1. 現象
以下の2つの現象が発生します。
(1) iSMCLIのiSMcfg pathswitch -check コマンドでSolarisの業務サーバとディスクアレイ間のパスを
確認するとき、以下のメッセージが表示されパスが冗長であることが認識されません。
sysadmin@diskarray1-1# iSMcfg pathswitch -check
iSM31176:[ pathswitch ]Server xxxx doesn't have a redundant path.
iSM31000:[ pathswitch ]Command has completed successfully.
ExitStatus:0
(2) WebGUIのアップデート画面でI/Oパス冗長状態に「非冗長パスあり」、内容確認画面のI/Oパス冗長状態に
「非冗長」と表示され、パスが冗長であると認識されません。
2.発生条件
以下の条件をすべて満たす場合に発生します。
・業務サーバのOSがSolaris 11である
・ディスクアレイと業務サーバがFC接続であり、パスが冗長化されている
・Solaris I/O マルチパス (MPxIO)を使用している
3.対策
3.1 根本対策
発生条件に該当する場合、
関連情報(コンテンツID:9010102856)に掲載している
アップデートモジュールを適用してください。
3.2 回避策
Solaris11にてMPxIOのマルチパスを有効にする場合、以下の手順を実施してください。
(1) /kernel/drv/fp.conf を開いて mpxio-disable="no"; に変更する。
(2) stmsbootコマンドでMPxIOのマルチパスを有効にする。
(3) コマンド「/etc/init.d/iSMHostRegisterService restart」を実行する。
また上記を実施後にMPxIOのマルチパスを無効に戻す場合、以下の手順を実施してください。
(1) /kernel/drv/fp.conf を開いて mpxio-disable="yes"; に変更する。
(2) stmsbootコマンドでMPxIOのマルチパスを無効にする。
(3) コマンド「/etc/init.d/iSMHostRegisterService restart」を実行する。
4.同時に解決される問題
本アップデートモジュールを適用することにより、以下の問題も同時に修正されます。
そのため、以下のアップデートモジュールを別途適用する必要はありません。
発行番号:ISMS-CCS-08100036 (2013-05-20)
※関連情報に上記発行番号へのリンクがあります。