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【ftサーバ/Linux】RHEL7.2~7.5の環境でsosreportを実行すると、一時的にリソースの使用率が上昇する問題が発生することがあります。

概要

RHEL7.2~7.5の環境でsosreportを実行すると、一時的にリソースの使用率が上昇する問題が発生することがあります。

製品名カテゴリ

Red Hat Enterprise Linux v.7(Express5800/R320e-E4・R320e-M4)

対象製品

品名 sosreport
リビジョン
対象OS RHEL 7
型番
修正情報

種別

修正情報

障害区分

端末/WS異常

障害内容/強化内容

RHEL7.2~7.5の環境でsosreportを実行すると、一時的にリソースの使用率が上昇する問題が発生することがあります。
この問題が発生した場合は、Memoryエラーが発生し、sosreportの情報採取の一部が失敗し、正しく収集することができません。
CPUやMemoryの使用率が上昇することに伴いswap領域へのアクセス頻度が高くなり、スラッシングが発生します。このため、他プロセスの動作にも影響を及ぼす可能性があります。
この状態はsosreportコマンドが終了するまで数分間程度継続します。(その時間は環境によって異なります。)

対処が必要となる製品がインストールされているかを確認する方法

以下のコマンドを実行して、sosパッケージのバージョンを確認します。
バージョンが 3.2-35 の場合、対処が必要です。

# rpm -q sos
sos-3.2-35.el7.noarch

対処が正しく適用されていることを確認する方法

以下のコマンドを実行して、sosパッケージのバージョンが 3.6-9 になっていることを確認します。

# rpm -q sos
sos-3.6-9.el7.noarch.rpm

対象機器

Express5800/R320e

適用方法

下記のRed Hat 製品エラータを参照して、sos パッケージをアップデートしてください。

 RHEA-2018:3144 - Product Enhancement Advisory
 https://access.redhat.com/errata/RHEA-2018:3144

補足

sosreportコマンドを実行する前に、journal ファイルのサイズを削減(過去ログを削除)することで、本問題の発生を一時的に回避することができます。

例えば、過去の journal ファイルを 100M 以下に削減する場合は以下のように指定します。
詳細は、man journalctl をご参照ください。

<実行コマンド例>

# journalctl --vacuum-size=100M

但し、この方法は一時的な回避策であり、根本的に解決する方法ではありません。
問題を解決するためには、上記の適用方法にしたがって、sosパッケージをアップデートしてください。

関連情報

  • コンテンツID: 9010111049
  • 公開日: 2024年02月05日
  • 最終更新日:2024年02月05日
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