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よくあるご質問(サポートFAQ)

【Express5800/MW, InterSec/MW, InterSecVM/MW】 SSLv3.0脆弱性(CVE-2014-3566)への影響と対策について

質問内容

SSLv3.0脆弱性(CVE-2014-3566)への影響と対策について教えてください。

回答内容

■概要
 SSLv3.0の脆弱性が存在する暗号化プログラムが動作しています。
  SSLv3.0が利用可能で、有効なサービスを利用している場合、攻撃者に
 よって暗号化した通信内容を解読される可能性があります。
 影響を受けるサービスや条件は、下記を参照ください。
  SSLv3.0の不具合を回避するために下記対処を行うことをを推奨します。

■脆弱性の影響を受けるサービス
・Management Consoleサービス
 SSLv3.0において、一般ユーザ、ドメイン管理者ユーザからログイン後に影響を
 受ける可能性があります。
・Webサーバ(httpd)サービス
 お客様にて公開されているコンテンツにおいて、SSLv3.0を有効にして利用されている
 場合に、影響を受ける可能性があります。
・メールサーバ(popd/imapd) / メールサーバ(dovecot)
  POPS/IMAPSを利用している場合に影響を受ける可能性があります。
・WEBMAIL-EXTサーバ(mail-httpd)
  WEBMAIL-EXTへSSL暗号化プロトコルを利用し、アクセスされている場合に、
  影響を受ける可能性があります。

■その他
 GUARDIANWALL関連、ESMPRO関連 や UPS関連など 別途追加インストールする
 ソフトウェアは該当する製品担当にお問い合わせください。
 
■脆弱性の影響を受けないサービス
 以下のサービスは本脆弱性の影響を受けません。
 - メールコントローラ(MWMCTL)
  - メールサーバ(sendmail) 
       ※STARTTLSを利用していますが、本脆弱性による攻撃は受けません。
  - メールサーバ(postfix)
 - WEBMAIL-Xサーバ(webmail-httpd))
 - ネームサーバ(named)サーバ
 - DHCPサーバ(dhcpd)
 - ファイル転送(ftpd)
 - UNIXファイル共有(nfsd)
 - Windowsファイル共有(smbd)
 - アドレス帳(ldap)
 - 時刻調整(ntpd)
 - ネットワーク管理エージェント(snmpd)
 - サーバ管理エージェント(wbmcmsvd)
  - システム監視(MW_MONITOR)
 - サービス監視(chksvc)
 - Trend Micro Hosted Email Security
 - 二重化機能(二重化構成構築キット、二重化構成構築ライセンス)
  CLUSTERPRO Xが動作していますが、本脆弱性の影響はありません。
   (※ご利用の製品によっては提供していないサービスもあります)

■対応方法
  関連情報のリンク『【Express5800/MW, InterSec/MW, InterSecVM/MW】
  CVE-2014-3566脆弱性に対処したパッケージの個別提供』を参照して、
  下記の対処を実施してください。
   ※今後更新される可能性もありますことに予めご留意ください。

    (1)パッケージのアップデート
    「【Express5800/MW, InterSec/MW, InterSecVM/MW】 CVE-2014-3566脆弱性に
      対処したパッケージの個別提供 」にて、公開している個別提供モジュールにおいて、
      下記、a.) 及び b.)の対処を行います。
  
     a.)opensslのアップデート
        TLSからSSLv3.0へのプロトコルダウングレード攻撃を抑止する措置
        (TLS_FALLBACK_SCSV)等に対応したopensslにアップデートします。
        メールクライアント/ブラウザ側のTLS_FALLBACK_SCSV対応については、
        ご使用の製品にお問い合わせください。

        ※2014/11/28時点では、下記製品に対応したパッケージを個別提供しています。
         ・InterSecVM/MW V1.0以降
         ・Express5800/MW400g以降
         ・InterSec/MW400i
           その他の製品についても順次公開します。

     b.)imapd/popd/mail-httpd のアップデート
        メールサーバ(imapd)サービス、メールサーバ(popd)サービス 及び
        WEBMAIL-EXTサーバ(mail-httpd)サービスにおいて、SSLv3.0暗号プロトコルを
        利用しない設定を可能にしました。
        アップデート適用後「SSLv2、SSLv3暗号プロトコル停止手順書」を参照の上、
        SSLv2、SSLv3暗号プロトコルを停止してください。

     ※InterSecVM/MW V3.0、InterSec/MW400iにつきましては、
       「CVE-2014-3566対応アップデートモジュール rev.1」を適用済みの場合は、
       「CVE-2014-3566対応アップデートモジュール rev.2」の適用は不要です。
       「SSLv2、SSLv3暗号プロトコル停止手順書」の設定を行っていない場合は、
       手順に従って設定を行ってください。
     ※上記以外の、下記製品につきましては、
       「CVE-2014-3566対応アップデートモジュール rev.1」を適用済みの場合も、
       「CVE-2014-3566対応アップデートモジュール rev.2」の適用を行い、
       「SSLv2、SSLv3暗号プロトコル停止手順書」の手順に従って設定を行ってください。
       ・Express5800/MW300f
       ・Express5800/MW500f
       ・Express5800/MW300g
       ・Express5800/MW500g
       ・Express5800/MW400g
       ・Express5800/MW400h
       ・Express5800/R110d-1M(MW400h2)
       ・InterSecVM/MW V1.0
       ・InterSecVM/MW V2.0 for VMware
       ・InterSecVM/MW V2.0 for Hyper-V
       ・InterSecVM/MW V2.1 for Hyper-V



    (2)SSLv3.0の無効化

        以下のサービスについて、SSLv3.0プロトコルを無効に設定してください。
        ・ManagementConsoleサーバ(wbmchttpd)
        ・Webサーバ(httpd)
        ・WEBMAIL-Xサーバ(webmail-httpd)
        ・メールサーバ(dovecot)
   
        以下のサービスについては、「【Express5800/MW, InterSec/MW, InterSecVM/MW】
        CVE-2014-3566脆弱性に対処したパッケージの個別提供 」にて、公開している
        個別提供モジュール適用後、SSLv3.0プロトコルの無効化設定を行ってください。
        ・メールサーバ(imapd)
        ・メールサーバ(popd)
        ・WEBMAIL-EXTサーバ(mail-httpd)
        

対象機器

Express5800/MW300f
Express5800/MW500f
Express5800/MW300g
Express5800/MW500g
Express5800/MW400g
Express5800/MW400h
Express5800/R110d-1M(MW400h2)
InterSec/MW400i
InterSecVM/MW V1.0
InterSecVM/MW V2.0 for VMware,InterSecVM/MW V2.0 for Hyper-V
InterSecVM/MW V2.1 for Hyper-V
InterSecVM/MW V3.0 for VMware,InterSecVM/MW V3.0 for Hyper-V

製品名カテゴリ

Express5800/InterSec MW
InterSecVM/MW
InterSec/MW

補足/関連情報

・以下のオプションソフトウェアは、脆弱性の影響を受けることはありません。

  Express5800/MW 全メール保存ライセンス
  Express5800/MW DNS/DHCP強化オプション
  Express5800/MW WEBMAIL-X(by WitchyMail)同時接続ライセンス
  Express5800/MW 二重化構成構築キット

  InterSec/MW   全メール保存ライセンス
  InterSec/MW    DNS/DHCP強化オプション
  InterSec/MW    WEBMAIL-X(by WitchyMail)同時接続ライセンス
  InterSec/MW  二重化構成構築キット

  InterSecVM/MW  全メール保存ライセンス
  InterSecVM/MW  DNS/DHCP強化ライセンス
  InterSecVM/MW  WEBMAIL-X同時接続ライセンス
  InterSecVM/MW  二重化構成構築ライセンス

・トレンドマイクロ社が提供するHES(Trend Micro Hosted Email Security)サービスに
 つきましては、トレンドマイクロ社にお問い合わせください。

関連情報

  • コンテンツID: 3150108278
  • 公開日: 2014年10月27日
  • 最終更新日:2014年12月01日

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