ftサーバ稼働中にディスクを交換し、コマンド入力にてディスクの状態を確認したところ、
表示されるデバイス名が「T0」から「T1」に変更されました。
「T0」に戻すにはどうすれば良いでしょうか。
以下は、ESXi 5.5 でのディスク (10/40/1) 交換前、交換後の実行例です。
ご利用のバージョンによって、コマンドまたは表示内容が異なります。
(交換前)
# esxcli -s xxx.xxx.xxx.xxx storage mpm list
Info
------------------------------------------------------
mpm0 : 143066368 blocks (139713 MB) [2/2]
\_ vmhba0:C0:T0:L0 (10/40/1) [ faulty ]
\_ vmhba1:C0:T0:L0 (11/40/1) [ in_sync ]
(交換後)
# esxcli -s xxx.xxx.xxx.xxx storage mpm list
Info
------------------------------------------------------
mpm0 : 143066368 blocks (139713 MB) [1/2]
\_ vmhba1:C0:T0:L0 (11/40/1) [ in_sync ]
Unused disks:
- vmhba0:C0:T1:L0 (10/40/1)
ディスクの状態を確認するコマンド入力にて表示される「vmhba0:C0:T1:L0」は、
カーネルデバイス名を表し、システムの起動時やディスクの挿入時によって、
システムがディスクを検出したタイミングで決定されます。
また、ディスクの交換にて変更された「T1」の 1 はターゲット番号を表し、
システムがディスクを検出した順に 0 以上の数字が割り当てられます。
そのため、ディスクの交換にて新たにディスクを挿入した場合、挿入されたタイミングで
システムがディスクを検出するため、カーネルデバイス名のターゲット番号が変更されます。
ターゲット番号が変更されたままご利用いただいても問題はありません。
また、上記を解消する場合は、ESX/ESXi ホストの再起動を行ってください。
再起動することによって、システムが起動時にディスクを再度検出するため、
カーネルデバイス名のターゲット番号が元に戻ります。