Windows OS起動時、チーミング設定しているネットワークアダプタ(ポート)がチーミングされず、無効となり通信できない状態が発生した場合は、本ページに掲載している readme.txt に記載されている【適用手順】を参照して、本ページに掲載しているスクリプトをOS起動時に動作するように設定してください。
本処置により、チーミングされたネットワークアダプタが利用可能となるタイミングが OS起動から5分後となります。その処置により、OS起動時のチーミングを確実なものとします。
データベースサーバやオンラインアプリケーションの運用開始は、それ以降に開始されるようにスケジューリングしてください。
【ネットワーク設定変更時の注意事項】
スクリプトファイル(LBFOStart.ps1)を適用している環境で、ネットワーク設定の変更を行う場合は、以下の点に注意が必要です。
- スクリプトを適用した状態では、ネットワーク設定を変更できません。
ネットワーク設定を変更する場合は、事前にスクリプトを無効化する必要があります。
- システムロケールが「日本語(日本)」に設定されている場合、ネットワークの設定を変更するスクリプト(net_config.sh)がエラーとなります。
ネットワーク設定を変更する場合は、システムロケールを「英語(米国)」に戻す必要があります。
以上の点から、ネットワーク設定を変更する場合は、必ず、以下の手順で行ってください。
※以下の手順は、ネットワークアダプタが利用可能となっている状態で行う必要があります。
そのため、OS起動から5分以上経過後に行ってください。
- readme.txt に記載されている「6. アンインストール手順」を行います。
- 本機のインストレーションガイド「3.5.2 システムロケールの変更」を参照し、システムロケールが「日本語(日本)」の場合は、「英語(米国)」に変更します。
- 本機のインストレーションガイド「3.5.1 ネットワークアドレスの変更」を参照し、ネットワークの設定を変更します。
- システムロケールを、変更した場合は、「日本語(日本)」に戻します。
- readme.txt に記載されている【適用手順】を行います。
※システムロケールの変更や戻す方法は、インストレーションガイドの「3.5.2 システムロケールの変更」を参照ください。
【LBFOstart適用時の注意事項】
Windows起動時にタスク(NEC_InitLBFO)が実行された場合、ネットワークアダプタの無効/有効化が行われるため、I/Oモジュールが縮退し、以下のような [アダプタ無効化時] の通報が行われます。
すぐに [アダプタ有効化時] の通報が行われた場合は、特に問題はありません。
[アダプタ無効化時]
ztC EnduranceコンソールのDashboardページ、およびアラートログに下記の通報が表示されます。
- A/3が無効になった際の通知
Network interface IO slot A/3 on IO module A has no link/carrier on port 1
- IO-Bがsimplexになりました。
CRU with device path IO module B simplex
- B/3がsimplexになりました。
CRU with device path IO module B simplex
[アダプタ有効化時]
ztC EnduranceコンソールのDashboardページ、およびアラートログに下記の通報が表示されます。
- A/3が有効になった際の通知
Cleared: Network interface IO slot A/3 on IO module A has no link/carrier on port 1
- IO-Bがsimplexになりました。
Cleared: CRU with device path IO module B simplex
- B/3がsimplexになりました。
Cleared: CRU with device path IO slot B/3 simplex
【LBFOstart適用時の注意事項2】
タスク(NEC_InitLBFO)が実行される環境において、システム起動後10分以内に再起動を実施しないようにお願いします。
実施された場合、ネットワークアダプタが“無効”の状態となり、利用できなくなります。
万一、再起動を実施し、ネットワークアダプタが”無効”となった場合は、お手数をお掛け致しますが、手動でネットワークアダプタの“有効化”を実施願います。