リモートPCが Windows 10、WindowsServer 2016以降で以下の現象が発生する場合があります。
- スタートメニューのアイコンが小さく表示される
- 特定のアプリケーションの画面が白くまたは黒く表示される、画面が更新されない
[原因]
リモートPCディスプレイの電源がオフになっている場合にこの現象が発生する例があります。特定の機器では、ディスプレイの電源がオフになっている場合にGPUからの画面のレンダリングが停止するものがあり、アプリケーションによっては画面更新が行われない状態となります。その場合WinShareでも画面情報が取得できず本現象が発生します。
この現象は、Windowsの特定の画面や、アプリケーションの画面でのみ発生しますが、アプリケーションの条件は特定できていません。
[対処法]
ディスプレイの電源をオフにして使用されている場合には、オンにして使用してください。ノートPCのディスプレイのカバーを閉じるとディスプレイの電源がオフになる設定の場合には、カバーを閉じない運用にするか、ディスプレイをオフにしない設定に変更してください。
Windows Server 2016で、スタートメニューのアイコンが小さく表示される現象が発生する場合は、OSの不具合により発生している可能性があります。その場合はログオンし直しにより問題が解決することがあります。
リモートPCで表示しているリモートデスクトップクライアントの画面内が、WinShare操作画面では黒く表示されるなど、正しく表示されない場合は、以下のA、Bの何れかまたは両方の対処で改善する場合があります。
A. リモートデスクトップの接続先でのグループポリシー変更
- gpedit.msc を起動します。
- 以下の順番に項目を選択します。
[コンピューターの構成]→[管理テンプレート]→[Windows コンポーネント]
→[リモート デスクトップ サービス]→[リモート デスクトップ セッション ホスト]
→[リモート セッション環境]
- 以下の 2 つの設定を無効にします。
・RemoteApp に高度な RemoteFX グラフィックスを使用する
・リモート デスクトップ接続に WDDM グラフィック ディスプレイ ドライバーを使用する
B. リモートデスクトップの接続先と接続元の端末に最新の累積更新プログラムを適用する。