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修正情報・ダウンロード

【ftサーバ/Linux】[RHEL8] GUI環境(X Window)使用時の制限事項について

概要

RHEL8でGUI(X Window)を利用されている環境において、フェイルオーバ時に下記現象が発生する場合があります。

 a. コンソール画面が黒い画面(ブラックアウト)のままとなる。
 b. ディスプレイコントローラが二重化復旧しない。
 c. GUI(X Window)が異常終了する。

上記現象が発生した場合、対処方法に記載の手順を実施していただき、復旧をお願いします。

製品名カテゴリ

Red Hat Enterprise Linux v.8(Express5800/R320h-E4・R320h-M4)

対象製品

品名 Express5800/R320h
リビジョン
対象OS RHEL 8
型番
修正情報

種別

未設定

障害区分

結果異常

障害内容/強化内容

以下の現象が発生する場合があります。

 a. コンソール画面が黒い画面のまま(ブラックアウト)となる。
 b. ディスプレイコントローラが二重化復旧しない。
 c. GUI(X Window)が異常終了する。

また、サーバスイッチユニット(SSU)やコンソールユニットを
使用されている場合、発生する可能性が高くなります。

障害原因/強化理由

RHEL8のOS側(kernelのVT Switching処理)に問題があり、フェイルオーバ発生時の画面切り替え処理が正しく動作しないため、本現象が発生します。

対象機器

Express5800/R320g
Express5800/R320h

適用方法

Linuxサポートサービスとしては、サーバ用途向けとなっており、GUI(X Window)環境での利用は、未サポートとなっています。
そのため、ftサーバとしてもGUI(X Window)環境の利用は、推奨しておりません。

なお、startxコマンド実行で GUI(X Window)環境利用した場合、本現象の発生頻度が高いことを確認しています。
下記コマンドを実行して、graphical.targetをデフォルト設定し、GUI(X Window)環境をご利用願います。

 # systemctl set-default graphical.target
 ※上記コマンド実行後、システムを再起動してください。

万一、本現象が発生した場合は、以下の対処を実施し、復旧をお願いします。

<復旧方法>
 事象a.
  時間経過で復旧します。
  数分(5分程)から数十分(20分程)お待ちください。

 事象b.
  同一ネットワーク上の別端末からSSHなどを使用して
  事象が発生している機器へログインし、下記コマンドを
  実行して osmサービスを再起動してください。

  # systemctl restart osm

 事象c.
  同一ネットワーク上の別端末からSSHなどを使用して
  事象が発生している機器へログインし、下記コマンドを
  実行して gdmサービスを再起動してください。

  # systemctl restart gdm

関連情報

  • コンテンツID: 9010110973
  • 公開日: 2023年12月14日
  • 最終更新日:2024年01月12日
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