の失敗
- グループリソースの対象(アプリケーション等)側の起動/停止処理の失敗
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設定項目
STOPコード
0xE0000000
主な発生原因
モニタリソースによる監視異常の検出
- モニタリソースの監視対象(アプリケーション等)側の動作異常
- システムの高負荷状況による監視処理の動作遅延(監視タイムアウト)
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設定項目
STOPコード
0xE000FF00 0xE000FF01 0xE000FF02 0xE000FF03 0xE000FF04 0xE000FF05 0xE000FF06
主な発生原因
ディスクI/O操作のエラーやストール
- ディスク装置の障害によるI/OエラーやI/Oストール
- システムの高負荷状況によるディスクI/O応答の遅延
|
上記の設定項目によるSTOPエラーの原因としてよくあるのが、高負荷状況等のよるシステムの動作遅延です。
事象発生時、バックアップ処理やバッチ処理等の高負荷が想定される処理が実行されていなかったかシステム運用状況をご確認ください。
高負荷状況が原因であった場合は、下記の対策をご検討ください。
- CLUSTERPROの各種監視タイムアウト値を負荷状況に合わせて調整する。
- 高負荷を伴う処理の実行前に、CLUSTERPROの各種監視機能を一時的に停止する等の運用を行う。
製品名カテゴリ
補足/関連情報
このFAQの対象製品バージョンは以下のとおりです。
CLUSTERPRO X for Windows
関連情報
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コンテンツID:
3150105294
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公開日:
2013年08月05日
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最終更新日:2023年04月28日
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