C ドライブの空き容量が不足しており、C ドライブにメモリダンプの採取に必要なサイズ 「物理メモリ+ 300MB (または400MB
※1) 以上」 のページングファイルを確保できません。別のドライブにページングファイルを設定しても、メモリダンプを採取することが可能でしょうか。
<重要>
後述のCドライブ以外にページングファイルを設定する手順は、ft制御ソフトウェアのバージョンが 12.x.xxxx までのときに実施可能です。
ft制御ソフトウェアのバージョンが 13.x.xxxx 以降の環境でCドライブ以外にページングファイルを設定した場合は、メモリダンプ採取時にシステムドライブが破壊される可能性があるため、設定しないでください。
Windows Server 2008 R2 以降であれば、C ドライブにメモリダンプ採取が可能なサイズ(
※1)のページングファイルを確保できない場合は、別ドライブにページングファイルを設定して、メモリダンプを採取することが可能です。
※1
:OS 毎の、メモリダンプ採取に必要となるページングファイルのサイズ
Windows Server 2008 (R2を含む) の場合には、物理メモリ+ 300MB以上
Windows Server 2012 (R2を含む) の場合には、物理メモリ+ 400MB以上
ただし、下記の<設定方法>にて説明しておりますように、設定や制限が複雑なことや、ダイナミックディスク上のページングファイルではメモリダンプが採取できないなどの理由から、基本的には、C ドライブにメモリダンプ採取に必要なページングファイルサイズを設定いただくことを推奨しています。
別ドライブにページングファイルを設定する場合、上記リスクおよび下記の<留意点>をご確認いただいた上で、本番環境と同じ環境で十分に検証していただきますようお願いします。
<設定方法>
ドライブ文字 C、D、E … の順で、最初のドライブに存在するページングファイルがメモリダンプの採取に使用されます。ページングファイルを設定するドライブより前のドライブでは、[ページング ファイルなし] を設定してください。
システムドライブが C ドライブの場合において、正しい設定例と誤った設定例を示します。
<留意点>
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ftサーバ(機種が Express5800/R320a ~ R320g、かつ、OS が Windows Server 2008 以降のモデル)では、出荷時に Dedicated Dump File 機能の設定をしております。
Dedicated Dump File 機能が設定されていると、メモリダンプの採取時に、ページングファイルではなく DedicatedDumpFile で指定した領域が使用されます。
下記コンテンツにて詳細な内容を説明しておりますので、ご参照のうえ、必要に応じて DedicatedDumpFile設定を解除するか、または、設定を変更してください。
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ダイナミックディスク上のページングファイルを使用してメモリダンプを採取することはできません。
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メモリダンプ採取に使用するページングファイルが SAN (Storage Area Network) 上にあり、マルチパス接続などの場合には、使用上の制限によりメモリダンプが採取されない場合があります。