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Windows Server 2019 について
Windows Server 2016 からさらに、ハイブリッド、セキュリティ、アプリケーション プラットフォーム、ハイパーコンバージド インフラストラクチャ (HCI) など多数の機能が強化されています。
本サイトでは、Express5800シリーズにおける Windows Server 2019 に関する情報を紹介します。
Windows Server 2019 の詳細は、下記Webサイトを参照してください。
Express5800シリーズにおけるサポート状況
下記「対応モデル」に記載したモデル及び「対応モデル」より新しいモデルで、Windows Server 2019 をご使用いただけます。
※「対応モデル」より新しいモデルは、Windows Server 2019 に標準対応しています。
OSのエディション・バージョン
- 「対応モデル」でサポートするエディションは次のとおりです。
- Windows Server 2019 Standard
- Windows Server 2019 Datacenter
- Windows Server 2019 Essentials (プリインストールモデル(専用型番)のみ対応)
- Express5800シリーズでは、Windows Server 長期サービス チャネル(LTSC)のみをサポートしています。
Windows Server 長期サービス チャネル(LTSC)については、下記Webサイトを参照してください。
対応モデルをご購入のお客様
Windows Server 2019 をご使用いただくためには、「Windows Server 2019 サポートキット」が必要です。「Windows Server 2019 サポートキット」は、Express5800シリーズのサーバーで Windows Server 2019 をご使用いただくときに必要なマニュアル、ドライバー、およびソフトウェアの総称です。(以降 サポートキット とします。)
以下のインストール作業に関する注意事項を確認の上、各該当するモデルの サポートキット を適用してください。サポートキット は各モデルで異なります。「対応モデル」一覧から該当するモデル名を選択してください。
Windows Server 2019 インストール作業に関する注意事項
- Windows Server 2019 のインストールに関して
- 本サイトでご紹介する各モデルの サポートキット でご案内している Starter Pack は、Microsoft社が提供している評価版OSへの適用はサポートしていません。
- Windows Server 2019 をインストールする際は、「インストール補足説明書」または「インストレーションガイド」を参照して、事前にインストール手順を確認してください。
- 使用するオプション製品が Windows Server 2019 に対応しているか、該当するモデルのシステム構成ガイドで確認してください。
- Windows Server 2019 をインストールする前に必要な作業
- RAIDシステムを構築するときは、事前に論理ドライブを構築してください。論理ドライブの作成手順は、各モデルのユーザーズガイド等を確認してください。
- RDXなどの周辺機器が接続されている場合は、装置本体との接続を外すか、または、周辺機器によっては休止状態にしてください。取り付け、取り外し方法については、各モデルのユーザーズガイド等を確認してください。
- UPS装置が接続されている場合は、装置本体との接続を外してください。取り付け、取り外し方法については、各モデルのユーザーズガイド等を確認してください。
対応モデル
ラックサーバ
タワーサーバ
エントリモデル
モジュラーサーバ
※一部のドライバーについて、デバイスベンダーによるバイナリ修正が行われない可能性がありますので、ご了承ください。
ソフトウェア対応
NEC製の主なソフトウェアの対応は、「各ソフトウェア製品のWebページ」を参照してください。
Windows Server 2019 Hyper-V
Windows Server 2019 Hyper-Vに関するサポート情報は、「Windows Server 2019 Hyper-Vのサポートについて」を参照してください。
Windows Admin Center
Windows Admin Centerに関するサポート情報は、「Windows Admin Centerサポート情報」を参照してください。
英語版について
英語版の Windows Server 2019 を使用する際は、「Windows Server 2019 英語版 のサポートについて」をご確認ください。
技術情報
NICチーミング(LBFO)
NICチーミングの設定、注意、および制限事項は、以下の手順書をご確認ください。
Windows Server Failover Clustering
Windows Server Failover Clustering の設定は、以下のガイドをご参照ください。
注意制限事項
各モデル固有の注意制限事項につきましては、該当するモデルのサポートキットをご確認ください。
注意事項
- Express5800シリーズでは、Nano Serverインストールオプションをサポートしていません。
- Wake On LANは、標準装備のネットワークアダプターのみサポートしています。
- オフラインの状態のとき、一部機能のヘルプを選択すると、"このms-contact-supportを開くには新しいアプリが必要です"と表示され、ヘルプが表示されないことがあります。
ヘルプを確認するときは、別途インターネットに接続されている環境から参照してください。
- ReFS(Resilient File System)に関するMicrosoft社のサポート方針が変更されました。
詳細は、「ReFS サポート情報」を参照してください。
- Server Core 使用時の注意事項
- ESMPRO/ServerAgentService を Server Core 上で使用するときは、「ESMPRO/ServerAgentService Ver.2.1インストレーションガイド(Windows編)」に記載の注意事項を確認してください。
- ESMPRO/ServerManager は、Server Core 上では使用できません。
- BitLocker 使用時の注意事項
- 回復パスワードがない場合、OSが起動不可になり、BitLocker で暗号化したパーティションに二度とアクセスできません。必ず、BitLocker を使用するサーバー以外の安全な場所に回復パスワードを保管してください。詳細は、該当するモデルの「Windows Server 2019 インストール補足説明書」または「Windows Server 2019 インストレーションガイド」を参照してください。
- BitLocker で暗号化したパーティションにOSを再インストールするときは、あらかじめ BitLocker で暗号化したパーティションを削除してください。
- Windows Server 2019 Essentials プリインストールモデル使用時の注意事項
- 従来のEssentialsエディションで標準インストールされていた、ダッシュボードをはじめとする「Essentialsエクスペリエンス」の役割に相当する機能が、Windows Server 2019 Essentials では非搭載となります。
- 従来のEssentialsエディションではActive Directoryドメインサービス(AD DS)が自動構成されていましたが、Windows Server 2019 Essentials では利用者が構成(設定)する必要があります。
なお、AD DSの設定をしない場合、30日経過後に自動的にサーバがシャットダウンされます。
AD DSの設定方法などライセンス条項を満たすための設定については、下記Webサイトを参照してください。
- OEM版 Windows Server 2019 Remote Desktop Services CAL(RDS CAL)を旧バージョンOSに適用する際、プロダクトキーの入力に失敗します。
その為、Microsoft社への電話による認証手続きが必要です。
【弊社対象製品】
- UL1905-021~024、-H021~H024、-J021~J024、-031~034、-H031~H034、-J031~J034 Windows Server 2019 RDS CAL
【発生する事象】
- 旧バージョンOSで構築されたライセンスサーバーに、製品添付のプロダクトキーを入力すると拒否される。
【対処方法】
- Microsoft社クリアリングハウス(ライセンス認証窓口)に電話し、オペレーターに繋いで、「NEC OEM版 RDS CALのプロダクトキーが登録できない」と説明してください。[電話番号:0120-801-732]
- ディスクのクリーンアップタスク(SilentCleanup)により、%TEMP%フォルダー配下が削除されてしまうことがあります。
詳細は、Microsoft社のKB4506040を参照してください。
【回避策】
- 回避策1:タスクの削除対象から%TEMP%フォルダーを外す
- 回避策2:削除までの猶予期間(既定値:7日間)を延ばす
- クラスターセットを日本語環境で使用する場合、仮想マシンをクラスターセットに正常に登録できない問題があります。
【回避策】
- 仮想マシンのクラスターリソース(※)の名称を英語表記に変更する。
(※) 仮想マシンリソースと仮想マシン構成リソース
- 「Windows セキュリティ」画面を表示しない場合があります。
詳細は、「Windows OS:「Windows セキュリティ」画面を表示しない。」を参照してください。
制限事項
- 記憶域スペースダイレクト(Storage Spaces Direct, S2D)のNested Resiliency機能は現時点で非サポートです。
- 記憶域スペース(Storage Spaces)は非サポートです。
- Hyper-V を有効化した Windows Server 2019 が稼働するホストコンピューターにおいて、「完全メモリ ダンプ」を採取しようとしたときに、ダンプの採取がすすまなくなり、結果としてダンプが採取できないことがあります。
【対処方法】
- ディスクのクリーンアップタスク(SilentCleanup)により、メモリダンプが削除されてしまうことがあります。
【対処方法】
ディスクのクリーンアップタスク(SilentCleanup)には、本事象とは別の問題がありますので、こちらの注意事項を参照してください。
- Stopエラーや強制電源オフ等による予期しないシャットダウンが発生しても、イベントログ(ソース:EventLog、イベントID:6008)が記録されません。
【対処方法】
以下のいずれかの対処方法を実施してください。
- 「Windows Server 2019 インストール補足説明書」または「Windows Server 2019 インストレーションガイド」に記載の"Windowsのインストール"手順に従い、固定タイムスタンプを有効にします。
- 本事象は Windows Server 2019 の累積更新プログラムで修正されています。
KB4490481以降の累積更新プログラムを適用してください。
最新の累積更新プログラムについては、Windows 10 および Windows Server 2019 の更新履歴を参照してください。
- 32コア(物理コア)を超えるプロセッサを搭載している場合、システム情報(Msinfo32.exe)ツールとタスクマネージャーの[パフォーマンス]タブに、プロセッサのソケット数やコア数、L1キャッシュとL2キャッシュのサイズが正しく表示さません。
詳細は、こちらを参照してください。
【対処方法】
※商標および著作権
- Microsoft、Windows、Windows Server、Hyper-V は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
- その他、本サイトに記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。