ftdiskadm の 「1 List RAID Arrays」 で slot1 のデバイス名を確認すると sda ですが、
/proc/mdstat や syslog のデバイス名は sdq となっています。
なぜ異なっているのでしょうか?
/proc/mdstat や syslog はカーネルデバイス名で表示され、ftdiskadm では udev にて
固定化したデバイス名で表示されます。
カーネルデバイス名は、OS がディスクを識別するために使用するもので、ディスクの
追加/削除等によって違ってきます。ftサーバではディスクの二重化管理を正しく行う
ために、ディスク搭載数やディスクの追加/削除等によってデバイス名が変わらない
ように udev にて固定化したデバイス名を使用しています。
カーネルデバイス名と udev で固定化したデバイス名の対応は ftdiskadm コマンドの
「2 List Internal Disks」 にてご確認いただけます。
下記の出力例では sda がデバイス名、 sdq がカーネルデバイス名になります。
(出力例)
[List Internal Disks]
Slot Name [Use] Information (Vendor/Model/Serial) Path
===============================================================================
1 sda(sdq) [4] AAA/BBB/CCC h0c0t0l0
※ | R320e、R320g、R320hでは、sdaではなく104001のように表示されます。詳細については、「メンテナンスガイド」-「2章 機能変更、増設」-「1. ハードディスクドライブの二重化」-「1.2 ハードディスクドライブの二重化方法」を参照してください。 |