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Express5800/R120k-1M
Express5800/R120k-2M
システムROM U68 v1.44 (07/11/2025)
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【ソ フ ト 名】 Express5800/R120k-1M、Express5800/R120k-2M
システムROM(BIOS)アップデートモジュール
【対 応 機 種】 Express5800/R120k-1M
Express5800/R120k-2M
【対 応 O S 】 Windows Server(R) 2022
Windows Server(R) 2025
【適用方法】 iLO Webインターフェイスによるファームウェアのアップデート
【対象ユーザ 】 下記[アップデート対象ユーザ]参照
【ソフト種別 】 システムROM
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【ソフトの紹介】
この「Express5800/R120k-1M、Express5800/R120k-2M、システムROM(BIOS)
アップデートモジュール(以下「本ソフトウェア」といいます。)」は、
対応機種のシステムROMの機能強化、および問題点を修正します。
重要度:推奨 - なるべく早く、このバージョンを適用することをおすすめします。
注意事項
・なし。
機能強化、および問題点の修正
・Power and Performance OptionsメニューからIntel DMI Link Frequencyオプションを
削除しました。本オプションは本機ではサポートしていません。
・Power and Performance OptionsメニューにCPU C1 Auto Demotionオプション(*1)と
CPU C1 Auto UnDemotionオプション(*2)を追加しました。
(*1) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Power and Performance Options > CPU C1 Auto Demotion
(*2) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Power and Performance Options > CPU C1 Auto Undemotion
・Virtualization OptionsメニューにPre-boot DMA Protectionオプション(*3)を追加
しました。
(*3) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Virtualization Options > Pre-boot DMA Protection
・CPUボード(N8101-1909、N8101-1910、N8101-1912、N8101-1913、N8101-1914、
N8101-1916、N8101-1917、N8101-1918、N8101-1919、N8101-1937)のサポートを追加
しました。
・インテル(R) Xeon(R) 6 プロセッサーのマイクロコードを更新しました。
セキュリティ脆弱性(INTEL-SA-01310、INTEL-SA-01311、INTEL-SA-01313、
INTEL-SA-01367)に対応しました。
・Processor OptionsメニューのIntel(R) Speed Select Technology - Performance
Profileオプション(*4)を不正な値で設定して保存し、再起動した場合、デフォルト
設定に戻らないことがある問題を修正しました。
(*4) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Processor Options
> Intel(R) Speed Select Technology - Performance Profile
・システムが高負荷になっている場合、OS上のシステム時刻が遅延することがある問題
を修正しました。
・IPMIタイムアウトによりDC-OFF/ONを伴うシステムのパワーサイクルを実行した
場合、正しく動作するように修正しました。
・USBマウスが接続されている状態で電源投入した場合、訂正不能なマシンチェック例外
(UMCE)が発生することがある問題を修正しました。
・Network Boot OptionメニューのNetwork Boot Retry Countオプション(*5)の設定が
正しく機能しないことがある問題を修正しました。
(*5) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Network Boot Option > Network Boot Retry Count
・システムユーティリティのPCI Device InformationメニューのOCPアダプターの
Negotiated Link Widthが正しく表示されないことがある問題を修正しました。
・Power Regulatorオプション(*6)をOS Control Modeに設定した場合、「Failed to set
power regulator settings」イベントが発生することがある問題を修正しました。
(*6) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Power and Performance Options > Power Regulator
≪本ソフトウェアに含まれるプログラムとデータ≫
本ソフトウェアには、以下のプログラムとデータが含まれています。
本ソフトウェアを実行する環境に合わせて、お使いください。
a) iLO Webインターフェイス用ROMフラッシュファームウェアパッケージ
firmware\OEM.U68_1.44_07_11_2025.fwpkg
【アップデート対象ユーザ】
下記の機種とシステムROMバージョンをお使いのお客様が対象になります。
・対象機種
1. Express5800/R120k-1M
2. Express5800/R120k-2M
・対象バージョン
・U68 v1.40 (05/22/2025)
注) 上記より新しいバージョンをお使いの場合、本ソフトウェアでアップデート
されるシステムROMと同等の機能、および修正が既に適用されています。
新たにアップデートする必要はありません。
システムROMのバージョンは、以下の手順で確認することができます。
任意の手順を選択して、アップデートの前後でバージョンをご確認ください。
≪システムユーティリティ≫
以下の手順でシステムROMのバージョンと日付が確認できます。
(1) 装置の電源を入れます。ディスプレイ画面にPOST(Power On Self-Test)の実
行内容が表示されます。しばらくすると、以下のメッセージが表示されます。
メッセージに従い<F9>キーを押して、システムユーティリティを起動します。
[F9] System Utilities
(2) システムユーティリティが起動した後、「System Information」を選択します。
(3) 「Firmware Information」を選択します。
(4) 画面に各ファームウェアのバージョンが表示されます。「System ROM」項から
バージョンと日付を確認します。
注) システムROMのバージョンを確認した後、<ESC>キーを押す、または「Exit」を
選択して、システムユーティリティを終了してください。
注) システムユーティリティの使用方法の詳細は、メンテナンスガイドの「便利な
機能」「1. システムユーティリティ」を参照してください。
≪Windows(R) OS≫
以下の手順でシステムROMの日付が確認できます。
(1) <Windows>キーを押しながら<R>キーを押します。
(2)「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスで、「msinfo32」を入力して
「OK」をクリックします。
(3) 「システム情報」が起動した後、「システムの要約」を選択します。
(4) BIOSバージョン/日付 の項目から、システムROMの日付を確認します。
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システムROMアップデート手順
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1. iLO Webインターフェイス用ROMフラッシュファームウェアパッケージ(*.fwpkg)の
準備
(1) 対象装置のiLO Webインターフェイスにログインできる装置に「a) iLO Webイン
ターフェイス用ROMフラッシュファームウェアパッケージ」をコピーします。
2. システムROMのアップデート手順
(1) Webブラウザを起動して、アップデート権限(Configure iLO Settings)を持つ
アカウントで対象装置のiLO Web インターフェイス にログインします。
(2) 左側のメニューから「Firmware」タブを選択します。
(3) 右側に表示される「Update Firmware」を選択します。
(4) 上記でコピーしたiLO Webインターフェイス用ROMフラッシュファームウェア
パッケージ(*.fwpkg)を選択します。
(5)「Update」ボタンを押します。アップデートが開始されます。
(6) アップデートが進行します。「Firmware Update Completed.」が表示される
まで待ちます。
(7) 対象装置を再起動します。
(8) 再起動後、アップデートしたシステムROMが有効になります。
以上でシステムROMのアップデートは完了です。
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注意事項
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≪共通の注意事項≫
・本ソフトウェアの使用条件について、license_ja.txtを参照してください。
・Windows(R) BitLocker(TM)機能を有効にしている場合、一旦無効にしてから本ソフト
ウェアを実行してください。アップデートが完了した後、再度有効にしてください。
無効にせずアップデートした場合、コンピュータ起動時に「回復パスワード」が必要
になることがあります。
・最新のStarter Packを適用して、ファームウェア、ドライバ、管理用ソフトウェアを
アップデートすることを推奨しています。Starter Packは以下のサイトからダウン
ロードしてください。
NECサポートポータル
https://www.support.nec.co.jp/
(サイト上部の「NECサポートポータル内検索」に「Starter Pack」を入力して検索)
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【改版履歴】
バージョン: v1.44 (07/11/2025)
重要度:推奨 - なるべく早く、このバージョンを適用することをおすすめします。
注意事項
・なし。
機能強化、および問題点の修正
・Power and Performance OptionsメニューからIntel DMI Link Frequencyオプションを
削除しました。本オプションは本機ではサポートしていません。
・Power and Performance OptionsメニューにCPU C1 Auto Demotionオプション(*1)と
CPU C1 Auto UnDemotionオプション(*2)を追加しました。
(*1) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Power and Performance Options > CPU C1 Auto Demotion
(*2) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Power and Performance Options > CPU C1 Auto Undemotion
・Virtualization OptionsメニューにPre-boot DMA Protectionオプション(*3)を追加
しました。
(*3) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Virtualization Options > Pre-boot DMA Protection
・CPUボード(N8101-1909、N8101-1910、N8101-1912、N8101-1913、N8101-1914、
N8101-1916、N8101-1917、N8101-1918、N8101-1919、N8101-1937)のサポートを追加
しました。
・インテル(R) Xeon(R) 6 プロセッサーのマイクロコードを更新しました。
セキュリティ脆弱性(INTEL-SA-01310、INTEL-SA-01311、INTEL-SA-01313、
INTEL-SA-01367)に対応しました。
・Processor OptionsメニューのIntel(R) Speed Select Technology - Performance
Profileオプション(*4)を不正な値で設定して保存し、再起動した場合、デフォルト
設定に戻らないことがある問題を修正しました。
(*4) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Processor Options
> Intel(R) Speed Select Technology - Performance Profile
・システムが高負荷になっている場合、OS上のシステム時刻が遅延することがある問題
を修正しました。
・IPMIタイムアウトによりDC-OFF/ONを伴うシステムのパワーサイクルを実行した
場合、正しく動作するように修正しました。
・USBマウスが接続されている状態で電源投入した場合、訂正不能なマシンチェック例外
(UMCE)が発生することがある問題を修正しました。
・Network Boot OptionメニューのNetwork Boot Retry Countオプション(*5)の設定が
正しく機能しないことがある問題を修正しました。
(*5) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Network Boot Option > Network Boot Retry Count
・システムユーティリティのPCI Device Informationメニューにて、OCPアダプターの
Negotiated Link Widthが正しく表示されないことがある問題を修正しました。
・Power Regulatorオプション(*6)をOS Control Modeに設定した場合、「Failed to set
power regulator settings」イベントが発生することがある問題を修正しました。
(*6) System Configuration > BIOS/Platform Configuration(RBSU)
> Power and Performance Options > Power Regulator
バージョン: v1.40 (05/22/2025)
・初版。
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【商標および著作権】
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その他、各製品は各社の著作物です。
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